その後を生きる、矢川冬の場合

実父からの性虐待サバイバー。「もう、沈黙はしない‥性虐待トラウマを超えて」出版。社会福祉士。家父長制絶対ダメ。HSPシニア独り暮らし。性虐待を事由に明記し戸籍名変更。女性無料シェアハウス運営。趣味はどけち節約と終活と防災サバイバル

栗原心愛(みあ)さんを悼む。公的機関に虐待被害経験のある職員を採用しよう。

2019年1月24日、栗原心愛(みあ)さんが父親の勇一郎に殺された。母親のなぎさも共謀したとして逮捕された。

 

遅い。もう遅い。

 

心愛さんは死んでしまった。殺すなら心愛という名前をなぜ付けた?

 

 

 

学校が下手にアンケートなどとるから、心を許してしまった。信じて打ち明けたのに、学校も教育委員会児童相談所も加害者側についたのだ。

 

心愛さんは父親の待つ拷問部屋に専門家の手で戻された時、凍り付いて絶望したに違いない。父親と専門家は異口同音に「家にかえれるね。お父さんは何もしていないよね」と心愛さんにしつこくしつこく言ったのだ。取調室で自白を強要するように。心愛さんは、朦朧とし苦しくて怖くて「はい」と言ってしまった。そして拷問部屋へ連れ込まれた、専門家の手で。父親は拷問目的で、会社から2日間の休暇を取った。はらわたが煮えくりかえっていたに違いない。

 

心愛さんの死亡原因が特定できないという。死亡原因はかかわった大人全員に見捨てられ、生きる気力を失った、それが原因です。

 

そして、専門家と称される人間たちは父親勇一郎の凶暴な性格を目の当たりに見ていたはずだ。自分たちが怒鳴られなくなるなら、少女一人の命などどうでもよいと考えたのだ。いや、言語化すらしていなかったかもしれない。ただぼんやりと仕事をして定時に帰ることだけを考えていたのかもしれない。

 

この事件のどうにもやりきれない辛い部分は、ここなのだ。最初から誰も相手にしてくれないほうが良かった。

 

50年前、私の子ども時代の虐待は誰も気にすることはなかった。だから、自分ひとりで密かに策を練り、逃げ出すことができた。あの時、中途半端に生ぬるい同情をする人間がいたら、私は力をそがれてしまったろう。

私は父親と母親がしている虐待を隠しとおした。なぜなら、人に言った場合の親からの報復を恐れたからだ。メンツを潰された親が子どもに報復するのは当たり前だと分かっていたからだ。

 

現在は、「虐待されたら人に話しましょう」というスローガンは確かに浸透し、それで救われている子どももいるのも確かだ。救われている場合は、子どもが自ら警察に駆け込み、親と断絶する強い意志がある場合が多い。気の弱い子ども、優しい子どもはそうはいかないのだ。専門職ならそんなこと分からずにどうするのだ。

 

 

 

専門機関と言われる場所で働く専門職と言われる人間たちは、聞いて聞かぬふり、見て見ぬふりをしたのだ。

 

それなら母親同様、その罪は共謀罪だ。

学校の校長、担任、教育委員会の委員長、児童相談所の所長は逮捕されるべきだ。

 

 

そして、被害者の置かれている状況を熟知して判断できる能力を持った職員を配置できなかった国の責任を問う。私の経験してきた専門職の世界も素人集団だった。そのことは本の中でも書いているし、事あるごとに語ってきたが生ぬるかったのだな。

 

 

まだましだと思われる児童養護施設においても、職員は保育士か社会福祉士などの資格を持っているだけ。資格を持っているだけでは不十分だ。以前にも書いたが、その人間的資質だけが子どもを救うのだ。

 

児童相談所は早急に公務員の持ち回りを止めよ。水道整備をしていた部署から児童相談所に移動させるのは止めよ。

 

職員が足りないというなら、虐待された経験がありながら持ちこたえて社会活動をしている人間を採用しろ。水道局よりよっぽどましだ。

 

ずいぶん前から(私が自分の体験を隠し児童養護施設に勤務していた頃)、児童養護施設などの公的施設に、虐待の体験者を職員として採用しないという方針があった。子どものケアに適性のある職員は、親子関係が豊かな円満な家庭環境で育った人間であるとされた。

 

しかし、苦労を知らないそれら若い職員が、子どもの闇の世界を理解するのはとても時間がかかるだろう。愛情豊かだからこそ知りたいと勉強しても実感の伴わない机上の空論、自分の育った環境の上に立った生ぬるい理想論になるかもしれない。

 

また、やる気のない職員は、そもそも勉強などしない。子どもの闇は闇のまま抑えつけてお終いになるのだ。今回の児童相談所がその例だ。

 

 

 

私は被害体験がありながら社会福祉士資格も有しているが、愛と福祉的資質に欠けると自認している。だからこそ、分からないと思うからこそ子どもの心の声に耳を傾けた。

 

1990年の東京の子どもの虐待防止シンポジウムで、私が精神科医に暴言を受けたときにも、会の終わりに100人の専門職の前で「被害者としてこれからの子どもの虐待防止対策に何を望むか」と聞かれ、私は「愛です」と答えた。会場のあちこちから失笑のようなものが聞こえた。

 

 

その体質こそが、今回の心愛さんの死を招いたのだ。

なぜ、分からない?

 

 

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都道府県立図書館に「もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて」を寄贈する

 

 

私の夢🌷は

自分の本が全国の図書館に置かれて、虐待を受けている少女が手に取ることでした。そ して私は少女のためにシェルターを買ったり運営したりすることに、虐待を受けてからの55年の全人生をかけてきました。私の本でシェルターの存在を知った少女が連絡してきてくれることを願って。。。 

 

本のなかでも、アマゾンの解説でも、私は性虐待の体験を書いた私の本が日本中の図書館に置かれるのが夢だと書いていました。。。🌷

  

語ってきました。。。。。🌷 

 

そして、ブログの読者さんにも友人にも、私の「もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて」という本を図書館に注文してほしいとお願いしてきました。。。🌷

  

だから、友人や読者さんの何人かが図書館に注文票を出してくれました!

 

 

 

ところが、図書館はアマゾンから本を買えないのです!

ガ~~ン!! 👿

 

 

 

注文を出したのに図書館からキャンセルにされたと連絡をくれた人から詳しい話を聞きました。 

 

図書館は本を注文し送ってもらってから決済するのだそうです。一方、アマゾンは先払いで商品を売るのだそうです。つまり、両者は折り合いがつかないのです。そして私の「もう、沈黙はしない」はアマゾンPOD出版なのでアマゾンでしか買えないのです。。。

 

  

とにかく盲点でした。不覚でした。 (/_;)

 

 

POD出版だからというのではありません。図書館は先払いを要求するところからは商業出版であれ、自費出版であれ、POD出版であれ買えないのです。

(ネックは書店流通しているかどうかでした)

 

( 後で調べたところ、インプレスR&D社に私が利用した「著者向けPOD出版サービス」とはちがう「出版ブランド開設サービス」と言う契約の形があって、それだと三省堂ジュンク堂などで流通できるようですが、どっちみち私には「出版ブランド開設サービス」はハードルが高すぎてとても無理でした。できる方はそちらを試してみられるのも良いかと思います。図書館で購入してもらいたい気持ちがあるなら、そちらの契約を選ぶべきだったのです。)ただしそれでも、日本の全図書館を網羅することは不可能なのでした。

 

 

 

そこで、私は決心しました!!!👀🐗

 

 

 

2019年アワードが終了する4月から、

都立、道立、府立、県立図書館に1冊ずつ寄贈を開始します🐗

 

 

人口の絶対数が多い都道府県からスタートします。そして寄贈が終わった都道府県をこのプログで1か月ごとにお知らせします。

1か月に5冊ずつぐらいしかできませんが、全国に50数か所ある都道府県立図書館を網羅するのに1年もあれば終わります。2019年4月~2020年3月の予定で動きます。

 

この件をよくよく考えてみました。私の「全国の図書館に私の本を置きたい」という夢は、全国に3000か所以上ある図書館全部を漠然とイメージしたのでしたが、ミリオンセラーでもなければ当然不可能なのです。心優しい読者の方たちが何人いらっしゃるか考えただけでも分ることでした。。

 

だから、今回わたしが思いついた都道府県立図書館に置くという案は、「夢」を実現したも同然のグッドアイデアではないかと気づいたのです。💡❣

不幸中の幸いとはこのこと。

  

市民が近くの図書館から予約票を出すと、図書館は都道府県単位で近くの図書館も検索するそうです。都立、道立、府立、県立図書館に1冊あれば、取り寄せてくれます。家の近くの小さな図書館に行って注文票をだせば、「もう、沈黙はしない..性虐待トラウマを超えて」を図書館で借りることができるようになります。

🐓📚ナント!スバラシイ!  

 

  

国会図書館にはPOD出版社インプレスR&Dの国会図書館寄贈オプション(2000円)があったので、早々に寄贈していました。門外不出の図書館ですから外部に貸し出しはしません。近くにお住いの方は館内でどうぞ。

最近はネット閲覧もできるようになってるみたいでやってみましたが、私の本はネット閲覧不可になっていました。(アブナイ本だからではなく、ほとんどはそうなのです、念のため) 

 

 

最後にこの図書館収蔵の件を取り上げてくださった

わっとさん のブログ

www.watto.nagoya

 
kame710 さんのコメント:

先日、より多くの方の目に触れてほしいし、ワットさんのように地元の図書館にないので購入希望をしました。案の定、(規定で)ネット購入はできないとのことだったので「じゃあ、全国の図書館であるところから…」と言うと、探してくれて後に連絡がありました。岡山県の図書館らしいのですが、私は購入してくれないなら自分で買うのでもういいと答え、一応、他の図書館の蔵書状況を調べてくれたので引きさがりましたが、図書館により、またそこの職員さんの「対応力」というか、見識の広さ・深さで差があるんだなあと感じました。

 

 以上をお借りして、

ご尽力くださったおふたりに、ここでお詫びとお礼を申し上げます。いつも支えてくださって有難うございます。これからも、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

                               矢川冬

 

 

 

 

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「もう、沈黙はしない」の進捗状況報告 (ネクパブ2019アワードにエントリー中)

6月25日にアマゾンPOD(プリント・オン・デマンド)で出版した私の本「もう、沈黙はしないー性虐待トラウマを超えて」は、皆様の暖かいご協力を頂き、現在じりじりと入賞に近づいています(多分)。

 

今日、主催者の「ネクストパブリッシング」という会社のメルマガが届き、「エントリー作品」を閲覧したところ、昨日までだったカスタマーレビューがになっていました❣!

 

 

 

 

 (((o(*゚▽゚*)o))) 皆様のおかげですう~~。

  

 

 

 

入賞の基準は3つあります。①本の販売数、②本が継続して売れている週の数、③カスタマーレビュー数。それぞれ、金、銀、銅、無と評価されます。

 

私は今日現在、

①販売数→、②継続週→、③カスタマレビュー数→

 

全応募作品120作品ほどの中で、同じようなメダルの方が12,3人いらっしゃるのですが、審査員の方の福祉的視点を期待するならば、審査員特別賞に入賞も大いに可能性はあるのではないかと思うのです。。希望的観測。。

 

 

もしかしたら。。。10万円頂けるかもです。。。希望的観測

 

 

 

レビュー数が頼りです。

あと5名くらいの方が書いてくださると、カスタマレビューのになる気がします。絶対とは言えませんけど。

 

まだレビューなさっていない方々、

 

よろしく、よろしくお願い致します。m(__)m

 

 

 

 

 

 

 

 

歳が明けてから、ずっとうつ症状が出ていて、寝たり起きたり、寝たりの心が晴れない日々でしたが、カスタマーレビューが

を頂いて、明るさが戻っています。(*^^)v

この単純さは、もしかしたら欝ではなく単に心が弱いせいかもしれません。

 

 

 

 

 ━━━━━━━━

まだまだ欝の原因はあるのです、それは私があまりにもITの知識がないため。

 

①アマゾンサイトの使い方が私も友人も良く分からなくて、せっかく書いた友人のレビューが削除されてしまいました(/_;)。これが今一番の悔やんでいることです。アマゾンさんになにか誤解されたかもしれないのです。( ;∀;)せつない。

 

友人の暖かい気持ちを無駄にしてはいけないので、

アマゾンカスタマーさんにメールで誤解を解いてくれるよう切にお願いしていますが、まだお返事がありません。(;O;)あああ~

 

ツイッターのアカウントをつくったはいいが、自分からどうやってツイートしたらよいか分からないです。フォローといいねはできるのですが。ツイッターのお返事できなくてごめんなさい、悪意はないのです。(:_;)

 

エトセトラ。年齢のせいにはしたくないが、やはり否めない66歳かも。

(:_;)はあ~~~。

 

 

 

 

 ━━━━━━━━

シェアハウスの住人(台湾人青年とその子ども)をシェルターに呼んでお茶して、寄付してもらったズボンと上着が似合いそうなのであげました。思いのほか喜んでくれたので良かったです。去年してもらえなかったシェアハウスのほうの雪かきと雑草取りも、今年はしますと快く理解してもらえてほっとしています。段ボールが散乱しているのを片づけてほしいとも言えました。(快挙)

 

 

本当に小心者で、クレームにならないかドキドキしながらお願いしました。だめですねえ、こんなんでお世話なんかできるのでしょうか。精進、精進。

 

 

 

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性的虐待サバイバー、泣き寝入りはもう絶対しないぞ。

🌸新年そうそう、1月3日、またショックなことがありました。去年「警察に通報する」と宣言したことで終焉したと思っていた、オヤジのエサ撒きが再開したのです。

 

 

Σ( ̄□ ̄|||)     なぜ????   あんなに言ったのに~~~???

 

 

 

3日の夕方シェルターに行きました。玄関前の階段に今度は皿に入っていない猫のエサがひとつかみこんもりと置いてあります!!!ギョギョー!!!

 

 

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玄関前にまかれた猫のエサ

 

 

ぞっとするとともに、血がかーっと頭に登りました。普段は短気な自分を十分知っている私はおさえつつ生活していますが、この時ばかりは瞬間湯沸かし器状態になりました。すぐに最寄りの交番に電話しました。

 

警察が来るまでに、向こう三軒両隣の家のチャイムを鳴らし、警察が来る理由を話しました。皆さん、話を聞いて出てきてくれました。まずはその電気屋Kを私に紹介したSさん。「柿の木を切るのは紹介したけど、猫のエサを撒くことまでは私は分からない」。まあ。そうでしょうね。何もSさんを責めているわけではありませんよ。

 

次に何年か前の班長Iさん、そしてIさんは「猫のエサだとしたら、電気屋Kと親しいHさんに聞いてみるといい」と言うことで、Hさんの家まで一緒に行ってくれました。3軒しか離れていませんでした。

 

 

Hさんは「電気屋Kはうちの裏庭のエサ皿に毎日エサを入れに来る。それは、Kが2匹飼っている縄張り争いに負けたほうの猫の居場所が欲しいというので、嫌だったけど許可していた」と打ち明けてくれました。後日確認すると、なるほどHさんの庭の裏の室外機の横に見慣れた緑のエサ皿がありました。

 

 

Iさんはそれを知っていて、しれっと案内してくれたのでしょう。高齢者の知恵恐るべし。。。

 

 

Hさんは、すでに駆け付けていたデカくて若い警察官とともにシェルターに置かれた猫のエサを確認して、「ココとウチは違うと、私からKにはっきり言います!」ときっぱり宣言してくれました。私は、これを機会にどうぞよろしくと挨拶しました。Hさんも、いつでもいらしてくださいと言って帰っていきました。

 

若いデカい警察官は、「自分の妻も猫アレルギーで隣の家の猫に悩んでます。」と、私が湿疹に半年苦しんだことに共感してくれました。しかし、電気屋Kに警察として警告なりだすのは気が進まない(面倒くさい)様子でした。

 

本署からパトカーはいつでも出しますから、今日のところは様子を見ましょうと優しいふりして、事なかれ主義ってやつです。。。。外でお巡りさんと話しているとき、ちょうど電気屋Kの妻が車で通りかかり、「来る、来る」という私のささやきに、お巡りさんはバイクの白い箱に書いてる「〇〇警察」という文字を懐中電灯で何気に照らして妻に分かるようにしてました。お茶目。

 

 

それでも、今後またエサを発見した時はすぐ本署に電話したら、赤いランプを回してパトカーにその電気屋の前を往復させますから、という言辞を取りました。とりあえず、それで良しとしました。

 

 

今後何かもっと大変な事態になったら、民事裁判ですね。害獣追い出しに10万円(業者依頼した場合20万円だったので)、天井張り替えに20万円、それまでの2年に及ぶ精神的苦痛に30万円、合計60万円の慰謝料請求になります。裁判で半額になっても45万円は頂かないと収まりません。

 

 

さあ、今後どうなりますか。。。

 

 

でもね、Hさん、猫のエサを置いていいと言ったあなたのその優しさが、結果的に地域にアライグマの被害を呼んだのですよ。市役所は相次ぐ目撃情報に今てんてこ舞いしてるそうです。害獣問題どう、解決しましょうかね。

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆

1月8日、交番のおまわりさんKに言われた通り、本署とやらに電話して本当にパトカーは来てくれるのですかと質問した。生活安全課につながれた。初めから生活安全課をご指名すればよかったのだな。私の話を半分くらい聞いた(アライグマまでたどり着く前に遮られて)本署の説明は、以下の通り。。。

 

 

 

本署の係の女性:「家に勝手に入られて猫のエサを撒かれた場合、現場の状況を保存したうえで、すぐに「110番」してください。交番や本署に電話するより早いです。110番から結局は本署のパトカー出動の要請が入るが、その方法が一番早いですよ。」(現場を保存って殺人事件みたい~、ドキドキ)

 

私:110番かけるの、怖い気がしますが。。」

 

本署の係の女性:「そうですよね。でも、頑張って110番して住所を言って下さいね。パトカーもすぐ出ますし、その電気屋Kの家の前にもいきますよ」

 

私:「あ、ありがとうございます。。。」

 

 

てな感じでした。

 

 

 

パトカーって、「家を留守にするから見回ってね」と電話してもパトロールに来てくれるそうです。皆様のご参考までに。

 

正月早々、めでたくないお話失礼いたしました。 

m(__)m  今年もよろしくお願い致します。   矢川冬

 

 

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性的虐待サバイバーのためのシェルター、2018年画像

今年最後の記念すべきブログですので、初めてシェルターの画像をお見せしたいと思います。場所や外観の詳しい情報は明かせませんが、これからもイベントがあった時にはアップしたいと思います。(なんだか全然わからない写真かもです、華麗なカメラワークをご期待のみなさまはご容赦くださいませ)

 

  害獣駆除業者は大工仕事は一切しないので天井の張替えなしで20万円には驚きます。穴を1か所塞ぐのに30000円の見積もりを出した業者もいました。ビックリです。ホームセンターで金網を買ってきてビスで留めるだけなので、だから自分でやりました。

 

ただし、電話だけでとてもていねいに教えてくれた業者さんもいました。感謝です。無料見積もりに来てくれた業者さんもとても親切に詳しくファイバースコープなどで見て教えてくれました。けれど、どちらも高い高い。。。だから、自分たちでやることにしました。

 

 

業者には最初から「相見積もりとりますよ」と言ってあったので、大丈夫でした。

 

 


持ち主J( ;∀;)、大工S(T_T)、私F(;O;) で作業しました。

 

 

われらが愛しいシェルターは、ブルーシートをまとったなんとも無残な姿で年を越すことになりました。天井の観察口は大工Sがこの間開けてくれました。ブルーの養生シートは私Fが一人で張りました。今年はここまで。。。

 

 

 

来年、脚立に乗って汚染された断熱材をかきだすのは、持ち主Jの担当になりました。断熱材を取りだした後は、大工Sが天井を張り替えます。経費削減のため、私たちもできる限りのことは手伝う予定です。

 

 

おかげで害獣駆除業者に20万円と提示されたここまでの作業は、経費10000円くらいですんでいます。

 

後は天井張り替えにいくらかかるのか、見当もつきません。持ち主Jが30年前児童養護施設で育てた、とても優しい大工Sを信じて(40代、妻子持ち)、お任せです。

        

 

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アライグマが入居していた天井

平屋増築部分と本体2階建てをつなぐこの狭い空間の外壁左右に直径8センチくらいの隙間があったのです。アライグマはなんなく通るそうです。皆様もお気を付けください。

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━🌸🌸🌸🌸

今年は、ブログ開設、本の出版、害獣対策といろいろなことがありました。また、ブログを通じていろいろな方と知り合い、助けて頂き、おかげさまでとても充実していた1年でした。皆様、本当に有難うございました。来年もよろしくお願い致します。 

  

                  <m(__)m>     🌸🌸🌸 矢川冬

 

 

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少女が自立するためのシェルターに、初めての利用者が。。。

その家族はシングルマザーと生まれたばかりの2人の子ども、いや子どもはもう1人いたかもしれません。

私が留守の間に、入居を決めてすでに1週間たっていたらしいのです。ですから、私は会っていませんでした。

 

ここで、種明かしーーーその家族は雨どいを伝って、建物の増築部分のつなぎ目に開いた穴から、空間を見つけて住み着いたアライグマの親子でした。

 

多分、前回から私が憤慨している猫のエサ撒きオヤジの撒いたエサを食べに来ていたのでしょう。とんだ迷惑なオヤジです。

 

アライグマは糞尿を同じ場所でするので、天井裏に糞だまりができるそうです。壁のすみから茶色いものが何筋もたれてきていました。しかもアライグマの糞にはかなりの確率で回虫がいて、その卵が人間の体内に入ると人間は死ぬことがあるそうです。

 

これには、困りました。シェルターの準備とは別にいろんな問題が猫のエサ撒きオヤジのせいで次々と起こり対応に追われています。くたくたです。

 

 

 

でもこれも試練と受け止め、必ずや解決するつもりです。逆境がきつければきついほど、私の負けず嫌いの精神が発揮されます。性虐待を受けるまでは弱弱しく泣いてばかりいる女の子だったのですが、少しずつ、少しずつ私の性格は闘う戦士の根性を獲得していきました。負けず嫌いの性質が本来あったのかもしれません。だから、こんなにもしぶとく生き残っている。きっとそうです。

 

 

 

 

 さて、アライグマに戻ります。

2つある外壁のよく使っているほうを金網と木の板でふさぎました。夜中になると親は金網に突進し破ろうとします。開いている穴は使おうとしません。これら動きを観察するために徹夜をする必要があったのです。その夜は親はとうとう外へ出なくてエサを食べないで過ごしました。

 

業者と市役所に聞くと、その状態では親は警戒して子どもをくわえて出ていくか、はたまた、もう外へは行かず親子とも中で餓死することになるとのこと。慌てました。

( ;∀;)

 

中で餓死されるのが一番大変です。万が一家の中に害獣の死骸があったら、家の外へ出して清掃センターに電話をすればとりに来てくれるそうです。かわいそうですが、ペットと違い、害獣とされている動物は「燃えるごみ」として燃やされるそうなのです。人間も火葬されるのですから、そんな違いはないかとも思いますが、「ごみ」扱いされる害獣のことを考えると心痛みますね。

 

数日後、シェルターに行くと、なんと塞いだ金網が内側からめくり上げられ木の板が吹っ飛んでいるではありませんか。ビス30本で留めたのにあっさり突破されていました。すごい力です。体長60センチくらいのスリムなアライグマさんでしたが恐ろしいです。

 

家の中へ戻りできるだけ生きて外へ逃げていてほしいと思いながら、棒で天井をつつくとなんの気配もありません。おや~、出て行ってくれたのか、それとも死んでいるのか?どっちどっち??

(;O;)

 

 

そこでまた数日後、所有者Jの勤務している施設出身者の大工さんに頼んで糞尿が一番少なそうな場所を選んで、天井に観察穴をあけてもらい恐る恐る中を覗き込みました。うわーっ!黄色い断熱材がボロボロと落ちてきました。断熱材が糞尿を吸っていたから垂れてきた液体がそれでも少なかったと分かりました。とても異臭がします。

 

でも、アライグマ親子はいませんでした。よかったあ~!

 

その日は観察口から近い断熱材をゴミ袋2つ分引っ張り出して終了。天井の奥まで詰まっている糞尿まみれの大量の断熱材をまず全部引っ張り出さないと、天井を壊せません。前途多難です。

 

 

ちなみに、害獣駆除の会社の相場は1万~30万と開きがあります。よくよく相見積もりを取って、話をよく聞いてくれる業者で比較的安いところを根気よく探すのがよいですよ。私は10社くらい打診してみたものの、どこも20万円の提示をされて、結局自分たち3人でやりました。今回は、私が金網と板を買ってきて知り合いに手伝ってもらい穴を一つ塞ぎました。お礼を含めて5000円で済みました。今後天井の張替えがあるので、そちらの金額もきっとお友達価格でやってもらえると期待しています。

 

教訓

害獣を発見したら、慌てず動きをよく観察し、よく使う穴をふさぐ。逃げていけるように出入口はひとつ必ず残す。子どもが成長し自分で外へ行ける時期まで待ってバルサンなどをたいて親子とも穴から追い出す。穴の中の糞尿を吸い出し消毒し、穴の入り口を全部塞ぐ。

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気になる場合は天井の全とっかえをする。   以上です。

 

 


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