その後を生きる、矢川冬の場合

実父からの性虐待サバイバー。「もう、沈黙はしない‥性虐待トラウマを超えて」出版。社会福祉士。家父長制絶対ダメ。HSPシニア独り暮らし。性虐待を事由に明記し戸籍名変更。女性無料シェアハウス運営。趣味はどけち節約と終活と防災サバイバル

自己紹介

自由を奪われていた子ども時代を克服する人生だった。

子ども時代、私は親から活動的に動くことを禁じられていた 前回のブログで車の記事を書いて気づいたことがある。私は、18歳まで親から自由に行動することを禁じられていた。すっかり忘れていた。思い返すと、激しく抵抗することもなく私は唯々諾々と従ってい…

家族から虐待された経験者の実相と後遺症。そして引っ越しなど近況報告。

心のまんなか 虐待を受けた人の心の中と後遺症について 被害者像は一様ではない 虐待を受けるともちろん何らかのダメージはあるのだが、虐待の状況や家族の関係性や本人の資質などが絡んで、被害者の状況はみなそれぞれ違う。 ここに、同じ被害者ですらなぜ…

虐待家族と同じ戸籍名を捨てたい当事者たちへ

改氏名について当事者からの問い合わせが増えています なので、私が成し遂げた戸籍名の改名について説明します。 改名の経緯は「もう、沈黙はしない」に詳しく書きました。 実務については本を読んだ後でなにか疑問質問意見があったらメールをしてください。…

体調不良のため、ブログを7月いっぱいお休みします。

めまいと吐き気が治りません。 じっとしているとまだいいのですが、左に寝返るとくらくら、突然動くとふらふらするので、横になっていることが多くやる気も萎えております。 多分、良性発作性頭位めまい症だと思われます(自己診断)。 耳石が自然にはがれて…

いまさらながらの自己紹介。性虐待をうけましたが、家を買い長生きしています。

「にほんブログ村」に参加したら、とたんにPVがふえて1日のPV数がはじめて130を記録しました、有難うございます。新しくブログに読者登録をしてくださった方も増えて、嬉しいです、(人''▽`)ありがとうございます☆ こんなマイナーなブログを読んでく…

性虐待サバイバー、天涯孤独を生きぬくドケチ節約術

なにを隠そう、私はケチです。何もかもがもったいなくてしょうがない。だから、余計なものは欲しくないし、万が一捨てなければならない時にも工夫をして何かに使えないかいつも考えてしまいます。 服やシーツは小さく切り雑巾として再生。空き瓶はピクルスの…

「当事者性」から回復することを自分に許そう。PTSDの持続エクスポージャー療法とは。

私は「当事者性」と言うものに、ずっーとこだわってきました。性虐待という体験、親から痛めつけられるような体験は経験しない人には分からないものがあると思っています。肉と心を同時にえぐられる体験は、戦争の捕虜が受ける拷問に似ていると感じます。し…

社会用「ツヨ子」と本性の「ナキ子」、2面性のシステムがサバイバルに役立つ。つなぐのは「ピエロ」。

いつの頃だろうか。人間がとても嫌いになった。ずいぶん前、幼稚園のときは近所の子どもたちと遊んでいた。小学低学年のときは引っ込み思案だったが、子どもの集団に紛れていることは苦痛ではなかった。いや、集団に同化して色をなくす心地よさを感じていた…

宇宙空間にひとりぽつんと浮かんだことはありますか?

「子ども時代の性虐待被害者は、世界で独りぼっちと感じる」というような記事を読みました。そんな記事があるということは、私が子供時代~30代までときどき浸っていたイメージのことをカムアウトしてもいいのかもしれないと思いました。おかしな人だとこ…

性的虐待を理由に、戸籍名を変えました。日本で2例目でした。

結婚をしないから加害者と同じ苗字を使用するしかなくて、名前を呼ばれるたびに実父が潜り込んできた布団の中に連れ戻されるような光景が頭の中にフラッシュした。後でそういうのはフラッシュバックというと知った。 呼ばれるたびにぞっとする名前を避けるた…

隠して生きなければならなかった性虐待の事実、語っても誰からも非難されない社会を作りたい。

私が実父から性虐待を受けて辛かったことの一つが、隠して生きなければならないということでした。他の人のブログを読ませていただいても、みんな語れない苦しみを吐露していますね。 生い立ちを隠して生きるとは、家族はもちろん性虐待にまつわるすべての人…

原加害家族との和解は必ずしも必要ない

実父からの虐待が続いているさなかに一度母親に言ったことがある。どなたの回想を読んでも判で押したように母親は聞かないふり見ぬふりをするが、まさにその通りの反応だった。私はその一回で諦めた。実は母親からもビンタ、下着にされ家の外に出されるなど…

女性がひとり生きること

10歳から12歳まで実父から性虐待を受けた。50年前は実の親が実の子どもに性暴力をふるうことはとても稀なことと思われていて、そういう話題は女たちが声をひそめて言い合うおどろおどろしいものだった。そのおどろおどろしい生き物が私であり実父なの…