その後を生きる、矢川冬の場合

実父からの性虐待サバイバー。「もう、沈黙はしない‥性虐待トラウマを超えて」出版。社会福祉士。家父長制絶対ダメ。HSPシニア独り暮らし。性虐待を事由に明記し戸籍名変更。女性無料シェアハウス運営。趣味はどけち節約と終活と防災サバイバル

POD出版リアル体験記(登録編)

やっと欝から抜け出せそうです。そこで、懸案のブログの更新ができるようになりました。はてなダイアリーがなくなるそうなので、どうしようか思案中です。まだ。頭がすっきりしないのでいずれ考えます。

 

さて、予告通りセルフパブリッシングについて書きましょう。

 

POD出版とはPrint on Demandの略です。簡単に言うと本の注文があるたびに1冊から印刷して販売する仕組みです。1冊当たりの印刷費が高いが在庫を置かなくて良いメリットがあります。わたしはアマゾンのしか知らないのですが、ほかにあるかは分かりません。

私がPOD出版で自分の本を出版できた経緯と方法をサバイバーの皆さんに向かって発信します。サバイバーが自分の思いをつづり社会に発信することが、とても意義のあることだからです。自分の回復のためにも性虐待のむごさを世の中の人々に理解してもらうためにも。私のシェルターを利用する人には勧めたいと思っています。皆が沈黙をやぶることができるとてもよいツールだからです。

 

けれども、無名な私たちを普通の商業出版社は相手にしてくれません。いや、出版社が出版してやりたくとも採算が合わないのです。山本潤さんや東小雪さんや小林美佳さんのように自身の写真を本の表紙に出して、活動をメディアで発信し続ける意欲と勇気と能力がある人はできるのですが。

自費出版というものもありますが、費用が高すぎて(300冊50万~1000冊200万くらい)ですからそれも無理です。

 

私がPOD出版に決めたもう一つの理由が、本の文章に編集者が口をださないことでした。性虐待というテーマの性質上体験していない人には絶対分かりません。こざかしく文章を手直しされたら私は逆上したでしょう。さらに、出版社に出かけたり編集者と会ったりと言う、ひきこもりの私には苦行でしかない作業が一切なかったこと。パソコンとメール連絡ですべて完了しました。

 

 

ですから、私は商業出版も自費出版も諦めPOD出版にしました。



それで、アマゾンのセルフパブリッシングを以前から狙っていました。書籍出版の基本が分かってないとちんぷんかんぷんという感じになります。それにワードをある程度使いこなせないといけません。そこが気の重い点ですが、それでも、とりあえず、インターネットのホームページが一番しっくりきた(株)インプレスR&Bという会社に登録しました。登録が無料というのも、いいですね。


ユーザーズガイドがホームページのほうにあり、登録しなくても読めます。ところがこれが厄介です。

サービスの内容が難しくて小さい字で70ページもあるユーザーズガイドを何回も読まないと分かりません。いや、読んでも分かりません。ガイドに書いてないことはホームページの方にもあって、分からない人には分からない。しかも私はパソコン苦手。メールで何度も聞いているうち、分からなくなって「説明がわるい」と文句言ってしまったことがありました。そんな態度の悪い私にも、必ずメールを返してくれました。けっこう手がかかったダメクライアントだったと思いますが、見放さず対応してくれましたから、感謝です。

 

登録すれば、ユーザーズガイドをもとにしたメールでのやりとりが始まり、もし途中で出版を断念することになっても無料で終わります。ケチ(節約家)な私には最適なシステムでした。

それで、
この会社で本を作ってみることにしました。態度の悪い私にも対応してくれていましたから。

今回は登録編ですが、これからPOD出版(セルフパブリッシング)体験記事を書いていきます。私がつまづいたところで、他の人もつまづくのではないかと思いますので。

 

次回は入門編です、こうご期待。できたら、この体験記にプラスして私の本も読んでくださいね。このブログにアマゾンアフィリエイトが導入されていますから、今作っている少女のためのシェルターに3%が寄付されます。よろしくお願いします。