その後を生きる、矢川冬の場合

実父からの性虐待サバイバー。「もう、沈黙はしない‥性虐待トラウマを超えて」出版。社会福祉士。家父長制絶対ダメ。HSPシニア独り暮らし。性虐待を事由に明記し戸籍名変更。女性無料シェアハウス運営。趣味はどけち節約と終活と防災サバイバル

POD出版リアル体験記(ワード操作編)

文章を書くだけでも頭はいっぱいなのです。

ところが、

 

POD出版は、著者の作ったPDFがそっくりそのまま写真で写したように製本されます。著者は本のレイアウトデザインも自分で考え、自分でワードを駆使してそのデザインを実現させなければなりません。

ワードなどをすらすら使えるような人は今鼻でふふんと笑っておられるでしょうが。ああ、恥ずかしい、でも私の死ぬほど大変だったパソコンとの戦いを知ってもらいたいから、報告させてください。

 

 最初A4サイズで縦書き、ただただ文章を連ねていただけの私のワード文書は字だけ。

 

そのA4原稿を、見開きでA5サイズの本に作り直しました。

 

その過程でワードのいろいろな機能を知りました。私は、手作業は苦手なのですが手作りが好きなので、自分の思いを好き勝手に創りあげる作業にはやりがいを感じました。

 

モチベーションを維持できたのは、もう一つお金の問題。なぜなら、自分で手作りするからこそ無料でできるのですから、そこは頑張りました。

 

天涯孤独人生の保証人代わりに有限会社を作った時も、司法書士に払う30万円がなくて、法務局に何度も通って教えてもらいながら本2冊を参考にしながら自分で設立しました。頭が壊れそうでうんうんうなっていましたがやり遂げたので、その時の達成感と同じような達成感があるに違いないと思い頑張りました。疲れ方は法人を作った40代の時の10倍はありました。倒れてしまいましたもの。60代ですから仕方ありません。ミスも多いし、困ったものです。

 

 

さて、ワードの機能でよく使ったのは、ホームとレイアウトです。

書籍のポイントは普通9~10ポイントなのですね。ずっと11~12ポイントで原稿を書いていたので、1ページ当たりの文字数が増えて、たくさん書きたいのにページ数を減らさないといけなかったから儲かった感じ。フォントはやはり「明朝体」が良いようです。

 

段落の幅、行間、1行字数などはレイアウトの右下の↘をポチして入っていき決めます。適切な数値が分からない私は0.1から1まで、標準・広い・狭いのそれぞれに代入してみて感覚的にちょうどよいところを決めました。最終的に標準で5くらいに戻りました。まあ、適当といえば適当です。この作業を50回くらい。

 

その後にウインドウズ10にアイコンというものがあるのを知り、あちこちにちりばめ多用させてもらいました。素人ですのでお許しください。

 

表紙の方は、最初図形をつかい、ぼかしや反射などいろいろな加工をし色付けしお絵かきのように作っていました。それはそれで、気に入っていたのですがいくら3D加工してもしょせん平面ではあるし、私の心情の暗さが反映してしまいます。

 

 

最後の最後に写真を使うことにしました。そうすると、PDFではなく画像ファイル(例えばJPEG)を使わなければ申請できないので、ネットから無料のJPEG変換サービスを探しだして、使わせてもらいました。感謝です。写真もネット上のフリー素材を加工させてもらいました。感謝です。インターネット上は優しさにあふれていると感じました。

 

文書PDFは自分でアマゾンのガイドライン内に収めることができました。ガイドラインに適合したぞ!といざPDFを読み返すと、きまって入力ミスを発見します。

若い頃仕事でワープロ(ご存じない?ワードプロセッサーのこと。パソコンのワードのホーム機能だけの機械と思ってください)をパチパチ打っていた私は打ち込みの速さにだけは自信があったのです。それなのに、それなのに。。。打ち込みミスが次々と。。。年かあ~~。。年金生活者ですものねえ。。。精神年齢は12歳なんですがね~~。やり直しにつぐやり直し、ほぼ50回くらい。脳みそがしびれました。

 

表紙は塗り残し(?)などの作業が良く分からないので自分でやってもアマゾンのガイドからずれました。なので表紙作成オプション(2000円)を2回使いました。表表紙のPDFだけ送るとアマゾンのガイドラインに合わせてくれます。裏表紙と背表紙はネクストパブリッシング」の規格におまかせと言うことでした。でも、ずうずうしい私は、いつも質問しているメールに自分の作った背表紙と裏表紙のPDFを添付し、できたらこれを使って欲しいと送りました。採用してくれました!

 

気になったのは、マイクロソフト社のワードが英文基準なので複数ページを画面に表示すると、左側から若いページ番号になります。パソコン画面を見開き2ページに設定すると左が1ページ目、右が2ページ目。ページをめくるとまた左に3ページ目、右に4ページ目がくる。長く読んでいると疲れます。その解決方法もネットで見つけました。文書全体をアラビア言語設定にするだけです。お試しあれ!

 

一度出版申請してしまうと、あとはもう有料(5000円)の修正申請しか方法がないということでした。私が出版申請した後で穂積さんの作品のタイトルの入力ミスを発見してアタフタしたのは、このブログを読んでいてくださっている方たちの知るところです。(汗)ミスが多い。

 

書籍が販売になったのをアマゾンの商品画面で確認したので、さっそく自分用に1冊アマゾンから購入してみる。(イメージが違うことがあると、ネクストパブリッシング]からのアドバイスにより。)購入した本は自分のイメージ通りだったけど、早くも1ページ目に誤植を発見し慌てる。でも、そういう小さいキズって、自分らしいなあと思いそのままに。

 

その後、国会図書館に収蔵するオプションを利用する。国会図書館から確かに収蔵しましたと書面が届いたときは、感動しました!

 

 以上、簡単にPOD出版の流れと今回かかった費用を書きました。私はメールを200回くらいやりとりしたかもしれません。担当が決まっているみたいで話が早かったですよ。

 

 

最終の費用まとめ。

ISBN取得費5000円。ページふりわけオプション32000円。表紙作成オプション2000円×2回=4000円。出版前見本製本送付サービス2000円×3回=6000円。修正申請5000円。自分の本試し購入1490円。国会図書館収蔵オプション2000円。

合計55490円なり。

 

たったこれだけで、自分の本が出版になりました。祝!!!

この記事がこれから自分で本を出したい人に、少しでもお役にたてたら嬉しいです。

 

 

10月に入ったら、

(株)インプレスD&B2019年間アワードというのにエントリーします。

選ばれたら、賞金がいただけるそうです。いただいたらシェルターにエアコンがないので付けたいです。

 

社名を勘違いしていました。前回と今回の記事の訂正部分を赤にしてお知らせします

 

 

追記

今日(もう昨日)は2か所のシェルターの整備と掃除、雑草取りでくたびれました。もう少ししたら利用要綱などをきちんと公開できると思います。(2018.9.28)