その後を生きる、矢川冬の場合

実父からの性虐待サバイバー。「もう、沈黙はしない‥性虐待トラウマを超えて」出版。社会福祉士。家父長制絶対ダメ。HSPシニア独り暮らし。性虐待を事由に明記し戸籍名変更。女性無料シェアハウス運営。趣味はどけち節約と終活と防災サバイバル

シェルター用の家に降りかかる災難 第3編(給湯器凍結、ブレーカー落ち)

 

f:id:yagawafuyu:20191109134145j:plain

 

管理ができないという問題

元同僚が私の願いを受け入れてシェルター用に家を買った。いくら格安とはいえ家を買うのはそうとうな決断があったに違いない。Jも独身で定年も近づいていることもあり、いろいろ個人的にも考えるところがあったのではないか。私の話にのってしまったのだ。

 

私はすでに自分の老後のシェアハウス用に一軒購入していた。シェルターとして若年者も受け入れようと思っていた、いわゆる老若混合シェアハウスですね。1軒しかないからそうせざる得なかったのです。

 

すると、突然、以前勤めていた児童養護施設にいるJから電話がかかってきて「卒業生が住む場所を探してるんだけど、Fさんたしかそういうことやるといってたよね」。「いや、まだフルタイムで仕事あるし移り住めないから今はまだ」。

 

そういうやりとりの中で、私はJに自分で買ったらいいと勧めた。なぜなら、私が購入した中古物件は掘り出し物と言ってよかった。3LDKの2階建て(ちょっと特殊なタイプなのだが説明は省く)で鉄筋コンクリート造り、築50年だが災害が少ない地域で〇〇〇万円で格安。しかもスーパーまで歩いて1分。シルバーカーにつかまってよたよた歩く自分の姿が浮かんだ。よたよたでも、自分で買い物にいって煮物でも作れるなら上等じゃないか。

 

 

その時の不動産屋にもう何人か買う人がいるから(はったりで)探しておいてと言っていたら、勧めてきた物件が近所のほぼ同じような家で、やはり割安感があった。シェアハウスとシェルターが徒歩3分の所にあると何かと安心よね、と話すうち買うことになった。

 

このような経緯で、高齢者用シェアハウスと若年者用シェルターを分ける構想は決まったのである。

 

シェルターと聞いて、立派な建物で公が運営するものと思われた方もいたようですが、普通の個人の家です。

 

ですから、これからはシェアハウスホームと呼ぶことにします。

 

シェアハウスは私のように、死んだ時手続きをしてくれる人がいない女性が寄り集まって助け合おうというものです。

 

しかし、私にすれば少し早すぎた。なぜなら、私個人はこれから本を書こうとしているタイミングだったから。購入した物件に足しげく通い整える余裕がない。

児童養護施設の仕事と実家の農業を兼業する二足のわらじでいっぱいで、三足のわらじは履けないから管理はお願いねと、最初から私に念押ししてきた。

 

では、私が管理をいたしましょうと引き受けたものの、実は本のことで頭がいっぱい。だけど、本を書いていることはJには言っていなかった。書き終わるころに、実は本のせいで物件の管理がまだきちんとできていないと、とうとう白状をするはめになったが。は、そんなことだと思ったと理解してくれた。私とJは真逆の性格である。

 

 

 

しかも、予定していた児童養護施設の卒業生の女の子が一人暮らしを怖がって施設に継続して住むことになり、入居者も消えた。

 

 

 

結局、シェルター用の家を購入してはみたが最初の1年くらいは、Jも私もなかなか手を付けられない状態だったのである。

 

先の猫のエサ撒きオヤジやアライグマ侵入事件はそうした中で、起きてしまった。

 

 

ここで、前回に続きエサ撒きと自治会について、怒りがおさまらないから書きます。

 

 市役所にはエサ撒きに関しては対応する部署がないらしい。対応できるのは野生動物を確保する檻を貸し出すこと。空き家ならば雑草やスズメバチの巣の撤去を持ち主に勧告すること。くらい。

 

エサ撒きは人間がやっているから市役所は手が出せない。人が住んでいる家のスズメバチは撤去の勧告すらできない。。なんだかなあ。。まあ、お代官様があまり強いのは困るからそのくらい動けなくしておくほうがいいのかも。

 

市役所には、警察呼ぶのが一番いいですよと言われた。

自治会には、警察呼んじゃったでしょ、だから自治会は物がいえない、と変な理屈をこねられた。

 

 自治会館に役員がいるから安心と思ったが、自治会も市役所と同じで、猫のエサ撒きオヤジ問題すら解決できない程度の組織だった。まあ、自治会館の目の前で電気工事の仕事をして夏祭りの提灯なども請け負っているという猫オヤジに、なかなか諌めの言葉は言えないかもしれない。役員の中の一人が言いに行ってくれたらしいが。。。

 

結局、個人で怒鳴り込んで、張り紙して解決するしか方法がないのだ。私のやり方は正解だった。

 

最近はエサは見当たらない。猫はまだ来るが、猫はいい。法を犯して不法侵入してはならないのは人間だ。

 


けれど、去年から新しく就任した自治会長は「そういう体質を変えます」と言っているから長い目でみようと思う。

 

 

 

 

家屋自体からも、ほったらかしておいた復讐が始まった。 

給湯器が凍結する問題

本を書いている半年、そしてその後その本を周知させる半年を過ごしている間、私は空き家を見回る程度しかできなかった。しかもである。猫アレルギーからくる自家感作性湿疹で苦しんでいた。Jはもちろん来ない。当然、電気、ガス、水道は引いていない。

 

ホームは戸建てなので、給湯器が外(しかも運悪く吹き曝しの壁に地面から1メートルのところ)にぽつんと浮かんでいる。通るたびに不安をかきたてられた。
予感は的中した。

 

そして、1年目の冬に事件は起きた。珍しく氷点下5度を記録した夜、野ざらしの給湯器内部の水道管が凍結したらしい。隣のおじいさんが、朝、給湯器から水がごうごうと流れているのを発見し、急いで水道の元栓を閉めてくれたそうである。

どれだけの水が流れたのか、請求がくるのか心配だったが、その時水道の契約はしていなかったせいか、請求はなかった(ホッ)

 

おじいさんはスパナを持ってきて、これ、こうして水道の元栓を閉めたんだよと嬉しそうに実演してくれた。私たちもおじいさんに心から感謝をした。柿の葉を一枚も落とすなと言った人が、それから優しくなったのは怪我の巧妙。

 

給湯器はJの施設卒業生の大工Sが直してくれた。大工ってなんでもできるのね、尊敬。

 

実は私は一戸建ての給湯機を使ったことがない。ずっと貧乏アパートとマンション住まいで家周りのことには疎かった。給湯器の使い方も、まして水抜きの方法など知らなかった。 

 

2年目は、電気と水道だけ契約した。生れ落ちてから一戸建てに住んでいるJに給湯器の水抜きを頼んだ。メールの返事が来ないが、いつものことなので、気にしないことにした。ただ、水道の元栓だけは閉めた。

 

そして、1週間後ホームに行った私が見たものは、水浸しの給湯器だった。水道の元栓が閉まっているから給湯器の中に残っていた水が出ただけだったから良かった。

あれ、水抜きがされていない! Jが私のメールを読んでいないか、無視したか気にしなかったか、拒否したのか、いずれかだ。

 

できないならできないと言って欲しいと思ったが後の祭り、メールの返事をいつもよこさないJに怒って、意地になって確認しなかった私も悪い。

 

修理にガス会社をよんだら、やはり凍結で中の部品が破損していた。2万5000円。

 

次の3年目は、ガス会社に水抜きの方法を教えてもらいながら水抜き実施、3000円。ホームを退出するときは必ず水道の元栓を閉めた。電気のブレーカーを落とすと給湯器の内部のヒーターが稼働しないと、初回時に大工Sから言われていたが、1年目はそもそも電気の契約はしていないから通電しようがなかった。電気の契約をした3年目の冬は凍結はなかった!

 

さあ、4年目の今年は自分で水抜きができるか、心配ではある。

 

 

しかし、今年は12月からいよいよガスを引くのだ。入浴もできるようになり、給湯器が暖かい状態が多くなる。気温が0度を下回ったら、水抜き、水道元栓閉め、ブレーカーあげ、の状態を作れば宿泊しないで済むが、

宿泊したほうが楽かもしれない。水抜きの工程は2つのバルブと4つの栓を操作するので結構面倒である。再度使うときもまた同じバルブと栓を操作して元に戻す。

 

いちばんいいのは、しっかりした入居者が入ってくれることだが。。。

募集してま~すよ。

 

 募集要項は以下の過去ブログで。

yagawafuyu.hatenablog.com

 

 

 

いよいよ準備万端で今年の冬を迎え撃つ。 

ガスを開設するときにガス会社が来るから、再度徹底的におさらいをさせてもらおう。なにしろね、私、自動でお風呂がわくというリモコンを使ったことがないから、操作が分からないのです。お粗末様。

 

 

 

ブレーカーが落ちる問題

さて、もう一つ古い家屋から悩まされていることがある。

 

配線が古いせいか、ホームのブレーカーが雷や大雨で落ちるようになった。確認できただけで2年間で4回。けっこうな頻度だ。

(最初の1年はそもそも電気の契約はしていなかったから、分からなかった。)

 

 1回目は

去年冷蔵庫を使い始めたころ、ホームに行って開けたら冷凍庫が水びたしになっていた。灯りは点きいくらか冷えている。ナンデ?

頂いた小さいツードアの冷蔵庫は韓国製で冷凍庫の霜取りをしなければならないタイプ。霜が自動で溶けたと思っていた。

 

2回目は

今年8月のとても暑い日の夜、冷凍庫があることに意を強くしてアイスを買い込んで3日ぶりにホームにむかった。小さい灯りをつけっぱなしにしておいたはずなのに、真っ暗。玄関のスイッチを押しても灯り一つ点かない。

私は昔のブレーカーしか知らなかった。懐中電灯で照らし、大きいメインのスイッチを押し上げたが、スイッチはすぐに戻る。またまたわかりませーん状態??

 

アイスはバッグの中で溶け始めている。焦った。 

スマホで東電を探しあてても、来てくれるまで1時間かかるという。ホームの冷蔵庫はもはやなまぬるい。どのくらい停電していたのだろう。暗い中で溶けたアイスでべとべとになるならと往復1時間の自宅にもどった。途中で作業の人から連絡が入ったが事情を説明し時間を遅らせてもらった。幸い、私はいつも凍らせた500mlのペットボトルを持ち歩いている。アイスはかろうじて原型が残っていた。自宅の冷凍庫にアイスをいれてトンボ返りしてホームに戻り修繕の人を待つ。パニクッてたらしく判断がおかしいね。

 

なんのことはなかった!

私が知らないだけ!

 

最近のブレーカーは横の黄色い安全スイッチを押し込んでからあげるのだそうだ。

はい、修理代(というより黄色いボタンを教えてもらっただけ)13000円。

原因は3日前の雷だろうということ。雷の微弱電流にブレーカーが反応する場合があるそうだ。古い配線なので弱いのかもしれない。 

(みなさま、お気をつけくださいませ。黄色い安全ボタンですぞ! ● 

 

東電の人が来たので10アンペアから15アンペアにあげてもらった。なんの操作もしていないように見えたが、「あげました」という。今どきの工事はパソコンの操作でできてしまうのだろう。

 

その後も、ホームに行くとインバーターの灯りとエアコンが待機状態になっていることが2回あった。ブレーカーが雨で落ちて自動で回復したのだろう。自動で回復しない時もあり、不思議なことだ。

 

 

 

災難を乗り越え、さらに強くなる私

失敗しないと学ばない体質の私ゆえ痛い目にあっているわけですが、それなりに打たれ強くなってきました。

猫オヤジに対する怒りはきちんと周りの人に言うことで解決していくつもりだし、給湯器やブレーカーは手ごわいが操作を覚えてしまえばこっちのもんだ。

 

まだまだ、死なないぞ~!

 

 

 

                。。。次回の災難編は最終第4編に続く

 

 

 

にほんブログ村 家族ブログ 児童虐待・幼児虐待へ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 生きづらさへ
にほんブログ村