その後を生きる、矢川冬の場合

実父からの性虐待サバイバー。「もう、沈黙はしない‥性虐待トラウマを超えて」出版。社会福祉士。家父長制絶対ダメ。HSPシニア独り暮らし。性虐待を事由に明記し戸籍名変更。女性無料シェアハウス運営。趣味はどけち節約と終活と防災サバイバル

1月に自宅マンションが売れていた!という記事を、やる気がなくて書けなかった。

体調が思わしくなくて、寝たり起きたりの1か月を送っている。ただの風邪だと思っていたのに、ぐずぐずと寒気と吐き気が残っている。

生きる意欲が消えた。なんにもしたくない。

 

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今週のお題「やる気が出ない」

 

 

風邪以外の原因を考えた。睡眠誘導剤をまた飲み始めたことが原因かとマイスリーの説明書を読んでみると、副作用として「悪心」と書いてあった。

風邪対策のために、就寝時にショウガ入りのホット焼酎を無理に飲んでいたのを夕べは止めてみた。アルコールの代わりに、グリシンギャバなどのサプリとマイスリー1錠の半分を飲んだ。

昨日は身体に力が入らなくて夜6時まで寝込んでいたから眠れないかもしれないからマイスリーは省くわけにいかなかった。

 

が、 眠れた。

今朝、悪心が少し遠のいていた。吐き気はアルコールが原因の一つかもしれない。

 

 

夕べ煮ておいた高野豆腐とフキと姫タケノコの煮物が美味しく感じられた。

久しぶりの食欲が嬉しい。

 

それと、前回の記事にはてなブックマークで暖かいお見舞いを下さったたくさんの方たちのおかげで、免疫機能が戻った気がしました。

 

皆さん、本当に(人''▽`)有難う☆

 

 

 

 

さて、1月にマンションが売れていたのだが、体調不良のため書けなくて、

今頃になって書いてみようと思う。

 

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マンション売却にかかわったのは5社だった。仮に、A社B社C社D社E社とする。

 

 

最初は2社だけと媒介契約を結ぶ。

2020年9月に、

私はずぼらなのでマンションのクリーニングもしないでいろいろ壊れたままで売ろうとした。駅6分、最上階だけが売りの築40年40㎡のマンションが売れると思えなかった。なので初めは自分が住むためではなく投資用資産として買う人をターゲットにした。

 

はい、後で分かるのですがそこがすでに間違いでした。

 

インターネットの一括査定をいくつかしてみた結果、リビングマッチが一番良いと判断して、投資用資産のみを扱う不動産会社A社と契約した。担当は20代男性、菓子折りを持ってきて膨大な資料を示して礼儀正しく話をするので好感が持てた。ただし、会社のネット上の口コミにはマイナス投稿もあったが。

同時にB社とも契約。資産用だけでなく普通に個人で住むという人もターゲットにするためダメモトでお願いすることにした。こちらは一人で小さい不動産会社をやっている50代の男性社長で、タオル1本だった(別にそれでどうとかはないですけど)。ネット上の口コミは会社が小さすぎるのか皆無。

 

査定額はどちらも似たようなものだった。 

 

 

内見が始まる

内見は2週間に2名くらいずつ来るが決まらない。B社の内見があることをA社に伝えるとなぜかA社もすぐに連れてくる。なぜ?と思ったがそのころはスルー。

B社は内見があるとすぐに良くても悪くても結果の報告があったが、A社からの内見後の報告はない。

この報告がないということで、私のイライラはつのったが、相手が新入社員みたいな若造なので我慢をした。(我慢はしてはいけない、あとで不具合の原因になる。気になったことはすぐに言うべきだった)

 

リフォームとハウスクリーニングを決意 

そうこうしているうちに、2か月も経ってしまった。

 

私はリフォームとハウスクリーニングをする決心をし思い腰を上げたのだった。

業者に頼むと高いからセルフでやるしかない。材料費だけの場合と業者に頼む場合を比較するとほぼ70%は人件費だということが分かる。だから、できる部分はやはり自分でDIYするのが節約の第一歩である。

 

yagawafuyu.hatenablog.com

 

 

 

いよいよA社がおかしな動きを始める

リフォームをしている間に、

このA社から「購入申し込み書」という購入希望者の氏名住所を記入した書類が送られてきて、「購入希望者がいたので、他の不動産会社の契約は切ってください」という連絡がきた。手付金もないのに本当なのかと質問して、一週間のうちに手付を置くように要求。

一週間たつと、買主がリフォームのことでもう一度内見をしたいと言っているというので、さらに内見後一週間を待つが手付金は一向に入らない。

 

数日後、その営業マンが昼過ぎに管理組合長の話を聞くついでにキーボックス内の鍵を預かりに行くというので、悪い予感がピーンと来た私は顔も洗わず車に飛び乗って駆けつけ部屋で待った。(私はこの勘の良さで生き残ってきた)

 

5分もすると組合長と若造が来て、キーボックスをガチャガチャ鳴らした。中からドアを開けた私を見て二人とも驚いた顔をする。一緒に管理組合についての長ったらしい説明を聞く。

組合長が帰った後、私はなぜ手付金も置かないうちに鍵を回収しようとしたのか、おかしくはないか、と詰問した。理詰めで詰問するのは大好き。私は不正をする輩を許さないのだ。1時間後、若造は涙を浮かべて帰った。鍵は持っていくなと命令したからキーボックスはそのまま。しかし、危ないのでB社のキーボックスを使うべくB社に連絡。鍵はそちらに移した。

 

 

マンションの部屋が売れたことになっていた!

翌日、A社の契約は切るつもりでC社と媒介契約を結ぶ。3番目は大手にした。そこで驚愕の事実を知る。レインズ(不動産会社しか閲覧できない専門サイト)で私のマンションが売れた登録になっていた!

 

C社も、他者の不正行為にパソコンの前で驚きを隠せないでいた。

 

翌日A社の若造にレインズの登録を取り消すこと(これが大変で、法に触れる事柄なので不動産協会経由でしか訂正できないのだ)、A社との媒介契約は取り消すことを通告。

この時点で会社ぐるみの不正だったと思われたが、面倒なのでそこはスルー。そんなことにいちいち関わっている時間がない。数日後、若造からレインズの登録を取り消したとメールが入る。キーボックスを送り返す。

 

 

 おばあさんだから騙せると思ったのだろう。おあいにく様、私のように海千山千のおばあさんもいるのだよ。世の悪徳業者たちよ、気をつけろよ!

 

 

不動産会社から断られる 

この間に、地元の中堅D社にも仲介の打診をしてみた。D社は話の経緯を軽く聞いて現場を見た後、仲介を断ってきた。不動産会社が断ることもあると知った。すでに数社が絡んでいる物件で無駄足になる可能性を読んだのだろう。

 

結局、アットホームだった 

さて、一週間後、レインズの不正登録を見つけてくれた大手のC社といい感じで話が進んでいたら、仲介を断ったD社の考え通りに、新たにE社からB社に購入の打診があったのだ。

E社は隣の市にあり、個人経営の昔ながらの小さい不動産屋。E社は、良いところはないかと店を訪問してきた高齢男性に、アットホームを閲覧して私のマンションを勧めたのだ。アットホーム上ではB社の取り扱いになっていたからB社に連絡をしてきたという訳。

 

この段階で二つの不動産会社の仲介手数料は、それぞれ、売る側と買う側の「片手取り」ということになる。自社で見つけた客なら「両手取り」と言って仲介手数料を売る側、買う側の両方からとる業者がほとんどだから、値引き交渉するならここをついていけばよい。

 

そして、このおじいさんが購入してくれたわけだが、

私のITを駆使してかっこよくマンションを売るのだ~という意気込みをよそに、何のことはない、昔ながらの店に足を運んだ、昔ながらの客が、昔ながらに買ってくれただけでした。チャンチャン!

しかも、このおじいさんは郵便局で降ろした現生を紙袋から出して、テーブルの上にサクッと置いた(金額が少ないからできる芸当、スズメの涙とは言わないが)。

 

なんというアナログ。

 

 

ここで、豆知識

不動産の媒介契約には3種類ある。

専属専任媒介契約

専任媒介契約

一般媒介契約

 

※私は一般媒介契約をお勧めします。私の例のように複数社に依頼していれば、1社が不正をしようとしても抑止力が働きます。

 

不動産会社側は専任を勧めてきます。

専任媒介は一つの不動産会社にだけ媒介を依頼する形です。

専任媒介だと他の目がないから、不動産会社はやろうと思えば何でもできてしまいます。そのうたい文句は専任のほうが予算を多くかけられるので手厚く対応できて好条件で売買できます、というものです。

確かに一理ありますが相手が悪徳不動産だった場合大変危険です。

 

 

最近は不動産閲覧サイトを使う客が圧倒的に多い

不動産会社は、スーモ、ホームズ、アットホームの閲覧サイトに契約料を払って登録し、いかに良い写真を掲載するかで勝負するしかないのも事実です。

スーモとホームズは契約料が高いので小規模のB社のようなところは安いアットホームに掲載するしかない。

しかも、B社アットホーム掲載料として売り主の私に9000円請求した。最大手のスーモなどは月数万円~数十万円の契約金がいるらしいので不動産会社も大変だとは思う。

そこでものをいうのが不動産会社の資金力で、大手のC社は一般媒介契約でもスーモとアットホームの二つに掲載すると言ってくれた。

 

 

結論

最初から大手のC社にしたら楽だったかもしれないが、それだとこの貴重な体験ができなかったから、結果的に苦労して良かったと思う。(苦労は探してでも買え)

 

最後に、収支決算を発表しま~す。ジャジャ~ン!!

27年前購入した値段1600万円+仲介手数料60万円+管理費等400万円=27年間の住居コスト 2060万円。

27年後に売れた値段300万円

差し引き1300万円のマイナスなので税金はかかりません。

 

セルフリフォームに35万円、仲介手数料15万円。

結局、苦労の末250万円が手元に残った。(こうしてみると、不動産会社は儲けすぎだと言わざるえない。)

 

すぐに株式で運用しました。シェルターとシェアハウスの運営資金に充てる予定です。

まあ、何とかできそうです。

 

 

住宅に困っている女性は、安心して連絡してきてくださいね。

 

 

 

 

転んでもただでは起きないぞ。

 

 

 

 

 

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