映画で実際の性交が可能になる法案を一部の国会議員が可決するよう急いでいるそうだ。
絶対止めなくてはならない。
なぜ、そんなに急ぐのか??
18歳、19歳の未成年者が保護者の同意のない契約を無効にできる「未成年者取消権」が適用できなくなるからです。その理由で急ぐのは理解できる。そこを反対してはいない。
「AV新法」では野党のねばりで出演者全体に取消権を2年間設けて、
作品を削除、回収できることになる。そこはいいのだが。。まだ足りない。
だから、議論をもう少し続けて追加条項を審理して欲しい。
という意味で、いったん反対を表明した。
何がいけないのか?
以下、追加して欲しい条項について書きます。
角田由紀子弁護士が以下で説明しているように、「性行為に係る人の姿態を撮影した映像」という文言がよくない。「係る」というのは大まかな意味で関係するという意味で、その中に実性交をする意味合いも含まれてしまうのではないかと懸念しているのです。
そんな懸念があると支援団体は申し出ているのに、国会議員は耳を貸さない。大急ぎで可決しようとしている。
「取消権」と抱き合わせに「実性交許可」が法律に組み込まれるかもしれないのである。国が売買春を許可する法律をつくる前代未聞な状態なのです。
業界は何の発言もしていません。それも不気味です。舌なめずりして待っているような気がします。
国会議員の背後にいるのは巨大な利権団体です。ヤクザや右翼とは言いますまい。AV業界団体が巨額の市場から得る利益を国会議員にちらつかせているのは想像できます。
AV業界は法の甘さを突いてくる
この業界は今までにも法の網目をかいくぐって実際の性交を行わせている。条文が甘ければそこを必ずついてくる。AV業界は利益が莫大なため、どんな危険も顧みないのだ。
AV新法と従来の法との齟齬が生じる
日本には売春防止法、風俗営業法など、「金銭を持って妊娠のリスクをもたらすような行為を禁止する」という法律があります。
それら売春と買春を禁じている法律と相反する今回の「AV新法」を成立させたいなら、「売春禁止法」や「風営法」にも同時に改正しなければならないはず。そういう議論は全くされていないまま、なし崩し的に衆議院を通すなど暴挙を国会議員がしていいのか。
仮にAV新法が違法に可決されると、逆に「売春禁止法」や「風営法」に改悪のメスがを入れる口実ができてしまう。成立させてはいけないし、もっと細かい議論が必要です。
日本をこれ以上売買春天国にしていいのか?
必ず出てくる本人が決めたからいいじゃん論理
本番が観たい利用者側のネトウヨやエロ漫画界隈の人種やデリヘル利用者やセックス依存症患者やロリコン性癖者や、あたりの人間からヒステリックにこういう反論が必ず出てくる。曰く、「表現の自由」を掲げてくる輩ですね。そういう人間のパーセントは少ないと私は見ているが、やたら声が大きい。
私たちはどうしたらいいのでしょうか
知り合いの国会議員や県会議員、市議会議員に質問してみましょう。「AV新法」を知らない議員もいるはずです。
それらの日常が異常であると、もはや感覚をなくしている日本人。
セックスワークというワークはないのです。意見はいろいろあるようだが、売春は仕事ではないというのが私の変わらない意見です。理由がいるなら改めて別ブログで論じたい。
関わる女性でさえ売春を仕事だと思い込んでいるのが、私は辛い。
AbemaTVに堂々と出ている本番AV女優がいるのはどうなのか?
本番を撮影することがあるAV女優が知識人枠で発言することを許しているAbemaTVもおかしいことに気が付かないのか。そのAV女優が「私は好きでAVをやっている」「そのことを本に書いた」と発言している。
その女優のカンチガイが個人でとどまっているなら何も言わない。
公共の電波を使い放送局が発言させていることが問題なのだ。電波に載って何万人もの老若男女が見聞きしている。影響が大きいことに留意する必要がある。
日本はいつから売春が合法化したのですか?なっていませんよ。
個人が好きでやっているのは自由ですが、それを公の立場で発言してしまうのは次代の子どもたちに及ぼす影響が大きすぎる。AVの影響は否定できない。
私はAV自体がこの世から無くなってよいと思っている。
ふつうの映画でもセックスシーンが多すぎる
私は昔から洋画に男女のからみが多いことで好んで観なかった。私がSFが好きなのはセックスシーンが少ないからかもしれない。
最近無料映画を見始めた。AVは観る機会がないがR15+とかを観ると、
ストーリー上整合性がないのにやたらセックスシーンを入れてくる。女性俳優たちはあんなの本当に平気なのか?
今後、エスカレートするようなら俳優志願の女性が減るのではないかな。あまりにも過酷なシーンが多すぎる。将来的にAV業界が無くなって欲しいものではあるが。
※この記事についてちょっと違う方向から意見を言っている人がいるようなので、私の真意がもっと伝わるように少し手直ししました。記事の骨子は変わっていません。
(5/26編集)