もう3か月になる気管支の不調
20年前の
50歳で初めて発症した喘息。ある朝目が覚めたら息が吸うことも吐くこともできなくなっていた。死ぬかと思った。
原因は不明のまま病院で治療し、10年くらい前に完治宣言をもらった。
その後冬場に空気の乾燥が始まると気管支が苦しくなることがあったが、聴診器で調べてもらっても特におかしな音はない。とりあえずムコダインと吸入薬フルティフォームと眠剤のマイスリーを出してもらっていた。
それが、10年ぶりにここ3か月くらい痰が絡んで咳が出る。
それから10年経過して、前触れもなく喘息が始まった。
日中はまだよい。いざ寝ようと横になると途端に痰がらみの咳が始まる。ぜーぜーヒューヒューという自分の呼吸音がうるさくて眠れない。
ゼーゼー、ヒューヒューが止まらない
夜に横になると始まる気管支の大合唱。うるさくて眠れたものじゃない。しかたなくおき上がる。いちばんひどいときには、壁に寄りかかり上体を起こして眠った。
楽天市場で薬を探す
楽天市場で薬が買えることが判明したので、気管支を広げる第2類医薬品のアスクロン(大正製薬)を飲んでみた。漢方薬のにおいと味で飲みにくいが、飲んで1時間くらいすると呼吸が楽になった。しかも副作用で眠くなる、これは良い。
甜茶とナタマメ茶
痰が絡んで咳払いしてもなかなか取れない。インターネットで甜茶が良いと知って飲んでみたら、最初甘みが強く飲みにくかったが甜茶とナタマメ茶を両方混ぜるとちょうど良い味になって、しかも温かい飲み物がのどを湿らせるので痰も咳も楽になった。
就寝前に温かい甜茶を飲むようになって、寝酒で欠かせなかったアルコール類は必要を感じない。なんだか、精神的にはいつになく健康的である。
眠剤はネットでは手に入らない。
しかたなくギャバ100mgとジフェンヒドラミン塩酸塩(アレルギー薬)の眠気を催す作用を利用する。ゼーゼーがひどいときにはアスクロンと同時にパブロンを飲むと痰がらみも緩くなり催眠作用もあって、かなり楽になった。(この重複は医療上は止められています、念のため)
病院を探さなくてはならない
引っ越してから通っていた病院が遠くなったから、新しく探さなくてはならないのだけど、私はワクチン未接種である。混雑した病院に行く気持ちがわいてこない。困った。
病院に診察を断られる
眠剤のマイスリーがいよいよ無くなった。しかも10月の今ならコロナ感染が少ない。今を逃すと、11月以降はまたコロナとインフルエンザの多重攻撃に合うかもしれない。ワクチンという鎧を着ていない私は除菌アルコールを全身にふりかけマスクを2重にして出かけるのだ。
しかし、
決心して睡眠専門外来の病院に電話してみる。混んでいて新規患者が受け付けられない、申し訳ないと断られた。
通院を断られて、がっかりすると同時に何かほっとしている。
男性医師を前にして、入眠困難が実父からの性虐待によるPTSDからくる緊張感であることをどこまで説明したらよいか、いつも迷う。精神科でも45年前は「嘘だ」と言われたのだ。現在でも内科などの医師では理解できないだろう。
以前の内科では夜勤と早番のシフト勤務のために眠剤が必要だと説明していた。それも嘘ではない。しかし、今はリタイアした年金生活者だ、仕事のせいにできない。
オンライン診療を検索してみる
初診からオンラインで受診できて、かつ眠剤のマイスリーを出してくれるところを探したが、対面診療でしかもらえないことが分かった。
オンライン診療でもらえる眠剤を探す
そこで、マイスリーに変わる眠剤はないか探した。オンライン診療でも出せる眠剤は、少し弱めだがたくさんあることが分かった。なかでもインターネットであまり悪い書き込みがなかったデエビゴに決めた。次に、デエビゴを初診で出してくれるオンライン診療を探した。眠剤だけは初診は対面でという医院もある。
オンライン診療を提供している「SOKUYAKU」というアプリが見つかった
オンライン診療を促進しているサイトや病院は10か所くらいある。その中で、いちばん使い勝手が良いと思ったのがSOKUYAKUだった。
アプリをスマートフォンにインストールして、氏名やクレジットカードを登録する。
登録前にサポートに電話を入れてデエビゴをオンライン初診で出せるか確かめる。電話口で同室にいるう医者に確かめてくれた。返事はOKだった。
SOKUYAKUでは全国から医院と薬局を選べる
登録が終わると、診察の予約ができる。病院はビデオ通話を使う為に日本全国どこの病院を選んでもいいのだ。医師の診察を受け処方箋を出してもらえるようになったら、次は薬局を探す。これも病院と同じく日本全国どこの薬局を選んでも良い。薬は宅配便で患者に届くのでまあ近いほうが良いにちがいないが。
これから進化発展するに違いないオンライン診療は、本当に良いシステムだ
このオンライン診療の形態はまだ始まったばかりで加入している病院はそれほど多くはない。できるだけ近いところで病院名が古臭くないところを選んだら名古屋の病院だった。そういえばわっとさん(id:watto)が名古屋だったかな。
薬局は私の市にはなかったので隣の市にある薬局にした。首都圏といえども、参加している医院や薬局はまだ少ない。
政府はオンライン診療を促進する方針なので、これからどんどん増えて使い勝手も良くなるに違いない。
人生初めてのビデオ通話に緊張しまくる
予約を入れてスマホをスタンドにセットして背景に変なものが写り込まないように何度も調節する。とうとう「診察室に入室できます」の合図とともに、画面がオンになり若い男性医師の顔が写った。こちらの画面は左下に小さく出ている。
登録にもたついて予約時間が夜20時になってしまったが、診察時間は夜22時まで可能とのこと。白衣を着ていたが医者も在宅勤務ではないかと思う。予約時間は20時から20時30分だった。こちらも準備を万端にして臨んだので、さくさく話が進みビデオ通話は10分くらいで終わった。
問診で書き込んでいた症状をもとに診察開始。途中でお薬手帳を見せるよう要求された。ちゃんと用意していたので良かった。
医師が言うにはマイスリーには習慣性があるから、体質に合うならデエビゴのほうが良いとのこと。とりあえず、1か月試してみましょうということになった。
実は人生初めてのビデオ通話に緊張して、聞きたいことをいくつか聞けなかった。次回に聞こう。
希望通りの診療体制と欲しい薬がゲットできて大満足
次の日に予約していた薬局にも同じように「入室できます」の合図で薬剤師と話すことができた。こちらも若い男性。医師の診察よりは細かく丁寧だった。
オンライン診察は歳をとっている医師は導入しにくいかもしれない。
今月から自己負担が2割になった
1年ぶりに保険証を使ったが、今月新しい保険証が送られてきていた。
「国民健康保険者証兼高齢受給者証」で、70歳以上は2割の自己負担に減額された。
別に狙ったわけではなかったが、医者にかかろうと決心した月から自己負担が減った。これも、長年節約生活をしてきた賜だろう。無意識に安くなる日を待っていたのかもしれない。おうおうにして、私はそういうことが多い。
オンライン診療の料金は対面の診療より2割くらい高い感触。そこに宅配代金が加わり、初診料¥1035,調剤料(薬剤4種類)¥3339。合計¥4375(宅配代込)だったが、今回は薬や湿布の数が少ないから次回に数を増やすともう少し高くなると思う。
眠剤デエビゴの使用後感想
さあ、いよいよ新薬デエビゴを服用する。いつも飲んでいるギャバ100mgと喘息薬アスクロンはいつも通りに飲むことにした。マイスリーとの違いを検証するためには、環境を同じにしてマイスリーからデエビゴに変える必要があるからだ。
だから、医者は5mgを飲むように指示していたが、私はデエビゴをマイスリーと同じ2.5mgを服用する(内緒)。
デエビゴ1日目
一日目は服薬後30分くらいで眠気が来た。途中覚醒もいつも通り1回くらいで朝まで6時間くらい眠ることができた。これはマイスリーと全く同じ使用感で感触は良い。
朝方のふらつきがマイスリーより感じられた。医師はマイスリーよりデエビゴは若干弱いと言っていたが。
デエビゴ2日目
起き抜けがなんとなくふらつく。頭がはっきりしない。2日目は日中眠くて昼食後アスクロンを飲んだら眠ってしまった。
デエビゴ3日目
起きた時間が遅かったせいか、ふらつきもなくすっきり目覚めた。
長くなるので、この続きはまた別のブログで。。