その後を生きる、矢川冬の場合

実父からの性虐待サバイバー。「もう、沈黙はしない‥性虐待トラウマを超えて」出版。社会福祉士。家父長制絶対ダメ。HSPシニア独り暮らし。性虐待を事由に明記し戸籍名変更。女性無料シェアハウス運営。趣味はどけち節約と終活と防災サバイバル

死ぬ準備=終活の手始めに、断捨離始めました。

終活にいよいよ着手しました。頭の中ではいろいろ考えていたものの、なに一つ実行できないでいましたが、本出版という大事業が終わったことで、いろいろなものが新しく始まりました。

 

本を出版するということが24時間頭にあって、身動きが取れないほど苦しかった。その手かせ足かせが取れました!なんという解放感!

 

 

死ぬときに、きれいさっぱり何も残したくない。この世とさっさとおさらばしたい。だんだんそれが本音だと分かってきた。やっぱり、すっきり死にたい。だから、まず整理して捨てることから始めている。新しいものは極力買わずに捨てるだけの時期ですね、今は。

 

 

 

いずれ、今住んでいる自宅マンションを引き払い、私自身で創ったシェアハウスの一室を住処(すみか)にしようと思っています。持ち家マンションは管理費がばかにならない。税金と駐車場代もいれてランニングコストが月3万円近くになるから、安い賃貸の方が無責任で楽。

 

 

  

 

残すのは、裁判所に保管されている改氏名の審判書と、役所に保管されている改氏名の命令書と、私の書いた本だけでいい。私の生きた証は書類で残るのみ。それがいい。

 

 

本を書いて洗いざらい自己開示したら、なにか世界の色が変わった。空気もお日様の光も、昔より澄んでいるような気がする。呼吸が少し楽になっている。

 

 

荷物が減ってきた部屋は少しずつ快適空間に変貌している。

 

 

断捨離は家具や服にとどまらない。ヒトをも断捨離している。もはや罪悪感はない。嫌なものは嫌なのだ。


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ネクパブアワード2019の進捗状況をお知らせします。

前回、皆様に「ネクパブアワード2019へエントリーしたので、本を買ってくださ~い!」と恥も顧みずお願いしました。ところ、なんと、私の本やら他の商品やらの注文を12件もいただきました。先月あたりから全く動きがなくアマゾンのセクシャルハラスメント部門でも30位と不調だったのが、瞬間的に4位にまで浮上しました。感謝に耐えません!! (((o(*゚▽゚*)o)))     有難うございました!! (*- -)(*_ _)

 

おかげさまでアマゾンアフィリエイトからも600円くらい入る予定です。私は良く分からずアフィリエイトをしているのですが、私の貼り付けた本のリンクからアマゾンに入り、他の商品を買ってもバックがあるようなのですが、ご存知のかた教えてくださいませんか?

 

 

でも、アフィリエイトよりなにより、本の販売数が少しでも増えたことが嬉しいです。入賞者の10人目に入れるでしょうか?後はカスタマーレビューのほうもよろしくお願いいたしますなどと、またずうずうしくも大それたお願いをしております。 m(__)m

 

 

 

シェルターの本格的運用は来年の4月を予定しております。現在2軒のうち1軒は完全なるシェルター(駆け込む感じ)、もう1件はシェルターを金銭的に支えるためのシェアハウスで運用しております。寄付いただいた衣類の中にあったかそうなダウンコートがありまして、それはシェアハウスの住人(24歳女性)が有難くいただきました。朝の自転車通勤が寒くて困っていたので、本当に助かりました。

 

 

いろいろなことは、来年4月に向けて発信していきますので今後ともよろしくお願いいたします。

ネクパブPODアワード2019にエントリーしました!

とうとうエントリーしました!   

ネクパブPODアワード2019!

 

 

それなに?ですよね。

 

(株)インプレスR&D  ネクストパブリッシング POD出版サービスが主催している本のコンテストです。「もう、沈黙はしない・・・性虐待トラウマを超えて」という私の本がエントリー資格を得ました。

 

エントリー資格は、今年1月以降の出版本のうちアマゾンで1冊でも売れた書籍だそうです。皆さんも、POD出版をすると、2020年間アワードにエントリーできるのですよ。出版してみませんか?

 

最優秀賞1名に50万円、優秀賞3名に30万円、審査員特別賞6名に10万円。すごいでしょ~!  すみません、ガラになくはしゃいでいます。

 

2019年3月初旬に審査、中旬に結果発表されるとのことです。エントリー数は100冊以上とのこと。受賞者数は10名だから確率は8~9%ですね。ドキドキで待ちます。

 

入賞したらシェルターにエアコン2台、扇風機2台買いたい。電気ストーブもほしい。備品などほとんどもらい物で賄っていますが、

 

足りないものばかりなので入賞した~い!  10万円欲し~い!

シェルター運営費は全額私の年金から出しているので、まあ大変なので~す。

 

 

 

ここで、本題。皆様にお願い。

 

アワードの選考基準と言うものがあります。それはアマゾンでの本の売れた冊数カスタマ―レビューの数です。本を読んでくださった方にお願いです。アマゾンのレビューを書いてくださいませんか?星がたとえ二つでも嬉しいです。ストレス発散でミソクソけなしてくださってかまいません。

 

そして、「もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて」はそれほど売れていません。まあ当然だと思います。性虐待をテーマにした本ですし、訳あって顔をメディアに出せませんし(出したらさらに逆効果かも?)。健康本など実用書にはやはり差を付けられてしまいます。このままでは入賞者は健康実用書に占められてしまうのではないかと心配です。

 

みなさん、どうか私の本を買ってください。

皆さんのお力を、シェルターの活動にお貸しください。入居者もボランティアさんも私の本を読むことが絶対条件になります。なぜなら、自分の体験を一人一人に語りなおすエネルギーが私にないからです。本で予備知識を付けてからかかわってもらいたいのです。

 

菜園に興味がおありの方は栽培を手伝っていただけると有難いです。ボランティアスタッフも募集中で~す!スタッフになると宿泊が可能になりますよ(ただし、性自認が女性の方に限ります)。

 

 

 ここから購入すると3%がアフィリエイトでバックされシェルター資金になります。

ぜひぜひ、よろしくお願いします。(*- -)(*_ _)ペコリ

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菜園付きシェルターをオープンしました!

児童養護施設職員の女性が家を提供してくれたので、私は安い安い家賃で借り受けシェルターをオープンしました!

 

シェルターの敷地は猫の額ほど狭いので、隣の家が近すぎる。境に木の板で目隠しがほしいし、物干し竿もほしい、電気のかさもない。備品はほとんどもらい物で賄っているので、寄せあつめ感はいなめませんが、雨風がしのげてなにより安心して眠れる空間を保証しているのでよしとしてください。何しろ私の年金からすべての運用資金を出しているもので、貧乏すぎますから期待しないでくださいませ。少しずつセンスよくしていきたいものですが。

 

 

これから、いよいよ長年の夢だった菜園を作ります。ゆくゆく自給自足したいのですが。完全自給自足は夢のお話で、庭のなかでできることをしていきます。

 

 

雑草対策に防草シートを敷き上から踏み石や砂利で押さえました。その周りは土を残し半自給自足のための菜園にする予定です。ゴーヤとトマトとシソが終わり、今は茗荷を収穫しています。買うと一個40円もするし、なんといっても収穫したばかりの茗荷は柔らかくて香りが芳醇ですよ~。ふきも生えてきました。どうもシェルターの庭の植物たちは季節を間違えているような気がします。

 


昨日は前の持ち主が残した大きな柿の木の伸びすぎた枝を、脚立に登って電動のこぎりで切りました。手伝いは知り合いの男の子(36歳って男の子じゃない?)がひとり来てくれました、柿50個で釣りました。我ながら70歳近いとは思えない身軽さに驚きます。人を雇えないから全部自分でやるのです。でも、農作業や大工仕事は楽しい~。

 

 


本の手作りの後はシェルターの手作りが始まりました。枝がスッパスッパ切れた瞬間ストレスから解放される、農作業は楽しい、けれど筋肉痛になりました。50年ものの柿の木は元気に大きな甘い実を150個くらいつけるので、10月は柿が食べ放題です!

 

 

菜園に興味のある、性虐待に理解のあるボランティアスタッフさん、いませんかあ~。

「当事者性」から回復することを自分に許そう。PTSDの持続エクスポージャー療法とは。

私は「当事者性」と言うものに、ずっーとこだわってきました。性虐待という体験、親から痛めつけられるような体験は経験しない人には分からないものがあると思っています。肉と心を同時にえぐられる体験は、戦争の捕虜が受ける拷問に似ていると感じます。しかもにやにやと卑劣に拷問をしてくる敵兵は、自分の親なのです。

 

だから性虐待経験者はサバイバー(生き残った人)と呼ばれるのです。拷問から生還した人です。

 

私は自分の体験を本にして出版するまで、いろいろな本を読むのを止めました。いや、読めなかったというのが本当です。私は「当事者性」にどっぷり漬かりたいとおもいました。自分の体験の中から、思考し、掘り起し続けていれば何かが見つかるような気がして、その作業は私がやるべきものだと思いました。だから、私の本は、どっぷりと「当事者性」に偏っているでしょうね。私にしか書けないものです。

 

 

私は24歳で初めて病院で実父からの性虐待のことを打ち明けました。聞いた男性精神科医は即座に否定し、「嘘だ、甘えるな」と言いました。1976年のことでした。私は証拠がないと誰も信じてくれないのだと知り、それから14年間すっかり忘れたふりをして「家族ごっこ」をして家族を安心させました。14年後の38歳のとき、すっかりだまされて安心しきった実父がわび状らしきものを書きました。

 

それをひっつかんで、私は逃げました、1991年のことです。すぐに、性暴力に反対する社会活動に参加しました。それ以来、今日まで故郷の土を踏んでいません。葬式にもなにも呼ばれず、遺産相続もなく、こちらも遺留分などの要求も一切していません。私はたった一人で黙々と働き節約を重ねて、私が欲しかったシェルターを創りました。

 

余生は、性虐待を受けて逃げ場所をもとめている少女のために役にたつ活動をして過ごしたいと思います。いまだ癒えていない私自身の回復のためにも、10歳の私を救う必要があるのです。回復への道は、多分死ぬまで続くのでしょう。それでいいと思います。

 

 本を書き終えてやっと本が読めるようになりました。読んでいる本の中で、私自身が回復につながる可能性があると感じる本を紹介します。

 

 

「体はトラウマを記録する」

まさに、私の脳と体の記憶に私は苦しめられている。そこをほぐし、偏桃体の影響を受け続ける海馬の更新作業を自分でするのです。私は自分自身で自分自身を回復させて見せる。

 

 

「PTSDの持続エクスポージャー療法」 

私はそれと知らずに、仕事や日常生活をリハビリだと思い、辛い苦しいと避けたくなるような状況にあえて自分をさらしていた。フラッシュバックがきつかった時に、小西聖子(たかこ)医師から、暴露療法というものがあると聞いたことがある。

その発展形がPTSD持続エクスポージャー療法なのだろう。先月読み始めてまだ終わっていないが、回復への可能性を感じる療法だと早くも感じたので紹介します。

これには、ワークブックもある。まだPTSDの発作が頻繁に起きるような人は、持続エクスポージャー療法ができる医師のもと、ワークブックも併用するほうが良いとのこと。

他に、10代のためのワークブックもあります。

 

 

 

 

「性の法律学

昔お世話になった時に読んだ角田由紀子弁護士の本です。法律のことを、女性の立場から分かりやすく書いてくれています。角田弁護士は東大の文学部から司法試験に受かったような人なので、文章がとても読みやすいですよ。

もし、性虐待を理由に親に慰謝料を要求する裁判を起こしたい方は、角田弁護士に相談するのが良いでしょう。ご本人でなくとも、良い弁護士を紹介してくれるはずです。

 

POD出版リアル体験記(ワード操作編)

文章を書くだけでも頭はいっぱいなのです。

ところが、

 

POD出版は、著者の作ったPDFがそっくりそのまま写真で写したように製本されます。著者は本のレイアウトデザインも自分で考え、自分でワードを駆使してそのデザインを実現させなければなりません。

ワードなどをすらすら使えるような人は今鼻でふふんと笑っておられるでしょうが。ああ、恥ずかしい、でも私の死ぬほど大変だったパソコンとの戦いを知ってもらいたいから、報告させてください。

 

 最初A4サイズで縦書き、ただただ文章を連ねていただけの私のワード文書は字だけ。

 

そのA4原稿を、見開きでA5サイズの本に作り直しました。

 

その過程でワードのいろいろな機能を知りました。私は、手作業は苦手なのですが手作りが好きなので、自分の思いを好き勝手に創りあげる作業にはやりがいを感じました。

 

モチベーションを維持できたのは、もう一つお金の問題。なぜなら、自分で手作りするからこそ無料でできるのですから、そこは頑張りました。

 

天涯孤独人生の保証人代わりに有限会社を作った時も、司法書士に払う30万円がなくて、法務局に何度も通って教えてもらいながら本2冊を参考にしながら自分で設立しました。頭が壊れそうでうんうんうなっていましたがやり遂げたので、その時の達成感と同じような達成感があるに違いないと思い頑張りました。疲れ方は法人を作った40代の時の10倍はありました。倒れてしまいましたもの。60代ですから仕方ありません。ミスも多いし、困ったものです。

 

 

さて、ワードの機能でよく使ったのは、ホームとレイアウトです。

書籍のポイントは普通9~10ポイントなのですね。ずっと11~12ポイントで原稿を書いていたので、1ページ当たりの文字数が増えて、たくさん書きたいのにページ数を減らさないといけなかったから儲かった感じ。フォントはやはり「明朝体」が良いようです。

 

段落の幅、行間、1行字数などはレイアウトの右下の↘をポチして入っていき決めます。適切な数値が分からない私は0.1から1まで、標準・広い・狭いのそれぞれに代入してみて感覚的にちょうどよいところを決めました。最終的に標準で5くらいに戻りました。まあ、適当といえば適当です。この作業を50回くらい。

 

その後にウインドウズ10にアイコンというものがあるのを知り、あちこちにちりばめ多用させてもらいました。素人ですのでお許しください。

 

表紙の方は、最初図形をつかい、ぼかしや反射などいろいろな加工をし色付けしお絵かきのように作っていました。それはそれで、気に入っていたのですがいくら3D加工してもしょせん平面ではあるし、私の心情の暗さが反映してしまいます。

 

 

最後の最後に写真を使うことにしました。そうすると、PDFではなく画像ファイル(例えばJPEG)を使わなければ申請できないので、ネットから無料のJPEG変換サービスを探しだして、使わせてもらいました。感謝です。写真もネット上のフリー素材を加工させてもらいました。感謝です。インターネット上は優しさにあふれていると感じました。

 

文書PDFは自分でアマゾンのガイドライン内に収めることができました。ガイドラインに適合したぞ!といざPDFを読み返すと、きまって入力ミスを発見します。

若い頃仕事でワープロ(ご存じない?ワードプロセッサーのこと。パソコンのワードのホーム機能だけの機械と思ってください)をパチパチ打っていた私は打ち込みの速さにだけは自信があったのです。それなのに、それなのに。。。打ち込みミスが次々と。。。年かあ~~。。年金生活者ですものねえ。。。精神年齢は12歳なんですがね~~。やり直しにつぐやり直し、ほぼ50回くらい。脳みそがしびれました。

 

表紙は塗り残し(?)などの作業が良く分からないので自分でやってもアマゾンのガイドからずれました。なので表紙作成オプション(2000円)を2回使いました。表表紙のPDFだけ送るとアマゾンのガイドラインに合わせてくれます。裏表紙と背表紙はネクストパブリッシング」の規格におまかせと言うことでした。でも、ずうずうしい私は、いつも質問しているメールに自分の作った背表紙と裏表紙のPDFを添付し、できたらこれを使って欲しいと送りました。採用してくれました!

 

気になったのは、マイクロソフト社のワードが英文基準なので複数ページを画面に表示すると、左側から若いページ番号になります。パソコン画面を見開き2ページに設定すると左が1ページ目、右が2ページ目。ページをめくるとまた左に3ページ目、右に4ページ目がくる。長く読んでいると疲れます。その解決方法もネットで見つけました。文書全体をアラビア言語設定にするだけです。お試しあれ!

 

一度出版申請してしまうと、あとはもう有料(5000円)の修正申請しか方法がないということでした。私が出版申請した後で穂積さんの作品のタイトルの入力ミスを発見してアタフタしたのは、このブログを読んでいてくださっている方たちの知るところです。(汗)ミスが多い。

 

書籍が販売になったのをアマゾンの商品画面で確認したので、さっそく自分用に1冊アマゾンから購入してみる。(イメージが違うことがあると、ネクストパブリッシング]からのアドバイスにより。)購入した本は自分のイメージ通りだったけど、早くも1ページ目に誤植を発見し慌てる。でも、そういう小さいキズって、自分らしいなあと思いそのままに。

 

その後、国会図書館に収蔵するオプションを利用する。国会図書館から確かに収蔵しましたと書面が届いたときは、感動しました!

 

 以上、簡単にPOD出版の流れと今回かかった費用を書きました。私はメールを200回くらいやりとりしたかもしれません。担当が決まっているみたいで話が早かったですよ。

 

 

最終の費用まとめ。

ISBN取得費5000円。ページふりわけオプション32000円。表紙作成オプション2000円×2回=4000円。出版前見本製本送付サービス2000円×3回=6000円。修正申請5000円。自分の本試し購入1490円。国会図書館収蔵オプション2000円。

合計55490円なり。

 

たったこれだけで、自分の本が出版になりました。祝!!!

この記事がこれから自分で本を出したい人に、少しでもお役にたてたら嬉しいです。

 

 

10月に入ったら、

(株)インプレスD&B2019年間アワードというのにエントリーします。

選ばれたら、賞金がいただけるそうです。いただいたらシェルターにエアコンがないので付けたいです。

 

社名を勘違いしていました。前回と今回の記事の訂正部分を赤にしてお知らせします

 

 

追記

今日(もう昨日)は2か所のシェルターの整備と掃除、雑草取りでくたびれました。もう少ししたら利用要綱などをきちんと公開できると思います。(2018.9.28)