その後を生きる、矢川冬の場合

実父からの性虐待サバイバー。「もう、沈黙はしない‥性虐待トラウマを超えて」出版。社会福祉士。家父長制絶対ダメ。HSPシニア独り暮らし。性虐待を事由に明記し戸籍名変更。女性無料シェアハウス運営。趣味はどけち節約と終活と防災サバイバル

性的虐待サバイバーのためのシェルター、2018年画像

今年最後の記念すべきブログですので、初めてシェルターの画像をお見せしたいと思います。場所や外観の詳しい情報は明かせませんが、これからもイベントがあった時にはアップしたいと思います。(なんだか全然わからない写真かもです、華麗なカメラワークをご期待のみなさまはご容赦くださいませ)

 

  害獣駆除業者は大工仕事は一切しないので天井の張替えなしで20万円には驚きます。穴を1か所塞ぐのに30000円の見積もりを出した業者もいました。ビックリです。ホームセンターで金網を買ってきてビスで留めるだけなので、だから自分でやりました。

 

ただし、電話だけでとてもていねいに教えてくれた業者さんもいました。感謝です。無料見積もりに来てくれた業者さんもとても親切に詳しくファイバースコープなどで見て教えてくれました。けれど、どちらも高い高い。。。だから、自分たちでやることにしました。

 

 

業者には最初から「相見積もりとりますよ」と言ってあったので、大丈夫でした。

 

 


持ち主J( ;∀;)、大工S(T_T)、私F(;O;) で作業しました。

 

 

われらが愛しいシェルターは、ブルーシートをまとったなんとも無残な姿で年を越すことになりました。天井の観察口は大工Sがこの間開けてくれました。ブルーの養生シートは私Fが一人で張りました。今年はここまで。。。

 

 

 

来年、脚立に乗って汚染された断熱材をかきだすのは、持ち主Jの担当になりました。断熱材を取りだした後は、大工Sが天井を張り替えます。経費削減のため、私たちもできる限りのことは手伝う予定です。

 

 

おかげで害獣駆除業者に20万円と提示されたここまでの作業は、経費10000円くらいですんでいます。

 

後は天井張り替えにいくらかかるのか、見当もつきません。持ち主Jが30年前児童養護施設で育てた、とても優しい大工Sを信じて(40代、妻子持ち)、お任せです。

        

 

f:id:yagawafuyu:20181231180922j:plain

アライグマが入居していた天井

平屋増築部分と本体2階建てをつなぐこの狭い空間の外壁左右に直径8センチくらいの隙間があったのです。アライグマはなんなく通るそうです。皆様もお気を付けください。

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━🌸🌸🌸🌸

今年は、ブログ開設、本の出版、害獣対策といろいろなことがありました。また、ブログを通じていろいろな方と知り合い、助けて頂き、おかげさまでとても充実していた1年でした。皆様、本当に有難うございました。来年もよろしくお願い致します。 

  

                  <m(__)m>     🌸🌸🌸 矢川冬

 

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 生きづらさへ
にほんブログ村

少女が自立するためのシェルターに、初めての利用者が。。。

その家族はシングルマザーと生まれたばかりの2人の子ども、いや子どもはもう1人いたかもしれません。

私が留守の間に、入居を決めてすでに1週間たっていたらしいのです。ですから、私は会っていませんでした。

 

ここで、種明かしーーーその家族は雨どいを伝って、建物の増築部分のつなぎ目に開いた穴から、空間を見つけて住み着いたアライグマの親子でした。

 

多分、前回から私が憤慨している猫のエサ撒きオヤジの撒いたエサを食べに来ていたのでしょう。とんだ迷惑なオヤジです。

 

アライグマは糞尿を同じ場所でするので、天井裏に糞だまりができるそうです。壁のすみから茶色いものが何筋もたれてきていました。しかもアライグマの糞にはかなりの確率で回虫がいて、その卵が人間の体内に入ると人間は死ぬことがあるそうです。

 

これには、困りました。シェルターの準備とは別にいろんな問題が猫のエサ撒きオヤジのせいで次々と起こり対応に追われています。くたくたです。

 

 

 

でもこれも試練と受け止め、必ずや解決するつもりです。逆境がきつければきついほど、私の負けず嫌いの精神が発揮されます。性虐待を受けるまでは弱弱しく泣いてばかりいる女の子だったのですが、少しずつ、少しずつ私の性格は闘う戦士の根性を獲得していきました。負けず嫌いの性質が本来あったのかもしれません。だから、こんなにもしぶとく生き残っている。きっとそうです。

 

 

 

 

 さて、アライグマに戻ります。

2つある外壁のよく使っているほうを金網と木の板でふさぎました。夜中になると親は金網に突進し破ろうとします。開いている穴は使おうとしません。これら動きを観察するために徹夜をする必要があったのです。その夜は親はとうとう外へ出なくてエサを食べないで過ごしました。

 

業者と市役所に聞くと、その状態では親は警戒して子どもをくわえて出ていくか、はたまた、もう外へは行かず親子とも中で餓死することになるとのこと。慌てました。

( ;∀;)

 

中で餓死されるのが一番大変です。万が一家の中に害獣の死骸があったら、家の外へ出して清掃センターに電話をすればとりに来てくれるそうです。かわいそうですが、ペットと違い、害獣とされている動物は「燃えるごみ」として燃やされるそうなのです。人間も火葬されるのですから、そんな違いはないかとも思いますが、「ごみ」扱いされる害獣のことを考えると心痛みますね。

 

数日後、シェルターに行くと、なんと塞いだ金網が内側からめくり上げられ木の板が吹っ飛んでいるではありませんか。ビス30本で留めたのにあっさり突破されていました。すごい力です。体長60センチくらいのスリムなアライグマさんでしたが恐ろしいです。

 

家の中へ戻りできるだけ生きて外へ逃げていてほしいと思いながら、棒で天井をつつくとなんの気配もありません。おや~、出て行ってくれたのか、それとも死んでいるのか?どっちどっち??

(;O;)

 

 

そこでまた数日後、所有者Jの勤務している施設出身者の大工さんに頼んで糞尿が一番少なそうな場所を選んで、天井に観察穴をあけてもらい恐る恐る中を覗き込みました。うわーっ!黄色い断熱材がボロボロと落ちてきました。断熱材が糞尿を吸っていたから垂れてきた液体がそれでも少なかったと分かりました。とても異臭がします。

 

でも、アライグマ親子はいませんでした。よかったあ~!

 

その日は観察口から近い断熱材をゴミ袋2つ分引っ張り出して終了。天井の奥まで詰まっている糞尿まみれの大量の断熱材をまず全部引っ張り出さないと、天井を壊せません。前途多難です。

 

 

ちなみに、害獣駆除の会社の相場は1万~30万と開きがあります。よくよく相見積もりを取って、話をよく聞いてくれる業者で比較的安いところを根気よく探すのがよいですよ。私は10社くらい打診してみたものの、どこも20万円の提示をされて、結局自分たち3人でやりました。今回は、私が金網と板を買ってきて知り合いに手伝ってもらい穴を一つ塞ぎました。お礼を含めて5000円で済みました。今後天井の張替えがあるので、そちらの金額もきっとお友達価格でやってもらえると期待しています。

 

教訓

害獣を発見したら、慌てず動きをよく観察し、よく使う穴をふさぐ。逃げていけるように出入口はひとつ必ず残す。子どもが成長し自分で外へ行ける時期まで待ってバルサンなどをたいて親子とも穴から追い出す。穴の中の糞尿を吸い出し消毒し、穴の入り口を全部塞ぐ。

f:id:yagawafuyu:20181222143709j:plain


気になる場合は天井の全とっかえをする。   以上です。

 

 


にほんブログ村

にほんブログ村 家族ブログ 児童虐待・幼児虐待へ
にほんブログ村

虐待を受けた人のためのシェルターへ、招かれざる客が。。。

児童養護施設の職員をしている女性Jさんが家を購入したのが3年前、すぐに私が借り受けました。二人ともお金がないので、物資を募り家具や電化製品などいろいろな寄付品を、軽トラを駆使して2人で集めて回りました。Jさんは女性ですが、洗濯機や冷蔵庫など一人で担ぎあげます。頼もし~。

 

 

2年くらい前からなぜか猫が4,5匹屋根にも庭にも道路にもいて、一度などは開けっ放しにしておいた窓から入り込んだ猫が畳にオシッコをしました。オシッコや糞の始末をしていると、私の身体に異変が。。。全身に赤いぽつぽつの湿疹が広がり痒くてたまりません。めまい、嘔吐も。

 

 

(多分、自家感作性湿疹でした。自分で治しました。この湿疹の直し方はまたいずれ独立した記事にしたいと思います。けっこうおもしろいです。皮膚科に一度受診したのですが、若い男の医者が信用できなかったのと、看護師が冷たいのと、受付の中年女性がガサツだったのとで初診だけで止めました。)

 

 

2年前から今年の初めまでは、私はちょうど本を書くことに集中していて、Jさんも施設の仕事が忙しく、しばらくシェルターの整備は手つかずのままになっていました。湿疹は本を書いているから心理的なもので、トラウマストレスの影響だと思っていました。

 

 

 

ところが、

去年の暮、プラスチック製のピンクのエサ皿が庭にポンと置いてあるのを発見したのです!!!     4,5匹の猫はこれのせい??    湿疹も猫アレルギー??

誰かしら~?  他人の庭に猫のエサを勝手にまく???

 

 

とりあえず、ピンクのエサ皿は庭から道へ移動させました。数日して、またピンクの皿が庭に。。。また、道へ移動しておきました。。。この攻防を数回繰り返し。。。

 

 

それからは、不審に思いながら気をつけるようにしていました。

 

 

気をつけて過ごしていた今年の夏8月

ナント!緑のエサ皿をもってオヤジがシェルターの庭に立っているではありませんか!

 

 

エエー!、その男は2年前柿の木の剪定を頼んだ近所の電気屋のオヤジだったのです。裏の家の人が紹介してくれたので信用していました。だから、留守でもいいので庭に入って柿の枝を切ってくださいと言いましたよ、代金も渡しましたよ、確かに。けれど、庭に猫のエサ皿を置いていいとは言っていませんよっ。😠

 

 

 

「やめてくださいね。私は湿疹で半年苦しんだので、10年前に猫アレルギーの診断も出てるので。猫が悪いわけではありませんけどね、アレルギーなので、すみませんねえ」と近所なのでやんわりと、今年の夏に言ったのでした。。。もう気持ちは絶対仕事は頼まないという心、だから今年は電動のこぎりを買い自分で柿の枝を切ることにしたのです。

 

 

と、ところが、10月初め

柿の収穫をするためシェルターに行き柿の木の前へ行くと、すると、また、また、ピンクのあの見覚えのあるエサ皿が、今度は柿の木の下にポンと置いてあったのです。

 

エエーッ!!!   柿の木の下というのが、今までのイキサツからいって、ジワリと気持ちわるい。

 

私はもう許ッしませんヨッ!!!😠😡😡

 

 

 

ピンクのエサ皿をスマホカメラで3方向から映し、紙を取り出しました。「今度エサ皿を発見したら住居不法侵入警察に通報します。証拠の写真は撮りました」と書き、エサ皿をもってその日のうちに、シェルターから見えるその電気屋に行きました。ちょうどオヤジがいました。

 

「夏にエサ皿を置かないように言いましたよね。ネズミやゴキブリが来るので困ると持ち主の人も言っています。今度見たら警察に通報します。もうお宅に仕事は二度と頼みませんからッ!」と宣言し、セロテープを貼っていた紙をドアにバンッと貼りました。オヤジは謝りもしません。「あっ、うっ」と、にやつきながら、分かっているのかいないのか、気味が悪い。他人の庭にエサを撒く人間だから、謝る発想はないよね。相手にするだけ、こちらのレベルが落ちる。😡

 

自治会には伝聞という話にして情報を伝えましたよ、私、だてに年取ってるわけじゃない、年寄りってずるがしこいのよ。お気をつけあそばせ。(*´ω`*)

 

 

 

話はちょっと変わりますが、

私にはこれから入居する人たちを守るという責任があります。多少の厳しさはご容赦くださいね。今のところ家をシェルターに使うことは内密にしています。過去に自立援助ホームを作ろうとした団体が住民の反対運動を受けて実現できなかったことを見てるから。持ち主Jの職業が児童養護施設職員だということも内密にしているくらいです。無知ゆえの偏見による排他主義は日本の特徴です。(島国根性、村社会)

 

 

だから、私は自分が借りているということにして地域に浸透してから、入居を募るつもりでいたのです。だから、近隣トラブルはできるだけ避けたかったのでした。でも、避けられないトラブルが降りかかった時は、闘います。「降りかかった火の粉は払う」のが、私のモットーだから。

 

 

幸い、庭の柿が近所の人たちとの友好的なつながりを作り出してくれています。

 

幸い、シェルターから徒歩3分のシェアハウスのほうには児童養護施設出身の女性が夫と子どもで住んでいて、彼女は私が紹介した職場で週5で働きながら子どもを幼稚園に通わせています。シェルターに入居した人もフォローすると言ってくれている心強い先輩ですよ。

彼女が偉いのは、施設出身だということを隠そうとせず堂々としているところです。私やJは年齢的に感覚が古いのかもしれないなあと最近思っています。

 

 

 

 

そして、この顛末はもっと悲劇的に展開していくのです。。。

 

 

次回「招かれざる客パートⅡ」に続く。。。いま、シェルターでブログを書いています。今夜はある理由で徹夜をします。。。。

 

 

 

 

 

 

 


にほんブログ村

にほんブログ村 家族ブログ 児童虐待・幼児虐待へ
にほんブログ村

いまさらながらの自己紹介。性虐待をうけましたが、家を買い長生きしています。

 「にほんブログ村」に参加したら、とたんにPVがふえて1日のPV数がはじめて130を記録しました、有難うございます。新しくブログに読者登録をしてくださった方も増えて、嬉しいです、(人''▽`)ありがとうございます☆

 

こんなマイナーなブログを読んでくださる方には感謝しかありません。

 

 

 

 

なのでここで、きちんともう一度自己紹介したほうがよさそうだと思いました。 考えたら、自己紹介らしき記事を書いていませんでした。('◇')ゞ

 

 

はてなブログをスタートしたのは、2018年1月でした。まる1年が過ぎ来年以降も、月3~5回のスローペースながら、続けていこうと意欲は満々です。読みにくい部分もあるかもしれませんが、よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

2018年6月には、55年という歳月をかけた「もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて」という本をを出版しました。今アマゾンの年間アワードに参加していて入賞した場合は賞金が出るそうです。

 

2019年4月に入居者募集を開始する「虐待を受けても自立をめざす強い意志を持った少女のためのシェルター」(シェルター名は未定)の資金に使わせていただきたいので、入賞した~い!

 

 

あっ、経済的自立をしそびれたすこし前少女だった方も、真剣に自立を望むなら相談してください。私の本を読んでくださったうえで、連絡を頂きたいと思います。

 

 

 

と、このはてなブログでいつも叫んでいるので、以前からお読みのかたは「またかよ、」と思われていると思います。

 

 

 

 

でも、今回は新規の読者さんのために、

 

しつこいようですが、私の本の宣伝をいたしま~す。ブログのアフィリエイト画像から買っていただけると、本の代金の3%がアフィリエイトでシェルターに寄付されます。さらに、アマゾンのカスタマーレビューを書いてくださると、年間アワードの入賞に近づきます。入賞の選考基準は本の販売数レビュー数だからです。

 

審査の締め切りは3月上旬なのでもうすぐ締め切りで~す。2月末までにはご購読📚とレビュー♪♬を、ぜひぜひよろしくお願い致します。<m(__)m>

 

 

 

入賞した暁には、このブログで大々的に、発表いたします!!ジャジャ~ン!🎆🎆

パチパチ!!💐💐

 

 

 

 

 

 

自己紹介 

 

 

10歳から12歳まで、実父から性的虐待を受けました。子ども時代は、実父と実母から身体的虐待、心理的虐待を受け続けていました。。。。。終わらせたのは私自身です。詳しくは本で。。。

55年前の話です。。。

 

 

なぜ、私が今になってそのような話をするかというと、私のようになったら手遅れだとお知らせしたいからなのです。現在は医学生の教科書にも性虐待や虐待のことは載っていますが、私が性虐待を受けていた55年前には「性虐待」という言葉もなく、私は自分がされていることをどう表現してよいかもわかりませんでした。表現方法が分からないのですから誰にも言えず、そのまま放置されていました。

 

その状態がもっともよくないことは、今は自明の理。性虐待を受けたらいち早く、誰かに言う。とにかく逃げる。--------これですよね。そして、今では虐待を訴えてもだれもあなたを叱りません。保護してくれるでしょう。

 

 

私の時代は誰も、何も、ありませんでした。 

 

 

だから、私は勉強することに逃げました。のろまで不器用な私でも、がり勉の成果でだんだん成績が良くなり地域で一番の公立高校に入学したのですが、両親からの身体的・心理的虐待は高校を卒業し大学入学のために実家を逃げ出すまで続きました。

 

 

一浪して、某有名私立大学に入学してからは、加害に明け暮れていた夫婦はおかしいくらい低姿勢になりました。私は当時から親を捨てることを考えていました。2度とあの家には戻らないと決心していましたが、大学の学費を慰謝料として出させるために、在学中は帰省したこともあります。家の中に入ると、とたんに体調が狂いうつ状態になりました。

 

 

 

とにかく、私はあの家族から逃げ出すことだけ考えて子ども時代を過ごしていました。

 

 

 

ところが、なんとか大学を卒業できて働き出しても、生きにくさは増すばかり。。。

 

 

 

虐待の後遺症は遅れてやってくるのです。当時は誰もなんの知識もなかったのです。専門家は一人もいませんでした。適切な治療が受けられなかった私は、パニックや欝をなんの症状なのかも分からず、自分の性質のせいだと思い込んでいました

 

 

実際民間のカウンセリングを受けたときも、生きにくいと訴えたら男性カウンセラーから「性格が悪いからなおしなさい」と言われて、とても怒り落ち込みました。自分が悪いのだから、ひとりでひたすら転げまわるように生きるしかないのか、と諦めたのでした。

 

一か所だけ、AT(自律訓練法を施術している研究所に言ったときだけは虐待のことに触れることができました。そして彼らは理解してくれましたが、深層心理のとても深いところにあるので危なくてこれ以上触れられないと言われ、1か月で終了となりました。

 

 

 

 なんのケアもなく、

希死念慮にさいなまれ、辛い、苦しい、しにたい、のあげく自殺未遂。感情は未発達で混乱し、頭は鉄なべが乗っているように重く、つねにボーという反響音がしていました。部屋で自分一人で、教えてもらったATをするのが精いっぱいでした。

 

 

両手が動かなくなり24歳で精神科に1か月入院しました。主治医は、父親と同じくらいの年齢の男性精神科医でした。父親がしたことをいくら訴えても「嘘だ、甘えるな」と怒鳴られ、「おとうさん、お母さんを大事にしなさい」とイライラ説教をされました。。。。42年前のことです。。。

 

 

 医者に信じてもらえなかったから、14年かけて38歳で実父からわび状を取りました。証拠があるから今度こそ信じてもらえるだろう。信じてもらえず人格を否定されるという2次被害は相当に苦しかった。だから、性虐待のことを社会の人に知ってもらおうと活動を始めました。

 

私は結婚も子どもも諦めていました。自分の子どもができたら、そこにエネルギーを取られる。もともと少ないエネルギーは底を尽くに違いない。そして、私は子どもを連れた公園デビューも幼稚園のママたちとの付き合いもうまくできないと確信していました。

 

 

私は性虐待をうけてからというもの、女性的要素に違和感を感じるようになっていました。エプロンをかけて乳飲み子を抱く女というステレオタイプを想像しては、ひとり鳥肌立てているのです。

 

 

 38歳のとき、

虐待に取り組むある中年男性精神科医から、虐待の専門職を対象とするシンポジウムで話してほしいという誘いがあり出かけましたが、私はその会場でその医者からマイクをとおして、身体的特徴をあざ笑われました。これから子どもの虐待に取り組もうとしている100人の専門家の前で、これから子どもの虐待に取り組もうとしている精神科医に。

 

 

その瞬間に私は社会に向かって発信する勇気と力を奪われ、再び恐怖心に呪縛された世界へもどりました。。。。。。28年前のことです。。。

 

 

 

それから28年間、私はもう虐待について話すことはなく、ただひたすら働いていました。ときどき見聞きする性虐待に関わる「専門家」たちの動きや、子どもが虐待死したというニュースに接しながらも、心の中は闇、うつろな日常、つづく沈黙。

 

 

人間としては生きていなかったかもしれません。なぜ生き延びたのかというなら、怒りの炎がどうしても消えなかったからだと思います。

 

 

 

思うに、働きながら性虐待のことを考え訴えるのは、とても難しいのではないかと思います。

 

私は性虐待のことを考え始めると、その時の光景と感覚が蘇り、感情は暴風雨のように吹き荒れ、とても仕事ができるような精神状態は保てませんでした。仕事をして食べてシェルターのための家を買うには、虐待の光景を封印し、沈黙の闇に深く深く沈むしかありませんでした。

 

逆説的ですが、将来虐待に取り組むために30年間の沈黙の時間を必要としたのです。いま、現役で仕事や結婚生活をしながら虐待に取り組んでいらっしゃる方は、そうとうなエネルギーを消耗しているはずです。自分を大切に休み休みでやっていっていいと思います。

 

社会に向かって発信する時期と言うのは、人それぞれ違うと思うのです。私も、半年発信しては沈黙し、また発信しては何十年も沈黙をし、今また発信しようとしています。何事も自分中心で考えたほうが、実はうまくいくと実感しました。

 

 

 

さて、医者にどんなに侮辱されようとも、私の怒りの炎は消えませんでした。強い風にはためくことはあっても、ろうそくの土台のろうは減ることはなくエネルギーを供給し続けたのです。そのエネルギーがなんだったのか、今でもわかりません。

 

 

 

そのおかげで、今があります。

 

 

 

 

 

yagawafuyu.hatenablog.com

 

 

 

 

 

多分本当は生きたかったのです。幸せに穏やかに生きたかったのです。けれど、そういう幸せを描いていては生き延びられなかった。怒りのように強い閃光を放つエネルギーが必要だったのです。

 

 

 

。。。。現在私は66歳になり、念願の年金受給が開始され、リタイヤ生活も1年が過ぎました。本にすべてを書いて。。。。。6か月たちました。

 

 

今、私はとても穏やかです。なにもない一日が愛しく、ひとりの生活を楽しんでいます。料理をし野菜に水をやり掃除をする。身の周りの物たちを整理し、始末して、すがすがしく居心地がよい。。。。。なによりです。

 

 

。。。あとは、自立をめざしている少女がひとりでもシェルターから巣立ってくれたら、もうなにも望むことはありません。

 

 

 

 

自己紹介の続きは、アマゾンサイト

「もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて」

の本の解説に詳しく書いています。

 

※本の中には、性虐待の赤裸々な表現もあります。性虐待当事者の方はフラッシュバックにご注意ください。 

 

もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて

もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて

 

 

 


にほんブログ村


にほんブログ村

性虐待サバイバー、天涯孤独を生きぬくドケチ節約術(ガス代)

ガス代はプロパンなので高い。電子レンジ調理の方が安く上がります。

 


マンション大規模修繕で給水管を全交換したら、水道管がマンションの屋上をはうようにむき出しに設置されました。

 

私の部屋は最上階。最上階の給水管は太陽の直射日光にさらされます。だから、夏は水道管の冷水側からもお湯側からも、やけどしそうな熱湯が出てきます。これは幸運の神様からのごほうびみたいなものでした。

 

 

夏場はシャワー1回分くらいなら太陽熱自然の恵み給湯でいけるのです。屋上の給水管の熱湯を使いつくしても、2時間も待てばまた直射日光で熱湯になるので、タイミングをみて浴槽にためたり洗い物を片づけたりと、まめに対応してます。まあ、これもリタイアしたからできる芸当ですね。40年働いてきたごほうびがここにも。

 

ただし、同じ最上階の別の部屋で水を使われると一気に冷水に変わってしまい残念。だから、他の部屋に使われないタイミングで頑張るので、夏場は一人でお湯合戦をしているのです。(笑)

 

他の部屋の人たちは、私がケチケチと熱湯をねらってシャワーを浴びてるとは夢にも思っていないはずです。熱湯が出てくることも知らないで暮らしているかもしれないと思うと、人間ってつくづく関わり合っているのだなあと思います。。

 

ですが、ちょっと面倒ではあります、節約とは根気と見たり。努力の甲斐あって夏場のガス代は2020円(1か月)と、ほぼ基本料金のみ。そのかわり冬は6000円に急騰します。( ;∀;)プロパンガス高い。

 

 


シェルターとシェアハウスは都市ガス地域なのでほっとしています。

 

 

 

 

 

ついでの記事です。

シェルターの家賃をねん出するために、やめたものリスト

 

あっ、決して恩を着せようとしているのではありません。前々からしたかったことが、家賃捻出というきっかけで実現しただけです。

 


①ミネラルウォーターの購入:水道水をペットボトルに入れて冷蔵庫に。冷たくておいしいしミネラルウォーターを飲んでる気分が維持できます。但し、ミネラルウォーターは腐らないので、災害用に2Lペットボトルで12本は確保しています。

自動販売機利用:以前もあまり利用していなかったが、どうしても買わないといけないときは年間1~2回ですね。ふだんは業務スーパーやポイントをもらえるスーパーなどで来客用に仕入れています。自分のためには買わない。

出かけるときは、夏場は凍った500mlのペットボトル持参。この凍ったペットボトルは買い物をした生ものも冷やせるから、夏場の必需品です。冬も水道水を500mlのペットボトルに汲んで持ち歩きます。日本がずっと水道水が飲める国でいてほしいものです。

 

業務スーパーのユーザ―としての記事は近々に書きます。(食費編)



➂白髪染め:若い頃からあこがれていた白髪が生え始めた。まだきれいではないが染めない。仕事をしている頃は「見た目」を周囲に合わせる必要から栗色にしていたが、とても嫌で面倒でした。仕事をリタイヤして楽になったことの一つ。

④美容院:30代の頃から、自分で切るようになった。50歳を過ぎてからは美容院通いは皆無に。美容師の方、ごめんなさい。本当は行きたいのですよ~。あっ、でも、美容師さんとのトークは苦手です。

⑤外食:外食は昔からほとんどしません。最近も外食するとしたら、株主優待券が使える店だけに限定してます。今はお世話になった人にごちそうするために使っていますが、入居が始まったら入居者をたまには外食に連れていきたい、それだけのために銘柄を選んでます。

 

 

 

株主優待券のことは、(財テク編)で詳しく書きますね。こうご期待!

 

 

 

 

にほんブログ村 家族ブログ 児童虐待・幼児虐待へ
にほんブログ村

性虐待サバイバー、天涯孤独を生きぬくドケチ節約術(水道代)


水道代は平均1450円くらい(1か月)。水の節約に効果大なのはお風呂です。入浴は夏場無料の太陽光熱湯で毎日シャワーです。

 

私の部屋はガスを使わず太陽熱(貧乏だからソーラーシステムはモチロンありません)のおかげで無料で熱湯が出ます。(*´ω`*?

 

※ この無料の太陽光熱湯の原理は、次回のガス代の記事に詳しく書きます。

 

 

 3日に1回湯船にお湯をためて漬かります。オーストラリアなどでは1年中シャワーで済ませるそうですが、日本は気候のせいかたまに浴槽のお湯につからないと体調が悪くなりますから、湯船につかるのは夏場でも大事です。

 

浴槽に4リットルペットボトル4本を入れています。

小さい浴槽(140L)の半分までお湯が来るようにしているので、70-4×4ー自分の体積30=24Lの水量で入浴していることになります。それ以外にも洗髪・洗身にシャワーも使いますから、1回の入浴で使う水量は40~50リットルくらいになりそうです。恐ろしいですね~。

気にしないで湯水のように湯水を使いながら毎日入浴していたら、ドンダケェ~!となります。

 

※この4リットルのペットボトルには取ってがついているので、災害時の汲み置き水用としても便利ですよ。詳しくは災害時編で。

 

 

 

 

そして、最近使い始めたのが重曹野菜を洗えるレベルのものを使います。重曹には、工業用、掃除用、食用とあり、その違いは精錬のレベルの違いとのこと。顔も洗うので食用を使いましょう。重曹は食べるものですから眼に入っても痛くありません。上記24Lの水量なら大匙1杯で十分。

 

ぬるぬるする温泉がありますが、あれはアルカリ泉です。重曹もアルカリでたんぱく質を溶かすので、入るとしだいに肌の角質層が解けて、肌がぬるぬる、つるつるしてきます。ピリピリしたら重曹の入れすぎですからご注意を、すぐお湯を足してください。市販の浴剤も結局、炭酸水素ナトリウムに香りをつけているだけですので重曹と変わりません。値段が安いのは断然重曹

 

重曹は石鹸を使うからだ洗いは軽くで済みます。給湯釜の中のパイプも洗ってくれるので掃除も楽になりますよ。私は貧乏なのに、洗濯にお風呂の残り湯は使いたくない派ですから、浴槽全体を洗うのに使って1回で捨てます。重曹風呂を始めて3か月ですが、プラスチック浴槽についていた汚れの線が薄くなってきてます。

 

ご注意:真水の上がり湯はかけてくださいね。重曹の入浴は、角質が取れすぎて肌が荒れる場合もありますから、使用は3回に1回くらいにしたほうが良いですよ。最初は小さじ1杯くらいから始めるのをお勧めします。皮膚の強さは人それぞれですから、ピリピリしたらそこが限界ということです。

  

今私は、スーパーで買ったニワキューの「キッチンの魔法のパウダー600g」を使っていますが食用ではありません。野菜が洗えるというので試しに使っていますが、支障はありません。けれど次からはちゃんと食用のにします。

 

 

 

例えばこんなものですが、以下の商品を推奨しているのではありません。画像が欲しくて張り付けただけです。でも、これらの商品は食品添加物と書いてあるので使えそうですね。

この商品は安い。安すぎる。いまのがなくなりそうだから私もどちらか買ってみようと思います。使用感は後日お知らせしますね。ダメでも掃除に使えますから損はないってことで。

 

 

 

 

 

 


私は食べるものしか栽培しませんが、ベランダ野菜にやる水はコメのとぎ汁や野菜などの水洗いをした後の水をとっておいて使います。雨水も逃さず使います。バケツ2つと空き容器10個くらいを雨の落ちるところに並べておきますが、幸いベラんだのひさしが半分しかない造りなので、雨はベランダの野菜の上にもバケツの中にもじゃぶじゃぶ降ります。不幸なのは雪も盛大につもることですが。雪も溶かして水にします。

 

お米のとぎ汁は、顔洗いや体洗いにも使います。精米していてもいくらか糠の成分が残っているのを期待して。とにかく、ただでは捨てません。

 


以前はトイレのタンクにも500ミリリットルのペットボトル2本入れていたのですが、いまタンクのフロートの調子が悪く水がちょろちょろ出てくるので元栓を占めています。その関係でペットボトルの意味がなくなったのでやめました。

 

 

災害時のために4リットルのペットボトルに水をいれてトイレに並べています、これ大事。

 

 

次回はガス代です。お楽しみに!