その後を生きる、矢川冬の場合

実父からの性虐待サバイバー。「もう、沈黙はしない‥性虐待トラウマを超えて」出版。社会福祉士。家父長制絶対ダメ。HSPシニア独り暮らし。性虐待を事由に明記し戸籍名変更。女性無料シェアハウス運営。趣味はどけち節約と終活と防災サバイバル

性虐待被害者とフェミニズム、被害者の社会性に寄り添う専門機関の紹介

~~~被害者が加害者を許す???   えっ??

 

10年くらい前からだろうか、性虐待被害者の中に明確に「被害者が加害者を許すべきです」と主張するグループが活動するようになった。

 

彼女らの主張はこうだ。(私は実際講演を聞きに行った)

「私は子どもを産んでから、加害者にもこんな幼い頃があったのだ(と胸が熱くなる)。彼(男に限定)は道を踏み外して私を性虐待したが、許して立ち直らせることが私の気持ちをも慰めてくれる。そう思ったら楽になったので、他のサバイバーにも加害者を許すことを勧める活動をしている」というような内容だった。反吐がでた。これは、男の視点に立った意見だ。

 

なんか変ではないですか?

 

と問うても、性暴力の経験のない人や男性にはピンとこないかもしれませんね。

 

聞き流してしまうと、耳障りがよくて理屈に合ってそうです。

 

実際、彼女らは講演会にマスコミをや専門職を呼び、顔出し名前出しで露出していますから、話題性に事欠かないしマスコミとしては記事を書きやすいことこの上ない有難い人たちなのです。専門職にしても、グダグダ言わず自分たちの仕事に協力的な彼女たちは苦労の少ない良いクライアントと言えます。

 

 

 

 

~~~何が変なのか解説します。

その1. まず、愛しいわが子に胸が熱くなるのは分かりますが、なんで、それが性暴力をした加害者への愛情に転換するのか。短絡すぎやしませんか?みんな生まれたばかりは赤ん坊だったけど、それがその後の犯罪の免罪符にはなりません。

 

その2. 自分がなにもかも許してそれで楽になるなら、どうぞご自由に。だけど、「被害者が加害者を許す」と無条件に言ってしまうことの他の被害者への弊害が大きすぎる。

 

その3. 加害者はそもそも自分が犯罪者だと思っていないそうだ。性虐待もしつけとか、ほんのじゃれあい程度しにか考えていない(自分は気持ちが良かったから)。百歩譲っていくらか悪いと思っても、子どもは自分の所有物だから支配して当たり前という論理に落ちる。そこへもって、被害者が許すなどと言ってしまうと、加害者の加害性が無になるのだ。加害者の意識の中で犯罪がなかったことになる。

 

その4. 加害者は許される必要性すら感じていないところへもってきて優しい言葉をかけてもらうと、ああそうか、またやってもいいのだね、と思うのだ。再犯を助長しているのと同じ効果なのだ。

 

その5. 性犯罪を減らす、なくす目的で刑の厳罰化が行われる方向にあるが、水を差すことになる。犯罪性を認識していないという性犯罪者たちに性暴力は犯罪であるという認識を持たせるためにも、刑の厳罰化は必要、急がれるべきなのに真っ向からブレーキをかける態度といえる。

もちろん、私も刑を重くしたからと言って犯罪者が反省するとは思っていない、そもそも悪いと思えない病気でもあるのだから。刑の厳罰化は加害者と性犯罪に甘い日本社会と司法の意識を大きく変えるために国際標準にして欲しいという流れである。

刑を厳罰化して出所後は一生罪を償わせ、強制的に治療を受けさせるのが理想です。被害者が許してしまったら、その流れもうやむやにされかねない。

 

その6. この間から少し触れていた精神科医とセラピストが上記のサバイバーたちと同じ主張を30年以上繰り返している。というか。後述するこの2人がサバイバーたちを洗脳し言わしめているのだ。

一人は麻布に開業しているさ〇〇うクリニック院長、もう一人はそのクリニックに10年くらい前に加入してしまった東京フェ〇〇ストセ〇〇ィセンターの平〇〇子です。

 

私の本「もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて」に名前を伏せて書いたこの2人はクライエントの主体性を無視した治療をしている(治療かどうかはあやしいが)。

 

さ〇〇う医師について名指しでその罪状を書いておられる方のブログもあるので、私も伏字ではあるが公表します。

 

加害者の無罪判決が4件も立て続けに出され。もう、待ったなしの状況なので私も優しい態度は、これからは返上することにしました。

 

kkumata.hatenablog.com

 

さ〇〇う医師はクライエントをマスコミなどに露出させることで、彼女らの承認欲求と快感に火をつける。露出を習慣化させて、そのうえで他のサバイバーを斎藤クリニックに引き込む人寄せパンダに使う。

寄せられて通院したところでろくに話は聞いてくれず、さ〇〇う医師お決まりの下品な自慢話と恫喝で終わるのだ。アメとムチでクライアントを洗脳していく宗教的やり方。

 

文章の才能があるらしく本を何冊も出しているし読むと流れるような文体と心にもないヒューマニズムをちらつかせるので、だまされますよ。論理も破綻はしていない、ただ本人の人格とは別物というだけのこと。

 

斎藤クリニック内にはトラウマサバイバーズユニオンという当事者組織が出来上がっているが、ここにはさ〇〇う医師にに洗脳された古参のサバイバーがいて新規に加入した被害者を支配するそうだ、ケアというものはなかったとのこと。

自助グループなのに大金を支払い放置された人の体験談を本人から直接聞きました。お金の無駄遣いが嫌な人は行かないほうがよいですよ。

 

さらに、シアブという性虐待に特化した自助グループも斎藤クリニック内にできた。ビデオで顔出しして話すことが回復と思っているグループである。このシアブの代表者で小料理屋をやっているけ〇こという人も、10年前の「被害者が加害者を許す」公演会で男側にたった話をとうとうと笑顔で語っていた。反吐が出る。

いつも同じ話でときどきマスコミに露出するが、まさにさ〇〇う医師のやり口。言っていることも、性虐待がなぜ起きたのかという考察は全くない。ただ、自分は結婚して自営業も順調で幸せだから他のサバイバーにも私のようになって欲しくてマスコミに出ているという。虐待当時の話は生々しいが、女性の自尊心と人権に対する意識が低いようで、考察が現実の世界で止まっている。今の子どもたちや未来への志向は見えない。

 

 

つまり「被害者が加害者を許す」発言をする人々には社会的視点がないのだ。もちろん女性の視点は皆無だ。

 

 

平〇はワンストップセンター東京の所長もしているが、おかしな発言にスタッフたちはげんなりしているが経済力があるのでいまだ所長のままでいる。この人も30年前、私に面とむかって「カウンセリングの目的は被害者が加害者を許すことにあります」とのたまった。

どの業界も同じだが、性虐待業界も人材不足でこのような風上にも置けない人間が専門家ヅラしてのさばっているのが現状である。

 

 

 

 

 

さて、文句ばかりでは発展性がないから以下に信頼できる人たちを紹介します。

 

~~~女性の視点で寄り添う相談機関

私の経験から、良いと思われる治療機関を挙げたので参考にしてください。こちらの3か所は女性の視点から女性に寄り添ってくれる相談先です。

 

 小西聖子(たかこ)医師

一般相談のご案内 | 武蔵野大学心理臨床センター

 

信田さよ子カウンセラー

HCC 原宿カウンセリングセンター

 

中島幸子(さちこ)カウンセラー

NPO法人レジリエンス

 

 

 

 

 ~~~フェミニズムとの出会い

 

さて、私は10歳でパーソナルイズポリティカルの原型を感じていたように思う。子どもだから言語化はできなかったが、理不尽な状況に体の芯から怒っていた感覚がある。

 

12歳で「家なき娘」のペリーヌの自立心を深く学んだ。捨ててあった缶から作ったスプーンを、私も使おうと心に決めた小学6年生。そして、その年父親を撃退した。撃退したからと言って、PTSDの障害は消えるわけではなかった。一度罹患したPTSDはしつこく海馬を攻撃するのだ。

 

 14歳でフロイトのエディプスコンプレックス理論を知り、「ヒステリー研究」を焼き捨てた中学2年生。

 

16歳でボーヴォワールに出会い、「娘時代」を常に携行し苦しい高校時代をしのいだ。

 

大学2年の時、田中美津さんが新宿リブセンターを作ったので私は少し通ってみたが、自分のことを語れる同じ側にいると思う女性たちの前ですら、まだ自分の体験を赤裸々に語ることはできなかった。リブセンターに集う女たちが、自立しセンスが良くキラキラしていて、田舎者の私は気おくれがしていた。

 

同じ年、樋口恵子先生のお宅へ行く機会があって、そこで手作りおでんをごちそうになりながら両親のことを聞かれたが、共働きで父親は料理を作ってくれることもあるとしか言えなかった。 

臍を噛む思い。女性問題を扱っている学者に加害者のことを聞かれた良いチャンスだったのに口は嘘をついた。恐怖に負けたのだ。あの名古屋地方裁判所岡崎支部で戦った19歳の少女のように大学の学費を母親に出させていたから、19歳の私もそれがストップされるのが怖かったのだ。たしかに父親は中国戦線に日本兵として出征し中国仕込みの料理を知っていた。でも、その料理の背後に何人の中国女性が泣いているのかと思うと味がしなかったが。

 

そして、同じ年、栃木で父親を殺害した娘がいて、日本から尊属殺人罪は消えた。私は小躍りしたが、意気地なしだから父親を殺すこともできなかった。

 

このころは私の頭と体に病理が顕在化して社会的な発想を生む余裕はなくなった。15歳~25歳は性虐待被害者ならだれでも最も困難な時期を送るだろう。性ホルモンがもっとも増大する年齢にさしかかると、性と結びついた海馬の記憶が誤作動し、暴走を始める。私も例外ではなかった。転げまわる苦しみに自殺未遂を繰り返した。 

 

 

 

次にはっきりとフェミニズムに出会うのは38歳、1990年だった。しかし、同時に悪名高きさ〇〇う医師から暴言を受け闘うことにもなった。一度で懲りた私はさ〇〇う医師に抗議文を出し一切の関りを切ったから、その後の被害は受けなくて済んだ。

 

38歳からフェミニズムの本を集中的に読んだ。私が学生だった時代(1970年代)にはみじんもなかった女性学というものが大学に設置されていた。私は日本女性学学会にも顔を出し、そこでカレッジトゥヒールの翻訳をしてくれることになった二見れい子さんに出会った。彼女は翻訳を引き受け私のいる自助グループにも参加してくれた。

 

既に名が知れ渡っていた上野千鶴子さんにも日本女性学学会で出会った。きさくに話しかける聡明なオープンマインドに憧れた。シスターフッドという言葉を初めて知ったのもこの頃。

 

女が女の敵だった50年前とは違う。女が女をサポートするのがどんなに気持ちいいのかを知ったのだ。もう後戻りはできない。

 

また、「沈黙をやぶって」を出版しようとしていた森田ゆりさんや多くのフェミニズムの女たちと子どもの性虐待に関するシンポジウムを都内のいろいろな場所で企画した。たまたま来ていた田島陽子さんにアドリブで舞台に上がってもらったりと、珍しく楽しい時期だった。

 

その後、年金をもらってから自分の本を出版する計画の下、シェルターの資金を貯めるために活動から一切手をひき、ただひたすら働いた。・・・それは25年間続き、自宅とシェルターを買い、そして今に至る。

 

 

ここで、

私が読んだフェミニズムの本から特に感銘を受けた3冊を紹介します。

 

 

 ※「家父長制と資本制ーマルクス主義フェミニズムの地平」(上野千鶴子

上野千鶴子さんの初期の代表作。家父長制がどのように生まれ、利用されていったのか分かります。 女性蔑視と父親が娘に性虐待を働くことは、根っこに同じ家父長制があると教えてくれた本。 

 

 

※「フェミニストカウンセリング」(河野喜代美)

私が読んだのはこの前の1991年出版の本です。アマゾンにはすでになかったので、パートⅡのこちらを貼りました。 

河野喜代美さんは「フェミニストセラピィの目的は、対人関係を通して、クライエントの自尊感情を高め、社会的存在としての自己実現をめざす」ことにあると明言しています。

フェミニストカウンセリングを名乗る平〇が「カウンセリングの目的は被害者が加害者を許すことにあります」とクライアントに向かって言い放ち、そのためにクライアントの自尊感情が大きく傷ついたことを河野さんに確認したら、平〇が間違っているとおっしゃていました。平〇がなぜ、フェミニストカウンセラーを平気で名乗っているのか知りたいものです。

 

 

※「部長、その恋愛はセクハラです!」(牟田和恵)

この本は男性に読んでもらいたい。この私でも、自分の中の微妙な感性と偏見に気づいたくらいですから、自分の中身を洗い出すつもりで読んでください。今までもやもやしていた部分がくっきりと見えて、目からうろこですよ。アマゾンのセクシャルハラスメント部門で私の「もう、沈黙はしない」より売れ行きがいつも上を行く名著です(比べるのもおこがましい、すみません)。父の日のプレゼントにいかがでしょう。

 

 

 

 

 

以上、今回は私とフェミニズムがどう出会ってきたのかを述懐しました。「被害者が加害者を許す」思想がフェミニズムにはないことが分かっていただければ、ありがたいです。

 

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47都道府県図書館寄贈コンプリート計画、2019.5.15報告。

2019年4月から2020年3月までの1年をかけて、47都道府県の図書館に「もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて」を収蔵してもらう計画を、

 

2019年1月末に発表しました。自分だけで月に5冊ずつ寄贈すれば1年で終わるという予定でした。。。

 

 

すると、ブログの読者の方々の温かい応援が2019年2月から早々と始まって、5月15日現在早々に

 

なんと10都道府県に収蔵が叶いました!

(人''▽`)ありがとう☆ございました♡

 

皆様のおかげです。感謝してもしれきれません。

あと37道府県です。がんばりまっす。うつがだいぶ軽くなってきたので動けるようになりました。

 

 

 

 

寄贈し始めて知ったのですが、図書館へ寄贈するというのは簡単なことではないのですね。

 

寄贈を申し込んで「うちは郷土資料だけ」とか「住民の方が書いたものだけ」とか、「寄贈が多くて受け入れられないかもしれないけれど、それでよければ」とか、結構冷たい対応なのです。知りませんでした。

無料でもらえるのだから喜んでくれるのかと思いましたが、「ぜひ、どうぞ」と最初から言ってくれた図書館は数えるほどでした。

 

寄贈を支援して下さった方たちも、そのような冷たいあしらいをされたかと思うと、申し訳なく思います。私が必ずや受け入れてもらえるようプッシュしまっす。

 

 

 

祝‼ 収蔵してくれた図書館様!!!

パンパカパ~ン !! 💐💐  🎆

 

 厚木市立図書館 様  なんと只今借りている人がいます(感涙!)

狭山市立中央図書館  様

鹿児島県立奄美図書館  様

沖縄県立図書館  様

弘前市男女共同参画センター 様

 

ありがとうございました!!

 

 

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寄贈図書館一覧 2019.5.15

 青→収蔵済

緑→審査中

桃→著者が電話でプッシュ

黄→活動中

 

 

 

電話した図書館 

筆者の覚書のつもりでリストにしています(わっとid:wattoさんの真似(笑)、なんかあのフレーズ好きなので)。以下、興味のある方はお読みくださってもかまいませんよ。あまり面白くないことは保証しますけど。

 

11.新宿区立図書館 :とても忙しそう。現在審査中で6月中には分かるとのこと。もし収蔵にならかったら男女共同参画センターのウィズ新宿に置くように考えてくれるとのこと。東京都立中央図書館にすでに収蔵になっているので、かえってウィズ新宿のほうが有難いかなと思いました。

 

12.神奈川県立図書館 :もし収蔵にならない場合でも、裁断して捨てることはなく、刑務所や中国の大学へ贈っているとのこと。女性関連資料室があるそうなのでそこへの収蔵を打診したが、すでに厚木市立図書館に収蔵になっているので、強くは押せないです。

 

13.埼玉県立熊谷図書館 :埼玉県立図書館の寄贈本はすべて埼玉県立熊谷図書館の寄贈係が決定しているとのことで電話。毎週選定会議があるが、私の本は今月中の選定会議にかかる予定。もし収蔵になっても貸し出し可能になるまで、数か月かかるとのこと。

 

14.千葉県立図書館 :いろいろ調べて下さって、折り返し電話を下さった。確かに図書館に届いていることは確認できたそう。担当者が一人で選定作業をしているため時間がとてもかかるとのこと。著者さんが自ら電話してくれたので、前向きに考えるというニュアンスをいただいた。 感謝。

 

15.兵庫県立図書館 :郷土資料、購買図書、寄贈図書の順で優先を決めている。収蔵にならない場合は着払いで返送してほしいと一筆書いてあれば、送り返してくれると言ってくれましたが、普通はしていないそう。

兵庫県に住まわれていた穂積純さんの書籍を置いている市立図書館を探してくれました。なぜなら、穂積さんは戸籍名変更を日本で初めてした方で、私は穂積さんの審判書を借りて戸籍名を変更できたのです。そういう説明を聞きつつ検索しつつ長い時間対応してくださいました。感謝。

 

16.鹿児島市立図書館 :電話をいったん切り、アマゾンなどを調べて折り返し電話をくださいました。検討しますという返事をいただいています。感謝。

 

17.青森県立図書館 :翌日担当の方から電話をいただき、基本方針を読んだこととかいろいろ話しているうちに検討して下さることになりました。感謝。

 

18.鶴岡市立図書館 :初め酒田市立図書館に電話したところ、「寄贈は受け付けていません」と速攻断られました。そこで、鶴岡市立図書館に打診したところ快くカウンターにどうぞお持ちくださいとのこと。近いうちに友人が出向く予定です。

 

19.京都府立図書館 :寄贈はすでにあり、今検討中とのこと。収蔵結果はお知らせしないので、図書館ホームページを検索してくださいとのこと。

 

20.京都市中央図書館 :3月に寄贈されているので、4月に事務をとおり5月末登録、7月までには収蔵かどうかが決定するというスケジュールを明確に教えてくださった。数千冊の寄贈本があるそうです(驚!)収蔵ができない場合は年3回のブックリサイクルで一般の人に譲渡するそう。おりしも、図書館の本が山に捨てられていたニュースをみてゾゾッ。

 

21.滋賀県立図書館 :もし収蔵できなくても男女共同参画センターに置いてもらいたいとお願いしたが、終始「当館一任」というお答えでした。

 

22.大津市立図書館 :もし、収蔵がならない書籍でも、毎年10月にある図書館祭りに出品して一般の人に配布しているとのこと。それでもいいのですが、それでは滋賀県のコンプリートにならないから困ると言ったら、若い女性は上司と相談してみますと言ってくれました。感謝。

 

23.守山市立図書館 :滋賀県立図書館がほぼお断り状態だったので、代わりに新装して素敵な木の図書館に生まれ変わった守山図書館に打診しました。答えがポンポンかえってくる感じの良い若い女性と波長が合い冗談言いながら寄贈のお願いをして、郵送することを約束しました。忘れないで送らないと。(メモメモ)

 

24.福島県立図書館 :ホームページに寄贈は2部が有難いと書いてあった。電話に出たのは男性の方だったが、ぜひにと言われたのが嬉しいです。

 

 

 

 

 

図書館というところは、寄贈は喜んで受けてくれてその日のうちに収蔵になると思っていた私でしたが、寄贈を申し込んでから収蔵が決定するまで数カ月もかかることを知り、青ざめております。

 

一番最初に申し込んだ東京都立中央図書館が一週間で収蔵が決まり貸し出し可能になったのは、例外中の例外なのでした。ビギナーズラックというものが寄贈にもあるのでしょうか。

 

2020年3月から逆算すると、2019年の12月までにはとりあえず寄贈申し込みまでしていないと、47都道府県をコンプリートできないことになります。

 

焦る~。(自分で勝手にタスクをかけて焦っている)

 

ですから、皆さんが2月から寄贈行動を起こしてくださって、大正解だったのです!!

4月から自分一人で細々と寄贈していったら、収蔵決定までたどり着けないもどかしさと孤独に打ちのめされていたかもしれません。

 以下が、私が図書館に寄贈している本です。 

 

 

ここで、お願いです。もし、一覧表を見てこれから寄贈を手伝ってみようと思われた方は、まず私の本の内容がどんなものか知ってからにしてください。
買わなくてもアマゾンの本の解説に内容が分かるように書きました。そこで、なんだこんな本と思われたら寄贈はしないでください。

そして、寄贈をしてあげようと思われたら、申し訳ありませんが、必ず私の本を読んでいただきたいのです。以前、私の本を読んでもいないのに寄贈し他の人にも寄贈を勧めた方がいたのですが私とトラブルになりました。
なぜなら、私は性暴力や性差別を容認するような絵画や文章を称賛するような人には、とてもとても不寛容になります。怒ります。私は性虐待を受けて以来フェミニストになったのです。

上記の点をご了解よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

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アライグマ汚染リフォーム完了。児童養護施設のこと。閲覧注意動画あり!

こんにちは。

「もう、沈黙はしない...性虐待トラウマを超えて」をPOD出版した矢川冬です。

 

10日ぶりのブログ更新になってしまいました。

 

この間に天井のリフォームのことで何度もシェルター持ち主Jや大工Sと打ち合わせしたり、手伝ったりと忙しくしていました。今日は、Jが軽トラックで備品をもって来てくれるので、ついでにホームセンターでラティスを買い設置までする予定です。やっと動き出しました。

 

 

 

 去年の11月にアライグマ🐻が天井に住み着いてから、ネコの🐈えさ撒きおやじとの抗争、アライグマ親子追い出し、市役所、業者、警察との交渉と相次ぎ、しなくてもよい苦労をいっぱいしました。シェルター運営とはなんの関係もないできごとでしたが、降ってわいた試練には立ち向かうしかありません。

 

10歳で泣き寝入りして以来、私は「降りかかった火の粉は払う」を座右の銘にして生きてきました。

 

 しかし、そういう戦闘モードとは裏腹な面も私は持っています。10歳で乖離して以来、5人くらいのモードをとっかえひっかえやりくりしてきました。戦闘モードでエネルギーを使いすぎると待っているのは鬱です。

 

今年に入って鬱っぽい日が続くようになり、いろいろ滞っていました。。ブルーシートのまま半年が過ぎ、作業ができない日々でした。。アマゾンの年間アワードにも入賞及ばず。。シェルターの要項の件で話そうにも忙しくいJとはろくに相談できず進展なく。。

 

その間に虐待の事件が起きて、性暴力を犯した父親が無罪になったり、神経がおかしくならないほうがおかしい日々。。。

 

 

 

 

でも、4月末にやっと天井のリフォームも終わり、これから家具の配置などを設定し直して入居者を募集する用意が本格化します。要項発表は5月末で即募集開始、入居は6月からとしたいものですが。。要項が定まらずどうなるか未定に逆戻りしています。。

 

 でも、今日はやっとJと詰めた話ができそうなので、要項もよい形に決まるといいな。

気持ちを立て直して、新しい旅立ちにそなえようと思います。

 

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リフォームが完了した天井

ブルーシートがとれて、木の香りも新しくうれしくなりました!

 

 

 

ここで、リフォームをしてくれた大工Sについて少し。Sは持ち主Jが勤めていた児童養護施設に5歳から18歳までいました。中学くらいがいちばん手を焼かせたそうです。夜中に施設を抜け出すのは日常、そのたびにJは一晩中捜し歩いたそう。ある夜塀を乗り越えて戻ってきたところをカメラに写そうとJは待ち構えていたがフィルムが入っていなかったりと今では笑い話です。どこにいってたの?と聞くと学校のプールで泳いでいたと童顔が笑顔で答える。Sは憎めない人柄です。

40代になった今は子どももできて、Jの実家の近所に住み、J家の広い敷地内に大工道具を置かせてもらって家族ぐるみの付き合いをしているが、いつまでもJには頭があがらないそう。いい関係です。

 

シェルターの営繕は大工Sがほぼ請け負ってくれることになったので、とてもとても助かります。次は大物、ぶよぶよしている外壁塗装だよ!

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

児童養護施設で職員をしていると、朝起きてから寝るまで(宿直だと寝てからも、Sのように抜け出す子どもがいるから)気が抜けない仕事環境です。食事、入浴、掃除、洗濯、勉強教える合間に、研修会出席。

 

 

私は当事者だということをJだけに知らせて入職し、児童養護施設と自立援助ホームの非常勤で宿泊までこなしましたが、こまごまとした目配り、気配りをしているうちに自分が近視眼的になっていくのも分かりました。 

 

パートの私に課せられた変則勤務は次のようでした。

 

~~~~~~~~~~~~~~

その1日の例。

ホームの買い物をしながら夕方入る。自立支援ホームの夕飯作りと18歳の子の話相手、宿泊、翌朝6時に出勤してきたホーム長と交代で、そのまま車で3分離れた児童養護施設へ直行。宿泊していた職員と申し送りして交代。朝食を作り、小学生の子どもたちを学校へ送り出す。集団登校は施設の子どもたちだけで人数いっぱいで何班にもなる。掃除、洗濯を10時までに済ませ終了。同じ日の14時に幼稚園のお迎えから仕事が始まり、夕食、入浴、宿題、就寝の世話をしその夜宿泊勤務だったり、ようやく帰ったり。10時から14時までの中途半端な休憩時間に家に戻るのが面倒でカラオケ店で寝てたりしていました。だから数日家に帰らないことも。なので、独身の職員には職員宿舎があてがわれそこから出勤します。病院の看護師と同じですね。

で、私はそれら正職員に休んでもらうためのつなぎで使われていたわけです。その時はまだ無資格だったのでなんでも受け入れましたよ。

 

私には児童福祉の実態を知る良い機会だったので、大学の通信教育を受けて社会福祉士を取得するまでの2年の間、食べていけないくらいの報酬で仕事に穴は開けないで頑張りましたよ。いずれ自分で作るシェルターの参考になる体験ですから。

 

けれど、子どもたちとご飯をたべて安心感をもたせるような接し方に気をくばるだけで終わり、他は何もできませんでしたね。でもそれでいいとも思えました。笑顔でご飯を一緒に食べるのが、何よりのケアになると思います。

 

学習ボランティアをしていた6か月間は子どもたちはいつでも笑顔で礼儀正しく、ここは天国かと思いましたが、いざボランティアおばさんから安いけれどもパート勤務に切り替わった瞬間、ころっと態度が変わる子どももいて驚きました。なぜかなと探っていると、給料をもらって自分たちの世話をしている人間だからということが分かりました。

 

こどもの論理では、ボランティアはお金でなく自発的に世話してくれている人たち、職員は給料を貰ってお金のせいで自分たちを世話する人間、というくくりなのですね。私も、その感覚分かりますけどね。

 

 

でも、病人ではないが人間不信の子どもたちを集団で見ていくのは想像以上にしんどいことなのです。

 

病院の入院患者だと朝と夕の簡単なカンファレンスですむものが、児童養護施設の正職員たちは一日中会議をしているのではないかと思うくらい会議が多い。その時間もっと子どもに接したら?と私は憤慨していたものです。

 

けれども、毎日動いて成長している子どもの起こす問題の多種多様な現実に追いついていくためには、未熟な職員が多い中では綿密な申し送りが必要になるということは、今は分かりました。それと、会議のもう一つの効用としては、職員の心理メンテナンスもあったように思います。抱え込んだらおしまいだから。

 

 

 

========================

 ここで、わっとさんのブログを拝借します。無断でごめんなさい。そして、いつもいつも有難うございます。

 

わっと(id:watto)さんが少し前の記事に、外国(イギリス、ドイツ)の子どもの虐待防止を目的とするかなり過激なCMを載せて下さっていたので言及させていただきました。防止目的というよりは、実態を赤裸々に表現することで観る側の感情に訴える形でしたが、赤裸々を好まない日本では放映できないでしょうね。

 

被害者に向けてではなく子どもの虐待に関心がない人々に向けあえてショッキングな内容にしたのではないかと思いました。その意味では、被害者はもう十分に知っている体験だから観なくてもいいし、あえてトリガーとなる動画を観る必要もないと思いました。

これが、不用意にテレビで流されたときPTSDからくる発作が起きる被害者もいるのではないか逆に心配です。

 

 

 

外国はテレビで虐待のCMを流すそうだけど日本はまだ少ないねと、Jに話してみましたがほぼ関心を示しませんでした。Jは研修で日本中を飛び回っていますが、一般論は話しません。なんか分かる気がします。

 

仕事現場で個々の問題に対処し続けているJは近視眼的にもなっているのは確かです。目の前の子ども、担当している子どものことで頭がいっぱいで大所高所の話は後回しでも一向にかまわない。本当はそれではいけなくて、両輪がほしいところですが。

 

 

 

以下、閲覧注意!

このわっとさんのブログの外国CMの2つ目が特に危ないです!ブランコに乗っている少女の動画から始まります。

性虐待トラウマのある方はフラッシュバックする恐れがありますので、2番目の動画だけ省いて観ることをお勧めします。2番目以外は大丈夫かと思われます。

 

www.watto.nagoya

 

 

 CMの2つ目はヘビのような物体がずーと画面から消えずに動いている作品です。被害者と思われる少女が年老いてもなお、死の瞬間を迎えてもまだいて、息を引き取った後でしかそのヘビは老女の元を去っていかない。

 

私が感じたのはその老女は性虐待について沈黙を強いられ、沈黙を守っていたから失意のまま苦しみを連れて死んでいかなければならなかったということでした。観ても私にフラッシュバックはおきませんでしたが、ずーっと気持ちの悪さは続いています。思い出して、今でも。

日本の若い被害者は観ないほうがいいかもしれません。西洋人はどう感じるのか知りたいものです。

 

多分製作者の意図としては性虐待からのPTSDの心象風景を表現したかったのだろうと思いますが、性虐待直後から20年くらいは全くその通りなのですが、私の感覚とは少し違いました。

私の場合は、中年になるとその画像はときどき薄れときどき途切れるようになりました。語り始めたからだと思います。聞いてくれる人が出てきたからです。

 


私はPTSDの医療的ケアを受けなかったし(まあ受けてもトラウマは残ると思いますが)、今でもうっすらとだがトラウマはずっと存在しています。けれど死ぬ前にはきれいさっぱり縁を切って死ぬつもり。そうしないと私の魂は浮かばれない気がするのです。だから話すのです。

 

 

いつか、晴れやかな青空の下すがすがしい空気を深呼吸して笑い、それから死にたいのです。CMに描かれた老女のような、あんな死に方を誰にもさせてはいけない。

 

そのためにも、私は死ぬまで語り続け、体が動くうちは活動をし続けようと思うのです。
 

 

 

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プロフィールの画像を変えて決意を新たに。法律を変えなければ性暴力被害者は救済されない。

プロフィール画像が自分に合わなくなったと感じ、落ちついた画像に変えました(落ち着いたかどうかには不安がありますが)。本の表紙にも使ったアリウムの拡大写真です。花言葉は「正しい主張」。これからも考えたこと、感じたことは、臆せずどんどん主張していきます。

 

書かなければならないことがたくさんあって、追いかけられている感じなのですが、どうも鬱っぽくて、気持ちが焦るもののはかどりません。

 

 

 

 

でも、

 

どうしても皆さんに知ってもらいたいことがあるので、頑張ります。

 

現行の法律では性暴力被害者は救済されない

 

ことを訴えたいのです。なぜなら、13歳以上ならあい変わらず「暴行・脅迫を用いて」いないと性犯罪が成立しないことになっているからです。

 

「暴行・脅迫」とはどの程度かというと、殴って気絶させる、縄などで縛る、ナイフで脅かして言うことをきかせる、ということになっています。

 

 

今の法律のここがおかしいところです。1年後の法改正には「暴行・脅迫」要件を消してもらいたい、あるいは被害者が心神喪失状態でなくとも強制的に性交すれば犯罪にしてください。

そうすれば、「抵抗」しないのは「合意」があったのではないか、と裁判長から誤った判断をされないで済むのです。日本も早く世界標準になってほしい。

 

 

なぜ気絶していない、縛られていない、ナイフを向けられていないのに、「抵抗」しないのか、「大きな声を上げて逃げ」ないのか、と不思議に思われる方もいらっしゃるでしょう。

 

しかし、私も他の被害者の方もそのようないわゆる「暴行・脅迫」のようなことを加害者にされなかったにも関わらず、性的な接触をされたと知ったショックで体は硬直し、意識は解離(自分の自我の外に自分が出てしまう状態)し、いわゆる裁判官が期待するような「抵抗」らしきことはできませんでした。蛇ににらまれたカエルの状態でしょうか。身じろぎできなくなるのです。

 

恥ずかしい、こんな汚い自分は認めたくない、何もなかったことにできないか、逃げ切れない、明日からの毎日をどういう顔をして過ごせばいいのか、なぜ私にこんなことが起きたのか、、、と犯罪被害者が感じる否認、混乱、悲哀、怒りのすべてが一度に押し寄せてきます。

 

子どもだから逃げられないと、みなさん思われるでしょうか?20代でも30代、40代でも、いわんや60代でもそういう無抵抗な状態に陥る被害者は多いのです。

 

私の本「もう、沈黙はしない」に17人の当事者たちが体験をつづった本を書評付きで掲載しました。ぜひ、その方たちの生の声を聴いてほしい。性暴力に抵抗できない心理が分かると思います。裁判官たちの必読書にしてほしい。

 

 

 

特に「御直被(おんちょくひ)」は読んで頂きたい優れた作品です。警察官板谷利加子と被害者の往復書簡を編集したものであるが、板谷さんのような警察官が増えてほしいものです。

 

 

 

また「BLACK BOX」は現政権与党の党首安倍首相に近い人が加害者と知り合いいだったため、伊藤詩織さんの加害者元TBS社員の山口敬之は不起訴になり、その後裁判所は伊藤詩織さんを締め出しました。 安部晋三のいつものやり口、お友達の便宜を図るのはもはや習慣化していますね。

 

 

 

酷い話です。国民が裁判所を信じられない日本とは、法治国家でもなく民主国家でもない、独裁国家なのです。

 

 

 

 

ここで、報告が7つあります。

 

1、宮本ゆかりさんが1年前に毎日新聞の取材を受けていたこと。毎日新聞の記事はつい最近ヤフーニュースで偶然見たのですが、例のごとく貼り付けはできません。毎日新聞編集長の「かしこい」配慮で報道が1年後の今になったそうです。(怒)

代わりに、宮本ゆかり(id:kaoagete)さんのブログに言及させて頂きます。大変示唆に富んだ記事です。

www.hitorijyanaiyo.com

 

  

 

2、さき(id:sakyuuu)さんNHKの取材を受け、つい先日NHKニュースで流れたようです。こちらも観ておりませんでしたので、いずれさきさんがブログで詳しく報告してくださるのを心待ちにします。以下、さきさんがそのことに触れているブログに言及します。

sakyuuu.hatenablog.com

 

 

 

3、山本潤さん代表の一般社団法人「スプリング」は、活発にロビー活動をしていて、今までに数十人の国会議員と面談して、性暴力の刑法改正や議員立法の陳情を活動の中心にしています。活動費などのお申し込みは常に受けてけております。📦💐

 

 えーと、リンク貼りたいところですが、検索エンジンで検索お願いします。(T_T)

 

 

4、天命を知る!(id:jiomn)さん から「訴追委員会」のURLと貼り方を教えてもらいました。貼れました~!

 

www.sotsui.go.jp

 

5、 この「訴追委員会」にChenge.org で7000人の署名を集めている個人の方がいます。4月25日現在で6800人集まっています。7000人を達成したら「訴追委員会」に渡すそうです。あと200人の中にぜひ入ってください。

えーと、はい、お分かりですね。Chenge.orgのホームページ内で探して。。。

 

6、岡崎市の無罪裁判ですが、検察が控訴したので名古屋高裁で5月中旬ごろ、裁判が開始になるのではということです。その前に鵜飼裁判長の弾劾裁判が決定してほしいものですが、同時進行になるか、遅れるかでしょうか。それでも悪しき判例が認められないようにしないといけません。

 

7、最近性犯罪加害者が相次いで無罪になっている裁判の原因ではないかとも思える裁判のことを書きます。静岡の裁判です。非常に悔しいですが、経緯を簡単に書きます。

(これを読んだ皆さんに後ろ向きな誤解が生まれないか心配です。質問がある方は遠慮なくコメントしてください。)

 

2009.5.15に、再婚した妻の連れ子(女)の娘、つまり義理の孫にあたる12歳の少女が義理の祖父から性虐待を受けたと訴えた。4回の審理の末、懲役12年の実刑判決がでて加害者は服役。その後、18歳になった少女が原告の弁護士に嘘だったと伝えた。2015.10に再審無罪になったその後、義父は国から損害賠償金2800万円を手にした。義理の娘である母親のその後は分からない。

 

この事件の奥はまだある。実はこの母親は被告(義理の父親)から性虐待を受けていた。12歳の少女は母親に言われて身代わりになって訴えたのだという。

 

母親が、なぜ娘を身代わりにするというそのような行動に出たか、 皆さんお分かりになりますか?

 

母親への性虐待は罪に問われたのかというと、それもうやむやになってしまった。

 

有罪判決を出した杉田裁判長は、誤判騒動が明るみに出る前に2013.12.25に肺がんで死去。

 

 

 

皆さんはこの事件をどう考えますか?

 

私の考えは次のようなことです。

 

母親が自分が訴えても勝ち目がないと考え、母親にべったりだった娘に身代わりになる ように頼んだ、息子に目撃者を装わせた。母親の姉(少女からは伯母さん)は、妹が義父から性虐待を受けているのを知っていたから、孫にまで手を出すのは当然と思い怒って証言をした。

 

誰が悪いのでしょうか?

12歳の少女は18歳になり母親のもとを離れ独立したので、本当のことを話す気になったという。性虐待はなかったと話す時点で母親との心理的なもつれがあったのでないか。けれども、証拠がないのだから無かったともあったともいえるわけです。伯母さんの懸念は当たっているのかもしれません。

 

私の意見ですが、

母親は歳のいった自分が何年も義父の言いなりにセックスを受け入れていたことで、いまさら訴えても認めてくれない。合意の上と思われる、だったら孫なら社会は加害者に罰を与えてくれるのではないか、と考えた。。。悔しさは残るが、歯を食いしばって自立する勇気もない。

 

愚かですが、そうなのではないかと思います。自立を本気で考えるように女は育てられていない。周りにロールモデルがない場合は想像力もそがれる。経済的に加害者に依存する状況は、ある意味ぬるま湯でもある。

 

ぬるま湯は、できるだけ早く出なければ精神を壊すことが分からず、ずるずると生活している様子が見える。愚かだと笑うのは簡単だが、母親こそが救われるべき人だったのだ。

 

結局司法が振り回され煮え湯を飲まされた。この事件以降、裁判官たちには被害者が証拠もなく訴えることが恐怖になってしまったのではないか。だからさらに、「疑わしきは罰せず」のほうへ流れたのではないか。

 

けれども、幼い子どもに証拠を出せというのはお門違いだ。出せるわけがない。結果、現在のような悲劇が繰り返されている。

 

性暴力を立証するのは、証拠を示すのは、ほぼ不可能だ。たった1回の失敗で、不可能を知りつつ要求する司法は腰抜けなのだ。性暴力だけは、別のルール「疑わしきは罰する」ということにしなければ、日本は性犯罪天国になってしまう。

 

世界でも、日本の性暴力に対する考えが甘いと思われている。アメリカでは一度の性犯罪でデータがだれの目にも触れるように、顔写真、名前、住所がネット配信されている。一生GPSをつけられ、長期の旅行も制限される。アメリカで性犯罪を犯したら、一生苦しむようになっている。それに比較して、日本では一生苦しむのは被害者のほうで、加害者はのうのうと暮らしている。

 

 

 

「そうだ!日本へ行こう!」というキャンペーンを、世界中の性犯罪者向けに旅行社が発売するかもしれない。性犯罪天国やりたい放題、日本へようこそ!というわけだ。

 

 

上記の母親は愚かだが、その弱さは女の置かれた状況の中で精いっぱいの権謀術数だったのだろう。

私も24歳のとき医者が信じてくれなかったから、考えあぐねて加害者をだまして14年後に謝罪文を書かせてそれを証拠にした。人をだますという汚い手を使った。事件後28年も我慢に我慢を重ね、笑顔を作り、だまして、やっと証拠らしきものをとった。そんな精神が壊れるような苦労も苦しみも、今性虐待を受けている子どもたちに味わってほしくない。

  

 

だから、裁判官たちが一度の煮え湯でそんな逃げ越しでは困る。母親が何十年も加害者からの要求に従った自分だから誰も助けてはくれないと考えるに至ったのは、この社会がそう仕向けたともいえる。

 

 

悔しさを晴らすすべが見つからないこと、それが性暴力の本質なのだ。

 

 

 

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収蔵してくれる図書館が続々と。47都道府県図書館コンプリート計画 中間報告

 みなさん、こんにちは。

「もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて」をPOD出版した矢川冬です。

 

 

昨今の児童虐待による子殺しや、実父からの強姦の裁判で加害者が無罪になるという、酷い日本の状況を何とかして打破しなければなりません。

 

人間の一人一人の意識が変わると、法律も変えることができるのです。今の日本の性犯罪に対する法律は国際的に見ておかしいと言われて久しい。まず、加害者を無罪にしてしまう日本の法律を変える必要があります。

もし名古屋市がドイツにあったら、父親は完全に有罪だったそうです。そしてもしアメリカなら無罪判決を出した裁判官は罷免になっていました。

 

詳しくは、「国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局 伊藤和子弁護士」のヤフーニュースなどをお読みさい。相変わらず、貼り付けの方法が分からぬゆえ。悪しからず。

 

 

 

 しばらく私の本の画像を貼りませんでしたので、貼っておきます。この本を全国の図書館に置くのが私の夢でした。そして、収蔵を決定してくれる図書館が続々と表れています!

 

 

そして、47都道府県図書館コンプロート計画にいち早く賛同して2月から動いてくださった

わっと(id:watto)さんが、本を出版されていたことを知りました。私もさっそく注文しました。まだ届いていませんが、心の温かいしかしひねりの効いたわっとさんだから、きっと何か仕掛けがあるかもしれません。 届くのが楽しみです。

 

以下にわっとさんの著書の情報を貼りましたので、ご興味のある方はどうぞ。アフィリエイト分はシェルターにちゃっかりといただきたいと思います。

お許しを。(m(__)m)

 

 

 

 

 

 

 

報告

図書館寄贈状況一覧2019.4.14付け  

 

f:id:yagawafuyu:20190414021332p:plain

図書館寄贈状況一覧2019.4.14

 

青→収蔵決定
黄色→活動中

ピンク→著者による電話

 


 

 

祝!収蔵図書館様 追加

パンパカパ~ン!!!   💐 🎆🎆

 

今回収蔵してくださった図書館様は以下の通りです。

大阪府立図書館 様  (わっとさんのご友人が府民として寄贈)

名古屋市鶴舞中央図書館 様

浜松市中央図書館 様

三重県立図書館 様

 この場でお礼を再度申し上げます。

 

 

 

 

今回著者矢川冬が電話した図書館は以下の通り

 

6、浜松市中央図書館 : サービスグループの女性が対応してくれました。浜松市中央図書館がだめなら、城北図書館ヤングコーナーへ。そこもだめなら男女共同参画センターへといろいろ一緒に考えてくださいました。電話を切ってすぐに折り返し下さり、「今調べたら4月11日に収蔵になっていました!」と伝えてくれました。うれしい!

収蔵が決定した図書館は帯全体をブルーに塗りなおしますので、それまでの緑や黄色やピンクは消えます。

 

7、三重県立図書館 : 私が電話をして署名と著者名を告げると、調べて「あ、その本なら収蔵を決定しております」とのこと。一番うれしいお答えです!ただし、三重県立図書館はいまマークデータという機械化を進めていて、その作業がどのくらいかかるかわからない。利用者に貸し出しできるようになるまで数が月かかるかもしれないとのこと。私が電話する前に収蔵が決定した場合、表の帯はブルー一色になり電話報告のピンクには塗りません。

 

8、四日市市市立図書館 : 毎月末の選書会議にかける寸前の状態でした。もし選書会議で市立図書館がだめなら、四日市市男女参画センターか人権センターに図書館職員の女性が持っていってくれることになった。なにか動きがあったら、その職員の女性が矢川に連絡をくれる手はずになりました。

 

9、岩手県立図書館  :  サービス一課の資料管理課の女性が対応。資料管理課は民間会社で運営しており、寄贈本の選定は同図書館にある総務サービス部の図書担当者(県職員)が決めるとのこと。図書館内で複雑な構図になっているようです。選定担当者は平日勤務とのことで話すことができず、再度電話連絡をすることになりました。

 

10、横浜市立中央図書館 :  データはすでに入っているとのこと。横浜市立中央図書館はPOD出版のような書店流通に乗らない書籍でも直販という形で前払いで書籍を購入することができる。大きい図書館はそういうことができるところもあると教えていただきました。初めて知りました。でも、それはかなり売れているか、図書館が独自に購入したいと判断した書籍に限るようです。待っていたらいつになるかわからないので、やはり寄贈してしまったほうが確実だと思いました。あと1か月くらいで収蔵決定かどうかわかるようです。横浜市蔵書検索に著者名を入れるのが簡単に知る方法とのこと。

 

 

 

不可の図書館は、再度働きかけるために表を保留と直しました。

同図書館にするか、ほかの図書館に変えるか、寄贈者の方と相談したいと思います。(

6月以降までお待ち下さい)

兵庫県立図書館    青森県図書館    鹿児島市立図書館

姫路市立図書館    鹿児島県立図書館

 

 

 

 

 

 

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娘を強姦した父親が無罪に! とんでもない判決にNO!  裁判官に猛省を促す。

 

 

2019年3月26日に、

日本を揺るがすとんでもない判決をだした裁判長がいる。

 

名古屋地方裁判所 岡崎支部の 鵜飼祐充裁判長だ。

 

詳しくはヤフーニュースや毎日ニュースなどを見てほしい。当方、未だに貼り付け方が分からぬゆえ。申し訳ありません。

 

 

 

 

 

もうみなさんご存知とは思いますので、話を進めます。

 

 

 

 

 

 

私の論点は以下の通りです。

 

1、19歳の時の強姦を問題にしているが、この加害者は娘が12歳の時から強姦を始めている。12歳の時の淫行をなぜ罪にしないのか?

証拠がないというなら、申し上げる。12歳の少女が父親に強姦されている最中に録音をとれるか?写真を撮れるか?

裁判官さん、あなたが12歳の少年だったとして、あなたはどんな証拠をとれたか?

 

2、「抵抗不能」な状態ではなかったから、父親は無罪だそうだ。ふざけるんじゃないよ。裁判官は「抵抗不能」な状態を具体的にどう思い描いているのか。両手両足を縛られている状態か、ピストルを突き付けられている状態か。

家庭の中で父親が娘にナイフを突きつけ殺す寸前まで行かないと「抵抗不能」な状態を

獲得できないとするなら、それ以前の殴る蹴る弄る強姦するの行為は、すべて無罪になってしまう。このことに裁判官が気付いていないとは、浅はかを通り越して健康状態が心配になる。

 

3、そもそも、強姦(2016年からは「強制性交」と言い換えられている)は犯罪なのだ、しかも「監督者性交」となると罪はさらに重くなる。娘が同意していないから裁判を起こしたのに、「抵抗しなかったようだ(まさに状況証拠)」という一点で簡単に加害者を無罪にするとは時代錯誤はなはだしい。明らかに誤った判断である。裁判官のロリータ的な性的指向が、よもや入ってはいまいな。

 

※ 思い起こすに、この「抵抗」という言葉は明治時代の遺物である。今よりもっともっと男尊女卑がひどい時代は、強姦されるのはされた女が悪い、なぜ舌をかみ切って死ななかったのか、恥ずかしい女だくらい言われていました。1970年くらいまではそういう社会の雰囲気だった。1980年代のバブル期以降女性に経済力がついてから、少しずつ舌をかみ切らなくても非難されなくなった。この裁判官はその雰囲気を引きずって生きている。

 

 

4、12歳という幼い時に張り付いたPTSDの影響で、19歳になっても同じ状況になったとき12歳のか弱い少女に戻ってしまうのだ。そんなことは性暴力被害者研究では自明の理。裁判官は、RTSDのことも、学習性無力症のことも知らないのだ。勉強不足にもほどがある。

 

5、さらに、検察も不勉強なのではないか。性暴力の被害者研究と加害者研究がお粗末なまま裁判に臨んだから、あんな粗悪な裁判官の意識を変えられなかったのだ。

 

6、今回の岡崎支部の判決は国際的に見ても恥ずかしい判決だ。男女格差が酷いからと男女平等を進めるように国連から勧告されているまさに今、このような恥ずかしい判決を国際社会に晒してしまった。日本の恥だ。

 

7、米国ではそのような判決を出した裁判官が停職処分になったそうです。(K'z Dazeさん情報)

 

 

 

 

 

以上を踏まえて、

今回の鵜飼裁判長の判決は不当であると

断固抗議します。

 

 

 

 

 

ついては、この思いを行動に表現するべく、

名古屋地裁 岡崎支部あてに抗議のハガキを個人的に送ることにいたしました。

 

 

ご賛同の方はぜひ、銘々で思いをハガキに書いて投函してください。控訴する次の名古屋高等裁判所にも影響するはずです。(19歳の原告の気力が残っていて、そして検察が控訴する決意をすることを祈っています。)

 

電話は公務妨害ととられかねません。

封書は開けて読む熱意も時間も裁判所にはありません。

 

ですから、思いをつづったハガキがとても良い方法です。実名と実住所を書くのが望ましいですが、ペンネームでも、名前や住所がなくとも大丈夫です。一人一枚だけにしてください。家族連名でも構いません。良かったらハガキを出した方はコメントやブックマークやメールでご一報いただけると嬉しいです。集計したいと思います。

 

 

 

〒444-8554

愛知県岡崎市明大寺町奈良井3

名古屋地方裁判所 岡崎支部

鵜飼祐充裁判官 殿

 

 

 

たくさんのハガキが未来の子供たちを救うのです。日本から性虐待がなくなりますように。                                                           矢川冬

 

 

 

 

 

 

 

※マシュリーさんが鵜飼祐充裁判官の悪行を見つけてURLをくださいましたので、記事を更新して載せたいと思います。

 

 

https://www.zaikei.co.jp/sp/article/20140922/214711.html

 

 

 

 

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