その後を生きる、矢川冬の場合

実父からの性虐待サバイバー。「もう、沈黙はしない‥性虐待トラウマを超えて」出版。社会福祉士。家父長制絶対ダメ。HSPシニア独り暮らし。性虐待を事由に明記し戸籍名変更。女性無料シェアハウス運営。趣味はどけち節約と終活と防災サバイバル

木星と土星が400年ぶりに最接近した時間ぴったりに、地球上にいた私は車の事故を起こした。

12月21日18時40分に、地球と木星は、サターンの星である土星の影響を受けていた

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木星土星は1563年8月26日に最接近した後、1623年にも接近したらしいがその時は太陽側にあって地球からは見えなかったそう。2020年12月21日、しかも私が事故った18時40分には約400年ぶりに大接近、並んだ木星土星を見ようと各地で天体観測がされていたそうだ。私はまったく知らなかったが。

 

 木星土星の影響なのか???

その日は一日中落ち着かなかった。気分がざわざわと浮いてじっとしていられない。

 

悪徳不動産屋との契約を打ち切り、キーボックスを送り返すために郵便局で370円のレターパックを買いそれに入れて窓口に出した。(不動産の件は次のブログにまとめます)

3センチのスケールを何度も通して、入りますねと中年女性の郵便局員が受け付けたのに、外に出た私を男の郵便局員が追いかけてきた。ちょっとこれ3センチより厚いのでこれでは出せません、と言う。

だけどこの同じレターパックで不動産屋が郵送してきたのだから使えるはずでしょ、と不動産屋が送って来たレターパックを見せる。

いや、でも厚いので。

さっき何度もスケールを通してたから、大丈夫でしょ。それに、これで送ってきたのよ。

そうですか、通してましたか。人によって違うので。

では今回はこれで良いということにします。

 

(ムカー!!  なに、その恩着せがましい言い方は!!!)

それに、同じ郵便物の値段が人によって変わるのはおかしいじゃない?

 

私はとっさに思った。この男の郵便局員はあの中年女性の職員を苛めてるんではないか。なんとかして仕事のミスを探したいんじゃないか、と。

 

悪徳不動産屋に自腹でキーボックスを送り返してやるだけでもむかついている。

(着払いにしなかったのは悪徳不動産屋が最初に菓子折りを持ってきて受け取ってしまったから、返す意味で)

それなのに、料金が足りないなどといちゃもんをつけられ、

 

イライラしながら引っ越し後に初めての道を、初めて行くスーパーへ車で向かった。最初の店はなんとか車を停め買い物をし、表通りに出ることができた。

 

次は同じ系列の店だが、私が欲しいケーキ屋が入っていたのだ。そしてさっきと同じように表通りから店の敷地に入った。

 

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グワッシャン!!!

 

車が何かをかすめたような気がして少し後退させて降りてみたら、左のライトの周りのボディが50センチ四方でめくりあがり、下側はタイヤの奥へかんでしまっている。店の車止めにぶつかったらしい。

大通りに面したその入り口は車用ではなく、車は裏の細い道をくねくね入っていくのだとその時聞いた。通りに面した他の店はみな大通りから入るようになっていて、てっきりそこが入り口だと思ってしまった。後で思えばPのマークもマークもなかったのだ。

 

 

 

ゲー、、、車大破!

 

仕事が終わって帰宅しようとしていた女性店員が大丈夫ですか?と声をかけてくれた。

人はこういう時平静を装おうとするが、私も冷静さを失うまいと笑顔を見せた(心臓はバクバク、手足が震えていたが)。回りには徐々に人が集まりだし皆足を止めて眉根にしわを寄せて見守っている。

こらあ、見てんじゃねえよ、と思うがこちらは見世物になるしかない立場、じっとこらえる。

仏頂面をしたスーパーの店長も出てきて、警察に電話して!と、私に怒鳴ると店に戻っていった。この人仕事を楽しめていないなあという雰囲気だ。あとで挨拶にいったが、まともな返事がなかった。この系列の店はポイントカードが有料なので私は利用していなかった。こんな店長だからか、店全体が薄暗い。

 

110番に電話するとバイクに乗った警官が二人すぐに来た。住所などの事情聴取。車検証と免許証を出す。1週間前に軽自動車検査協会に行って住所変更したばかりだった。変更しておいて良かった。

 

次に任意保険を契約している保険会社だ。保険証の電話番号の字が細かすぎて老眼の眼では判読不可能。最初からそばにいた親切な女性店員さんとさらに助っ人でいた女性に読み上げてもらい電話。

帰らなくていいんですか?

いいの、いいの。

優しい女性たちに私はいつも助けられてきた。

 

レッカー車を手配して到着までに30分。その間に最初の二人の警官は別件で去り、後から来た警官一人が残っていたので、よもやま話をして時間を潰した。周りを囲んでいた人々もほぼ立ち去り寒さがつのる。

レッカー車のおじさんは慣れた動作でめり込んだプラスチックをぐにょりと直しガムテープを貼った。最近の安い車はボディがプラスチックで中に発砲スチロールが入っているらしい。転がり出た梱包材のような白い発砲スチロールには驚いた。私の安い車ってオモチャみたいだ。これでは鉄の柵に負けるわ。

 

わずか10分で手早く作業は終わり、 

牽引車に接続された愛車がハザードを点滅させながら引かれていく後ろ姿に漂う哀愁。今まで車に愛着などなかったのだが、その時車が泣きながら引かれていくように感じられたよ。(ノД`)・゜・。痛かったね、ごめんねと手を振った。

 

 

帰宅の為に1回だけタクシーが使えるというのでハイヤーの番号を店に聞いて自分で呼ぶ。タクシーを使うのは多分30年ぶりくらいか。高いからね。

タクシーはすぐに来た。自損事故で帰れなくなったと話すと、運転手は自分も事故ったことがあるが、そのくらいの破損だと20万くらいかかるかもしれない、怪我がなくて良かったですね。

またお願いしますと言って降りる。

 

修理工場は混んでいるらしい。警官の話だと年末のこの時期は事故が多いとのこと。修理が終わるのは来年の正月が明けてかららしい。

 

修理代の相見積もりを3、4件出したら、損保会社が指定した修理工場が一番安くて17万5000円だった。あ~、痛い出費。後悔しても過去には戻れないから覚悟を決めた。今まで以上に節約すればいいんだ。

 

今日、クリスマスイブ、

代車を用意してもらい初めての車をびくびく運転し、縦列駐車しかできない狭いシェルターの駐車場に入れた。擦らずよかった。これで、年を挟んで代車を使うことになってしまった。

今年の正月はひたすら静かに過ごそう。来年の正月こそは家に帰れない子などを呼んでにぎやかに過ごしたいなあ。

 

 

 

 

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