ユーザー車検は簡単、安い
今年もユーザー車検に行って来たので、概要を書きます。何といっても2万円くらい安く済むので、節約にはユーザー車検がお勧めです。
必要書類
先にもっていくもの
1.軽自動車税 納税通知書兼領収書
2.自動車検査証
3.自賠責保険証書
軽自動車検査協会にあるもの
4.軽自動車検査表(1)
5.継続検査申請書
6.自動車重量税納付書
かかった経費
7.自動車重量税印紙 5000円
8.検査法定手数料 1400円
9.自賠責保険 19730円
合計 26130円
検査終了したらもらうもの
10.新しい自動車検査証
11.車に貼る次の車検日を示したシール
ユーザー車検のあらまし(ユーザーの動き)
①前述した1,2,3の書類を持って、車検に出したい車で管轄の軽自動車検査場に自分で行く。各都道府県に数か所ある。
②用紙を配布しているカウンターに行き、上述の4,5,6の用紙をもらい、その場で書き込む。書き方の見本があるので見ながら書き込む。分からない時はカウンター向こうの係に聞くと教えてくれる。
➂用紙の書き込みが終わったら、カウンターの箱に入れて待つ。書き込みに間違いがなければ、次に支払いのカウンターに行くように言われ、そこで上述の7,8の費用を払う。
④自賠責申し込み代行のカウンターが別にあるのでついでにそこで自賠責保険に入ってしまおう。
⑤手続きがすべて終わったら、いよいよライン(検査するための流れ)にむかう。が、その前にタイヤのホイールを外しておく。マイナスドライバーを差し込むと簡単に外れる。
はめるのは結構大変。まっすぐにはまる加減を見ながらトントン、ガンガン手でたたいてはめ込む。私は最初は木槌で叩き込んでいたが、この間業者らしきオジサンが手でやるんだよと教えてくれたので、握りこぶしでたたいてみたらわりにすんなり入った。
オバサンが一人で苦戦しているとだいたい業者らしき男たちが嬉しそうに声をかけてくる。自分たちができることを苦労してやっている女の姿が大好物なのだよ、オジンたちは。
業者に金払わないでタダで聞いてごめんね。私ケチなのよ。だいたい、そういう声掛けの根っこはセクハラに通じているからね、ほんとはごめんだ。
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ここで、ライン棟に並ぶ。私の地域は都会なので結構並んでいる。ほぼ業者だが、ちらほらユーザー車検らしき老若男女もいる。
⑥ラインの初めは排気ガスの点検。マフラーに検査機の棒を差し込んで待つ。
⑦次は時速40キロを保って走行検査。
⑧次にライトをパッシングして光軸の検査。
⑨最後は車を2メートル持ち上げてのタイヤと車の低部の目視検査。
。。以上でライン終了。
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カウンター棟へ戻って、上述の10,11をもらい終了。ホイールを戻して検査場を後にする。シールを車の窓に貼るのを忘れずに。
そしてお決まりのセクハラ事件があった
私はユーザー車検はすでに15年くらい続けていた。車は2台目だ。
15年間何事もなくきた。
管轄の軽自動車協会は、係員も親切丁寧、スピーディにことが運ぶ。なんの文句もなく、それどころか珍しくとても気に入っていた。何より車検代が1~2万円安くできるし。いつも通り、気持ちよくユーザー車検を終わろうとしていたのだった。。。
ところが、
一人の変質者のおかげで信頼関係が台無しになった。
上記のラインの⑧である出来事があった。左右のライトの光軸を調べるために、ハイビームにしてパッシングをするのだが、左のライトがOKにならない。何度かやっているうちに、係のオヤジが「こうやるんだ」と言ってライトスイッチを握っている私の右手の上から素手でむにゅむにゅと触って来た。
なに~、コノヤロウ。
私はとっさに「こらあ、触るんじゃないよ」と車の外のオヤジを怒鳴った。見ると、直後に並んでいた車の運転席にはうら若い女性がいた。あの子までクダラナイことされたらイカン。私はさらに叫んだ。「若い子にするんじゃないよ。」
多分だけど、その日の私の服装は汚れても良いカジュアル、ハッチング帽を目深に可愛くかぶっていた。マスクもしてた。多分だけど、えらく若く見えたに違いない。アタシャア、来年70歳だよ。
すると、オヤジは「じゃあ、口で」とモゴモゴと訳の分からないことを言う。「当たり前だろ!」と私はすごんで、
最後のタイヤチェックの係のところで、起きたことを伝え所長に話があるからどこに行けばいいか聞く。
その係の若い男は、顔をしかめて「ああ、あの人は今日で辞めるんですよ」と言う。辞めることになっているのが免罪符にはならん。そういう話をしていることろを遠くのラインから例のオヤジは眼をそらさないで凝視している。きもち悪い。
所長とさっきのリーダーらしき若い男と検査場の奥のソファで話す。ハッチ帽を脱いでいったら、ふたりとも、あ、という顔をした。なんでだ。
ソファは少し奥まっているが人が行き来している。聞けば、かのオヤジはクレームが多すぎて今日限りで辞めることになっていると、責任逃れなことを言うばかり。
この検査場は、みな親切でスピーディに対応してくれて気に入っていたのに、年取ったからユーザー車検はもうやめようと思っていた時に、こんな不愉快なことが起きて残念だ。所長の教育が適切になされているか確認するために、2年後も来るからきちんと職員教育をするように。
不適切な人物は業者対応に回して、ユーザー車検で来る一般人には充てないようにしてほしい。例のオヤジは私の車もナンバーも知っている、ひょっとして住所や名前が車検証から知られてしまうかもしれない、絶対漏れないよう配慮してもらいたい。
残念だったのは、直後に並んでいた若い女性が見ないように聞かないように気配を消していたことだ。こういう問題は普遍的であなたにも関係しているのですよ、と教えてやりたかった。そういう我関せずという態度が女性全体の地位を下げていると知るべし。
所長は私の書類一式を手にすると持ち歩き、自らパソコンに打ち込み作業をした。
所長の名刺をもらい2年後に異動になっていないことを願うと捨て台詞。
とりあえず警察には言わないでおくので、2年後また会いましょう。
ということにして、その日はムカムカしたままではあったが帰る。
家に帰ってよく考えてみた。そのオヤジは今日の夜から誰の監督も受けない身分になる。オヤジは私の車のナンバーを穴があくほど見ていた。車種も知られている。駐車場に置いてある私の黄色い車を偶然見かけたら、自分が悪いにも関わらず仕返しをする気にならないとも限らない。
すぐさま警察に電話をした。3年前の猫のエサ撒きオヤジの件で、警察に電話するときは110番がいちばん早いから遠慮なく110番をしてください、と警察に言われていたから、
臆せず、110番した。
30分ほど経緯を話した。車に傷などつけられたらその男が怪しいのですぐに調査を始められるように、あらかじめ説明したと述べる。窓口の警官はなるほど記録に残しておきますと応じた。
ついでに、かの猫オヤジの時と同様、家の周囲のパトロールを強化するようにお願いした。
が、猫オヤジの時は頻繁にきたパトロールがあまり来ない気がする。車も今のところ異常はない。
とりあえず、犯罪レポートアプリRader-zにレポートをしておいた。