組織はつくられたその瞬間権力を持つ。
ロシアという国家組織
今のロシア国家という組織は、プーチンという唯我独尊の狂気をかかえる一人の人間に支配されている。1930年代にヒットラーの狂気に引きずられたドイツ国民をほうふつとさせる。
ロシア国内では80%がプーチン支持だという。実際街角インタビューに答えるロシア国民の一部はウクライナをナチスの国家だと本気で信じているようだ。まるでヒットラーの再来のようなプーチン。部下に癇癪を爆発させている映像は心底怖かった。
日本人の街頭インタビュアーがロシアが侵略しているという意見もありますと言っても、街頭のロシア人は「それは西側のプロパガンダ」と答えた。西側の私たちがロシアが一方的に侵略したと信じているのと同じくらい強く、ロシア国民の8割はウクライナはナチ国家だと確信しているのだ。
太平洋戦争時には、欧米の植民地になっているアジアを救うのだというプロパガンダを日本国民はほぼ信じていた。
いずれにしろ、暴君が君臨する国家という組織が起こす戦争犯罪に正義はないことは歴史を見れば明らかである。
ソ連は日ソ中立条約があるにも関わらず、1945年8月9日の長崎原爆投下を機に満州と樺太に進軍した。そのことをもって私はソ連(ロシア)という国が約束を簡単に反故にする国だと知った。信頼はない。
余談だが、プーチンは私と同い年です。
同じ年代を生きると世界情勢のリアルを同時に体験するから分かりやすいことがある。
そして、私は辰年。西洋ではドラゴンとなり、よくも悪くも豪傑、傲慢、力の象徴なのだ。
性格は良くない。能力もないのにトップに立ちたがる。
私も中学1年の時クラスの女子を組織して手作りの会員証を渡しては、会員証を受け取った生徒だけを誘導して山の中に基地を作って遊んでいた。
多分率いている私が一番楽しかったに違いない。危ない人格?
私は10歳の時からずっと個であり続けている。
しかし、私は集団を組織してもけっしてその集団に入らない。私はプーチンにも同じ匂いを感じる。プーチンは組織している状態が楽しいのであって彼はロシア国民に寄り添ってはいない。今回の戦争は、彼にとっては自分の人生を終わらせるための戦争かもしれない。
私はウクライナを応援する
とはいっても、銃を手に駆けつける訳にはいかない。10メートルも歩くとよぼよぼする。だから寄付をする。楽天の三木谷社長が私財の10億円を寄付し、さらに楽天サイト利用者に寄付を募っている。
3月23日現在で楽天会員からの寄付は10億2000万を越え、順次送金手続きに入るそうである。本当に送られるのかは信じるしかないが。
私は残っていた楽天ポイント全部1861円を寄付した。ガソリンを入れるのは自前で払うしかなくなったが良い。ポイントで寄付できるのはとても良いので、他のポイ活で得たポイントも楽天ポイントに交換して貯めている。
多分、これ1回の寄付ではウクライナ難民の生活を支えられないので寄付は続くと思う。
2000年以降の映画には女性を組織のリーダーとして活躍させるストーリーが多いことに気づいた
田嶋陽子さんら女性学者たちが、「物語は必ず女が死んで終わる」と嘆いていた30年前とは違う。今の物語は女が死ななくなったばかりか、皆を率いて果敢に悪に立ち向かう。本当に気持ちが良い。
田嶋さんはあのころ、だから自分が映画を作ると言っていたんだけどねえ。お金が集まらなかったのかな。
それにひきかえ、昭和の映画なんて観れたもんじゃない。男中心で女を愚弄し続け、必ずと言ってよいほどレイプシーンがある。最終的に女が死んで、いくばかりかの哀愁を付け加えて終わる。気持ち悪くて観れたもんじゃない。
GYAO!では次々と国内や国外の映画が配信されていてとても時間がたりない
最近無料で映画を観る方法を発見してからというもの、映画にはまっている。1日に2本も観ることがあり1日の時間が足りなくて困っている。ブログを書く時間もない。飽きっぽい性格なので、いずれ飽きるだろうと思って放置している。
これも仕事を無事リタイヤしてのご褒美なのだから、思う存分享受しておりますよ。
ちなみにGYAO!を観るには、ヤフージャパンの左に並んでいるサイトから簡単に入れますよ。IDなんかなくてもいいみたいです。
但し、ただ一つ難点が。無料であるために広告が頻繁に入ってせっかくの映画が中断されます。ケチな私には無料であるほうが重要なので気になりませんが。アマゾンプライムなどに払う会費をウクライナに寄付できるではないか。
組織を率いて地球を救うSF映画や、第1次世界大戦と第2次世界大戦の映画を選んでみている。東ヨーロッパの雰囲気が知りたいこともあり、東ヨーロッパが題材の映画を最近観るようになった。
田嶋さんが、キエフはロシアにとって日本の京都のようなもので特別の思いがある、プーチンはずっと前からキエフを狙っていたと言っていた。だとすると、単なる損得ではないからやっかいな話だ。
女性が皆を引っ張って危機を切り抜けるストーリー展開が大好き!
デンデラ(日本)4月17日まで配信
:70歳になると女性は口減らしで山に捨てられる。ある一人の老婆が山の向こうに逃げ延びてデンデラという女性共同体を作り上げた。彼女の目的は自分たちを捨てた村に復讐することだった。。。が、後半この映画は復讐を果たせないままに終わる。
この見果てぬ夢のありようがなんとも切ない。今女性が置かれている状況を暗に示しているようで。。
が、大物俳優たちのプロ根性あふれた汚れっぷりに思わず笑ってしまう。ぜひご覧を。
明日へ(韓国)3月30日まで配信
:ソウルのスーパーのレジ係の女性たちと会社との労働争議を描いていいる。真面目に残業も引き受け正社員を目指していたシングルマザーが、少しずつ生きる権利に目覚めていく。おとなしく人の影にいた女性が、自分の心の叫びに目覚め、最後には先頭に立って皆の共感を呼び起こすさまが感動的。勝ち目のない闘いでも挑んでいく彼女たちの矜持を見よ。
おまけで、
グエムル漢江の怪物(韓国)4月15日まで配信
:これは女性中心ではないが、半地下パラサイトの監督ポン・ジュノと主役ソン・ガンホが組んだ映画で、やはり庶民が大きな組織に翻弄されるやるせなさが辛い。ある化学品メーカーがホルムアルデヒドを下水に流したために漢江に突然変異した怪物が現れる。娘をさらわれた一家が救出しようとするが。。国家権力と怪物と家族の三つ巴の闘いが始まる。。