友人にもらってから1年半経過したグッピーのその後
なかなかグッピーのその後をブログに書けなかった
それから何度もグッピーたちのことを書かなければと思いつつ、後回しになっていた。つい数日前に小さな地震があったのだが、その時のグッピーの様子も含めて1年半の飼育環境などを書いてみたい。
2021年6月に友人がグッピーの稚魚を40匹持ってきてくれた
熱帯魚は手がかかるからあまり欲しくなかった。私はほっといても元気なメダカが飼いたかった。
でも、友人はヒーターもエアも使わないで飼っているから大丈夫という。
押し付けられる形でとうとうグッピー40匹が同居することになった。
いや、友人にしてみれば、天涯孤独で独居している私の心が少しでも潤えばいいとの思いやりには違いない。もちろん有難く受け入れました。
生後15日という稚魚は5ミリ程度の針状の糸くずみたいだから、40匹いても存在感は希薄。
生後3か月もすると雄雌の区別がつくようになったから、雌雄別の水槽に分けた
グッピーは繁殖力が旺盛で雌雄一緒にしておくと際限なく増えるという。先のブログでも書いたように増えた個体の持って行き場がないから、繁殖は避けたい。
2021年冬、次々落ちていくグッピーたち
半年後の12月に入るとグッピーたちは次々と半分の20匹くらい★(ほし)になっていった。水温が低いせいかほとんど動かなくなった。このままでは2021年を越せないかもしれない。
友人の家はマンションだから暖かいのでヒーターなしで飼えたのだろう。私の住んでいる家の水槽を置いている1階は凍えるほど寒い。
水槽の中に入れないタイプのヒーターを探す
あわててネットでヒーターを探した。水槽の中に入れるタイプは汚れるので困る。水槽の下に敷くタイプのヒーターを見つけた。電力も7ワットと経済的だったが、2000円もした。
私は生き物は増えないほうが良いという考えだが、生まれてしまって生きている者たちにはできる限り快適に過ごさせたい。自他ともに苦しい死に方だけは避けたい。
カメなどの変温動物用のヒーターでは十分ではなかった
これは汚れないから良かったが、やはり欲しい温度が確保できないみたいで、
生後1年目の2022年の6月には、さらに10匹にまで減った。
死骸をかたずけるのは気持ちが悪い。
私はHSPなのだ。子どものころから丸ごと焼いたサンマなどは気持ち悪くて食べられなかった。辛い。
それにグッピーは胃がないので餌がすぐフンになるから水槽の汚れが激しい。夏場は一週間もたない。水槽の水は下水のようにくさい。辛い。
2022年春~秋、水草が溶けて腐る
温度は気にしないでよかったが、今度は水草に問題発生。友人からもらったアナカリスは半年で全滅。ホームセンターで買ったアナカリスには虫がついていてたので店員に言ったら、ほとんどついているのでお客さんが処理してと言われた。これもすぐに溶けた。
次にホームセンターで買ったマツモも1年も保たずに溶けてなくなった。水草も溶けて腐るとくさい。辛い。
最後にネットで買ったアナカリスはとても状態が良く大きかった。しかも10本で540円と良心的、もちろん虫などついていなかった。今のご時世、水草もメール便で届くのですよ。
2022年12月からは、30年前から使っていた電気座布団を水槽の下に敷いた
この電気座布団は45ワットも電力を食う。極寒の12月中旬から電気座布団とシートタイプヒーターを交互に使うなどしたら、2023年は7匹が越冬して2023年2月現在に至っております。
成長して体が大きくなったから寒さに強くなった
生後1年半たっているから成魚となり体が大きくなったから寒さも乗り切れるのか、多少寒くても元気に泳ぎ回るようになった。よかった。
電気座布団の思わぬ二次効果
この電気座布団を朝まで夜間ずっとつけているから水槽のある部屋の室温が去年より少し暖かく感じる。そのため、石油ストーブを使う時間が減った。結果的には灯油の節約にも効果があった。(電気代はこのご時世にも関わらずいつもの冬より1500円くらい高いだけ)
大きな子が小さい子たちをいじめるので水槽を分けた
1年前には雌雄で水槽を分けたが、その後オスが2匹になってしまい繁殖もしないようだからまた水槽を一つにしていた。
が、一番体の大きなメスがほかの子たちを追い回してつつくので、特にいじめられている小さい3匹を分けた。
一番気性の荒い個体はしばらく一匹にしてみた。グッピーは群れることが好きな魚なので1匹にしたら反省するかな。
水槽とヒーターとグッピーの写真
水槽のわきに立ててあるのが最初に買った亀用ヒーター、亀はこの上に乗って温まるそう。下に見えるもこもこが30年物の電気座布団。
この水槽は弱者のための水槽。
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しっぽがギザギザのだけがオスで、あとは全部メス。赤っぽいメスが特にいじめられて怪我をしたので分けざる得なくなった。
赤いメスは強者たちから分けたら、怪我も治りほかの子をつつくまで回復した。
写真に写っていないが亀用ヒーターの向こう側に同じ100均の水槽があって、そっちは体の大きい強者のメスたちが4匹いる。
体が大きいだけでなく色合いもコイかフナに近い。一時隔離した一番大きい個体も戻った後はおとなしくなった、反省したのかな。
苦難を乗り越え、いまやかけがえのない家族になりました
そういう訳で、今日現在、合計7匹が生き残っている。
夜私が寝るときに夜間照明に変えるとグッピーたちも眠りに入る。私が起きると同時に昼用照明に明るくするとやがて泳ぎだす。水槽のふちをスプーンで4回たたくのが餌の合図で皆一斉に寄ってくる。可愛いものです。
まんまと友人の思惑にはまった。
水草がたくさんだと、まるで観葉植物を置いたような効果がある
明るいライトに背後から照らされて、水槽全体が輝く。
水草が黄色い光を浴びて輝き、その水草の間をグッピーたちが嬉しそうに泳ぎ回っている。
ああ、幸せ。(水換えと掃除さえなければ)
スマホ写真ではその美しさが出せなかった、残念。
地震の3秒前にこの中の1匹が予知した
下のほうにいる半分黒い子が突然水面にピチッと音を立てて跳ね上がったと思ったら、水面に浮いたまま動かない。2秒ぐらいして、家がグラグラ揺れた。たいして大きい揺れではないが、私はグッピーの予知能力のほうに驚いた。
ずーと無料で映画を観てきたGYAO!に感謝をこめて、「ノマドランド」をレンタルした。211円だった。
ずーと観たかったのだけど、なかなか無料にならなかったのでとうとうレンタルした。少し前は450円くらいだった。
2008年、アメリカの大手証券会社の破綻に端を発する未曾有の経済危機が全世界を襲った。その影響は現役世代だけではなく、リタイア世代にも容赦なく降りかかり、多くの高齢者が家を手放すことになった。家を失った彼/彼女らは自家用車で寝泊まりし、働く口を求めて全米各地を動き回っていた。専門職での経験があったとしても、それを活かせるような職がほとんどなく、安い時給で過酷な肉体労働に従事するほかなかった。そんな不安定な状況下でも、彼/彼女らは自尊心と互助の精神を保持し続けていた。彼/彼女らは「現代のノマド」とでも言うべき存在である。(ウィキペディアより)
ノマドな生活
私は屋根も床も壁もあり固定されている家にこそいるが、もらい物に囲まれ、生活を極力縮小して、髪も30年自分で切って、ノマドに憧れている。だけど本物のノマドの日常生活は精神的自由と引き換えの厳しさだ。私にできるだろうか。