その後を生きる、矢川冬の場合

実父からの性虐待サバイバー。「もう、沈黙はしない‥性虐待トラウマを超えて」出版。社会福祉士。家父長制絶対ダメ。HSPシニア独り暮らし。性虐待を事由に明記し戸籍名変更。女性無料シェアハウス運営。趣味はどけち節約と終活と防災サバイバル

女性シェルターに降りかかる災難(感動完結編)、芸人への署名活動中間報告

女性シェルター「ほーむ」に降りかかる災難シリーズ最終編となりました。完結編にふさわしい感動的な第4編。

 

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 しかし、

その前に、前回のブログで緊急に報告した、ロバート秋山キャラクタ―への抗議署名について中間報告します。 

主催者によれば、署名は945名集まったそうです。告知からわずか2週間だったので数百人かと思っていたところたくさんの署名に感謝とのこと。

協力してくださった方には、私からも感謝を申します。

  

署名は、11月30日に締め切り、

大日本印刷株式会社、株式会社CTB、株式会社ワニブックス宛に郵送したとのことです。今後3社から回答があれば、このブログでもお知らせしたいと思います。

 

  

さて、女性シェルター「ほーむ」に降りかかっていた災難シリーズが感動的に完結します。 

 しかし、

まずは、 災難シリーズ1編~3編に書いた 過去の3年間の災難をまとめてみます。あまりにも災難が多くて私も数えきれないので、自分のメモとしても、ここでまとめておきたいのです。

 

女性シェルター「ほーむ」の冊子を作るために必要なまとめとなります。

 

長文になります。うっとしい内容でもあり、ここはスルーして最後の第4編(感動完結編)に飛んでくださってもかまいません。

但し、シェルターへ入居を希望の方はこの3年間の災難の振り返りは、必ずお読みください。私たちの災難を共有することで「ほーむ」での暮らしをより理解して欲しいからです。f:id:yagawafuyu:20191208173846j:plain

 3年間の災難の振り返り

築50年の中古物件を私の願いを聞き入れて元同僚のJが購入しました。固定資産税と町内会費や樹や雑草はJ、備品調達や光熱費と入居者のケアは私が担当することになっていました。
入居者は被虐待者だと分からないように、私かJの姪が一緒に住んでいる体裁にして、公的機関とは一線を引く仕様にするという話し合いをしました。
 
 
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ここからが3年間のうっとうしい災難の歴史です。 
   
私もJも管理できなくなる災難
ところが、Jは児童養護施設職員と実家の農家の兼業、しかも「ほーむ」からけっこう遠いから1年に1度も来なくなり、
私も、「ほーむ」を購入してもらってから半年後に退職し本を書き始めて、月1度見回る程度になってしまいました。
ほぼ1年間ほったらかしの状態になってしまい、その間にあらゆる災いが降りかかってきたのでした。草はぼうぼう、樹は茂り放題。
家屋というものは人が住んでいないと荒廃すると言いますが、まさしくそのようになったのでした。
 
樹木の災難
柿の葉っぱが隣の家の庭に落ちると隣のジイサンからクレームをもらう。
山茶花やモミジや柿が狭い敷地にも関わらず大木になり、周りの家や道路を圧迫しているため、「枝を払うように」という差出人不明の文書がポストに投函された。
 
そこで、向かいの家の人が文書を投函したのではと疑い話していたら、その人がいったん家に入り出て来るや、近所の電気屋のオヤジが来た。電話をしたに違いない。そして、近所の電気工事のオヤジが枝切もしていると紹介される。
 
近所でもあるし、木と雑草担当のJがなかなか作業ができないこともあり、
その電気屋のオヤジに柿と山茶花の道路にはみ出している枝払いを5000円で依頼する。(高いか安いかはわかりません、歩1分の所にあるので出張費はかからない、しかも切った枝はその場に置いていいのです。)
 
それが、不幸の始まりとも知らず、最初は感謝し柿のおすそ分けもしたが、オヤジは有難うもなくただ受け取った。最初の違和感。
 
切った枝はJが農家の実家の畑に撒くから取りに来るので、庭に置いておけばよいとした。ところが、Jは全然顔を見せない。
家屋が未入居で枝がなかなか撤去されないことが、周りに知られることになった。
 
猫のエサ撒かれの災難
それから、猫のエサ皿が庭に置かれるようになった。誰が置いているのか分からない。皿を敷地から道路に移動させるが、数日後にまた戻っている。5,6匹の猫が家の周りにいつもいるようになった。
 
ここで、自治会に皿を持っていくという考えもあるが、自治会に持っていけば証拠を隠滅されそうな予感がしていた。日本の自治会というところは「事なかれ主義」が蔓延しているところだ。それは学校や教育委員会とほぼ同じレベル。私は犯人を見つけたかったから、その時はあえて自治会に通告しなかった。
 
無断駐車の災難
そうこうしている間に、「ほーむ」の駐車場に無断駐車されるようになった。誰の車か分からず自分は近くの公園に停めて歩いて戻った。こちらの犯人は隣のジイサン。隣でいがみ合いたくないから「留守の時は使ってください」と認めた。そうしたら結構な頻度で置くようになった。行くたびに車をどかせて下さいと言うストレス。
 
給湯器凍結の災難
1年目の12月、電気、ガス、水道を引いていなかったせいか、水抜きをしていなかった給湯器の内部が凍結し水が朝方どうどうと流れたそうで、隣のジイサンが水道の元栓を止めてくれたそうだ。
手土産とともにお礼を言ってから関係が少し良くなった。修理はJの施設の卒業生の大工がしてくれた。
 
ブレーカーが落ちる災難

建物が古いせいか、微弱な雷や雨でブレーカーが落ちる。そのたびに冷凍庫の氷が溶けて水浸し。

 
古い布団の災難
職場の人から棄てるという古い布団を寄付してもらっていた。真綿の重たい古くて臭い布団だった。私の力では1枚持ち上げるのにも苦労した。2階に運び込んでときどき日に干したが、どうにも臭くてたまらない。
2階に干していた布団に、ベランダから入り込んだ猫がオシッコをした。追い払い、オシッコを拭いて、水拭きをした。
 
全身に湿疹の災難
その翌日から腕足に湿疹がでて瞬く間に全身に広がった。猫アレルギーだった。ちょうど本書きも中盤にさしかかりPTSDからフラッシュバックも起きていた頃だった。最悪の精神状態。結局臭い布団には邪気がこもると思い1年後に全部捨てることになった。
 
湿疹がひくのに6か月かかり、「ほーむ」を購入してから1年半経過した。
 
ある日庭にピンクの猫のエサ皿を持った男がボーと立っていた。電気屋のオヤジだった。猫のエサ撒きの犯人はこいつだった。エサを置かないように厳重に抗議した。オヤジは無表情。気味が悪い。
 
町内で怒鳴ってしまった災難
その3か月後、柿の木の下にピンクのエサ皿を発見し、抗議文を電気屋のオヤジに持っていき、「今度エサ皿をみたら、警察に通報する!」と怒鳴った。あー、性格が凶暴なのがばれた瞬間。
 
アライグマ侵入の災難
11月に天井裏に侵入したアライグマが出産した。糞便が天井にシミを作り、獣臭が強くなった。市役所に箱罠をかけてもらうも入らず、屋根裏の侵入口を金網で塞いだら、アライグマはそれを破いて出て行った。市役所は何の役にも立たない。
 
2年目の2018年12月、未入居状態は続いていた。また給湯器が凍結した。前回の凍結時に水抜きの必要があることが分かったが、私もJもできなかった。今度は水道の元栓を閉めていたので、水は少し流れただけだった。修理に25000円かかった。
 
翌年2019年の4月にJと大工のSにより、アライグマ汚染の天井を壊し張り替えてもらう。それまでの半年間、「ほーむ」はブルーシートで覆いっぱなしになる。
 
警察を呼ぶ災難
年明けの1月3日玄関の階段に猫のエサが直に撒いてあった。すぐ警察に電話し交番の警官に来てもらった。周りの家に警察が来ることを知らせ、原因が猫のエサであることを報告すると3軒先のHさんが「自分の家の裏庭に猫のエサを置いてよいと言ったせいだから、こちらからも厳重に注意する」との話があった。
 
山茶花が密集しているのでスズメバチが飛んでいた。向かいの家の人から困るといわれたので、仕方なく小さい電動のこぎりを購入し、脚立に登ってできる限り切ったが手が届かないところが残った。70歳近い私がやるのでは限界がある、やはり木は7歳若いプロのJにまかせたいが。その後梅の木と山茶花はJがきれいに剪定する。
 
隣の家の雑草と足長バチの災難
隣のジイサン一家が引っ越して隣の庭は今度は私たちよりひどい雑草がはびこってきた。
反対側の家の(7人+犬2匹で2部屋で暮らして一日中がなり立てていた住人)も引っ越した。跡地は捨てていった家具や自転車6台、物干しざおなどが散乱し壮絶雑草ぼうぼう、いつの間にか柿の若木が自生して小さな実をつけた。ヘクソカズラがフェンスにまといつき、そこに足長バチが飛び回るので、市役所に連絡したら環境課が来たがなんの役にもたたない。
 
1階のスタッフルームが暮らしにくい災難
アライグマの夜中の行動を観察するために、意を決して宿泊することにした。泊まってみるといろいろ不便な部分が分かった。大雨の日に寝ているとプレハブトタン屋根に打ち付ける雨音で一睡もできなかった。プレハブ部分は隙間が多いらしい。外の話し声は丸聞こえだ。冬は隙間風が入るから、ガラスにプチプチをはったら大変具合が良い。音や寒さも緩和された。
 

車のサイドミラーを動かされる災難

駐車場が異常に狭いのに縦列駐車しなければならない。軽自動車でもどうしても駐車場からはみ出してしまう。そういうときサイドミラーを折らんばかりに動かされた。一度若い男が、こんな置き方してと吐き捨てるように通りすぎたからソイツかもしれない。だから、どんなに時間がかかっても駐車場にすっきり納めなければならない。5分くらいかけて、100回くらい切りかえしてなんとか納める。

 
自治会に無視される災難
猫のエサ撒きを止めてほしいから、会報にその件を掲載してほしいと文書を提出した。ところが、いつまで待っても載らないので知り合いの元市議から自治会長に連絡を入れてもらった。
驚いたことに、その文書は握りつぶされていた!新しい自治会長は何も知らなかったと驚いていた。自治会長が体質を変えると誓ったが、3か月も音沙汰がない。
 
Jが実家で摂れた新米を持ってきてくれたので、自治会長宛てに自治会に届けた。そのとき役員の一人と話をしたが、文書の存在は知っていると認めたが、のらりくらりオヤジを擁護する気まんまん。
腹が立つが、そこは抑えて、私がケアマネジャーをやっていて今住んでいる自治会の役員をしているが、移り住んだ時にはこちらの自治会のお役にたちたい。電気工事や大工の若い衆が移り住んだ暁には、夏祭りなど手伝わせますよ、など、過去の仕事を現在にしたり、はったり含めて私たちを大事にしたほうが良いと思わせるよう話し、最後は笑顔で退く。
 
 
 

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女性シェルター災難シリーズ第4編(感動大逆転編)

 

すべてが好転しました。自治会もエサ撒きを告知してくれました。今年から給湯器は絶対凍結させない決意でガスを引きました。Jが初めて宿泊を担当してくれました。

 

 自治会の会報に、やっと
「住民の方から申し入れがありました。他人の家にのら猫のエサを撒くのは止めましょう。猫をかわいがるのはいいことですが、お互い協力して住みよい町内にしましょう」と載った。
 ん?のら猫?電気屋オヤジが飼っている茶猫タマに、オヤジが他人の家の敷地内でエサをやっているんですけど。自治会長も、のら猫と書くことで落としどころを見つけたつもりかもしれない。ヤレヤレ。
 
タマは3軒先の家の裏庭にある室外機の上にずっといる。日が当たらないから冬は寒そうだし、雨がふれば濡れたままだ。なぜ、オヤジは自分の家や店の中に入れてやらないのだろう。ずっと見ていると虐待ではないかと思い始めタマがかわいそうになった。エサだけ持ってきて、あとはほったらかしなのだ、おかしい。
 
タマが騒々しく鳴いたので、2階のベランダでスマホを抱えて待っていたら、油断しきった猫オヤジがピンクのエサ皿を堂々と手にもって歩いてくるではないか。ズームしてパシャリ×2。撮れた!手にピンクのエサ皿を持ったオヤジの画像、鮮明に。動かぬ証拠だ。
エサは「ほーむ」のベランダから見えない5軒先の空き家に停まっているバイクの陰に隠して置いていた。そこに行って、食べているタマとエサ皿も一緒に写真撮影。
 
8月に、オヤジの顔を見たいと2時間も張ってくれていた警官がパトロール票をポストに入れてくれたので、さっそく電話。顔撮れたから見に来てください。たまたま1月に来た警官が電話に出て、経過を聞きたいというので詳しく説明した。
 
それからすぐの自治会会報で上記の告知があったという訳です。警察が忠告してくれたのか。
 
 
裏通りのその空き家の隣の家にも猫除けのペットボトルが置いてあり、「ほーむ」の枝切をしているとそこの女性が私のほうに笑顔を向けた。表通りの班長の女性も私が道路を掃いている姿をみてニッコリ笑った。
 
それ以来、写真を撮られたことを知った猫オヤジは、「ほーむ」のベランダから見える範囲には来なくなったが、相変わらずタマが鳴くのでそばまでエサを置きに来ているのが分かる。
 
うん、そうか、みんな言えないでいたんだ。私がガツーンと言ったのが、町内に一石を投じたことになった。喜んでいる人も結構いるらしい。通りすがりの女性も「エサ撒くな」の張り紙を見て、応援していると言ってくれたし。。
 
まだ油断はできないが、冬の間は給湯器の凍結の見張り、エサやりの見張りのためにほぼ「ほーむ」で暮らすことにした。
 
 

 電動のこぎりはこんな感じ、コード付きだから家の中から延長コードを引っ張る。

 

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そして、私は電動のこぎりと脚立に慣れて、今年は一人で紅葉の枝をかなり切り込んだ。12月はいよいよ太い柿の枝を一人で切ってみようと思う。
 
そして、忙しく連絡も取れないJも、月1回は来ると約束してくれて10月、11月と宿泊してくれた。メールも数日中に返事が来るようになった。悪気はないのだ。Jは発達障害気味の感性で生きていた。そして、私もPTSDをかかえて生きている。障害手帳こそないが、二人ともなかなかな人生なのである。
 
でも、私とJに共通していることは、虐待されている人のために尽くしたいというピュアな気持ちだ。これだけは掛け値なし。(*^^)v
 
      。。。最後まで読んでくださって有難うございました。
 
 

 

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