ここしばらくセルフネグレクト状態で、健康的生活は敵だくらいに思って暮らしてました。が、一念発起、健康な生活に取り組むことにしました。
なすべきこと
その1:睡眠誘導剤服薬を中止する。
その2:血圧を下げる。
その3:歯を長持ちさせる。
睡眠誘導剤を飲み始めた理由
子どもの頃、父親を撃退するために夜中の3時まで目を覚ましていなければならなかったから、その後遺症で、どうしても夜中の3時をすぎないと眠れない。
朝起きるのが辛いから9時~5時の仕事は地獄だった。
アルコールをしこたま飲んで眠っていた20代~30代の頃は、酒瓶が部屋中に転がっていた。
二日酔いの頭で、むかむかする胃袋を無いことにして仕事をした。毎日飲んでいるのは、見る人がみれば分かるらしい。嫌味も言われたが、私は飲まないと眠れなかったから、私の何を知っているのかと思うだけ。よくまあ、アルコール中毒にならなかったものだ。
だから、学習塾の経営を始めてからは早くても11時出勤だから、それは楽になりました。
20年間営んだ学習塾を閉じてから目指したのは介護職。これもシフト制で早番遅番、私のすきな夜勤まであるじゃあないですか。13年やりました。
塾を閉じたとき私は肉体労働がとてもしたいと思った。本当は大工とかそういうのがしたかったけど、齢50歳になってしまっていたもので、さすがに無理と諦めたら、運よく介護保険制度ができて教育から福祉へシフトすることにしたのです。
高齢者介護の夜勤はとても性に合っていた。皆が寝静まって、いっとき喧騒が止むのが夜中の3時、夜中はワンオペなのでひとりで働けるのもとてもいい。かつて子どもの頃は恐怖と怒りで目を開けていたこの時間帯が、静けさとともに訪れる。
ふっと息をして施設の窓から外を見る。紺青の空を背景に、樹木の濃い緑の葉を黄色い常夜灯が照らしえもいわれぬ美しさ。
この時間が好きになった。
しかし、
いくら夜勤が好きとはいえ、早番にそなえて睡眠調整をするのが大変だった。
15年前、ある人からアルコールより眠剤のほうがいいと聞いた。その人は鬱病で眠剤を飲んでから仕事もできるようになったという。
10年通っている病院の内科で頼んでみた。介護の夜勤があるので、睡眠調整に睡眠誘導剤を出してほしいと。長く通っている病院だったから、忙しくて病院に通えないのでできる限り多く出して欲しいという要求にも院長の許可が出た。病院は介護関係には寛大だ、お仲間だからね。おかげで薬をとりにいくのは4か月に一度で済んでいる。
計算してみた。一日25円で済んでいることになる。市販のドリエルなどは一日分200円~300円になるから、これは大変な差である。
そういうわけで、私はこの10年間、気楽に睡眠誘導剤で眠りを手に入れてきた。それでも、やはり薬には抵抗があるので、なぜなら私は何物にも依存するということを忌み嫌うので、できる限り少なくしようと心掛けた。
マイスリー5mgを半分にして飲んだ。レンドルミンは中毒性が強いので予備的にこれも0.25mgを半分にしてときどき用いた。
ところがである、ここ最近セルフネグレクトが強くなり、なんかいろいろどうでもよくなった。半分にするのが面倒でマイスリーもレンドルミンも1錠そのまま飲んでいた。
眠剤を止めようと思ったきっかけ
眠剤を飲んで、さらにアルコールもかまわず入れるからおかしな現象が起こるようになった。
朝起きてみると、誰かがご飯を食べた皿やハムやらチーズやらいろんな食材が散らかっている。ポテトチップスの袋が開いていてチップスのかけらが散乱していた。
ギョッとする。一人暮らしなのだから自分が食べたに違いないが、全く記憶にない。確かに胃は重い。おなか回りが徐々に拡大してきた。夢遊病です、ヤバい。
そんなことが増えてきて、その朝は自己嫌悪で始まる。眠剤を飲むと食欲が増進してしまうらしい。
眠剤を止めなきゃ、と思い始めた。
そんなこんなの時、眠剤を出してくれていた病院の新しい医師から「薬だけ出すわけいかないから、たまに診察を受けて」と言われた。確かにそうですね。もう仕事をしてなくて朝早く起きる必要もないから、眠剤が必要かどうか考え始めた。
シェルターの災難のごたごたとワンオペ状態にイライラが募り、つい眠剤とアルコールで強制終了する日々、そして先に書いた夢遊病出現と悪化の一途をたどったが、ここにきてストレスの原因がほぼ改善され、心は平静を取り戻しつつある。
特定検診でいいよと医者が言うから、
眠剤を貰うために市でやっている高齢者向けの無料の特定検診を受けに行こうと思った。家にある血圧計で図ると血圧がちょっと高い。降圧剤を強制されるのは嫌だなあ。
手首で血圧を測りながら検診を受けるタイミングを探った。でも、いよいよ特定検診の締め切りが迫っている。急がなければならない。
横になって測ったら138-82。起きて測ったら、145-88。まあ、これなら降圧剤を強要されないだろう。今日は行こうと家を出た。
車で5分の病院へ向かう。駐車場でもう一度測ってみた。
なぬー!180-98。
15分車の中で安静を保って再計測、183-101。上がってる~、だめだ、こりゃあ。
私は病院高血圧症で、病院で測るといつも高い。それにしてもこんな値は初めてだ。今日は止めよう。これ、完全に一生降圧剤を飲む運命にはめられる。
翌日測ったら142-85。そうよ、これがいつもの値なんだってば。なんで病院行こうとすると上がるかなあ、一生病院いけないじゃない。
で、気が付いたわけです。
私が病院で検診を受けなければならないのは、ひとえに眠剤を処方してもらうためである。→眠剤を貰わなければ、検診は受けなくてよい→検診を受けなければ降圧剤を強制されなくてすむ→眠剤を止めればよい、夜中に食べまくる夢遊病も腹回りも改善される。
という訳で、3日前から眠剤を飲むのを止めてます。
眠剤をやめている状態は?
睡眠誘導剤(マイスリー、レンドルミン)を止める決心をして3日目に入った。眠剤なしで布団に入ると、眠りが浅くだいたい朝まで半覚醒の状態でうつらうつらしている。眠ったと自分自身に思いこませる。3日目の今日はさすがに日中眠い。そこを我慢して起きている。
眠いわりに頭はすっきりしている。もう、眠剤なしでも眠れるようになっているのかもしれない。アルコールも飲みたいと思わない。そもそもお酒はおいしいと思ったことがないけど、眠るために飲んでいたから飲まないでいられればそのほうが良い。
食欲も落ち着いた。塩分も控えるようになった。
医者は私が検診を受けなかったのを不審に思うかもしれない、でも忘れているほうの確立が高い。もう、眠剤を貰いに行かないからいいや。
歯磨きと歯ブラシとリステリンのこと
私の子どもの頃の60年前は、歯磨きなどのオーラルケアが徹底されていなかった。夜は歯を磨く習慣がなかった。というか、家庭環境がそんな悠長なことしていられる状態ではなかったしね。他の良いお家はしていたのかもね。
朝磨いて、昼と夜は磨かないという生活が普通だった。
したがって奥歯は虫歯ですべてが冠をかぶっている。その一つがとれた。
説明が親切で人格者の同年代の歯医者さんに20年も通っていたが、その先生がとうとう病気で廃業することになった。
それから私の歯医者流浪の生活が始まった。現代の設備が良いのは分かったが、若い医者は高圧的でかつ、経験不足からか評判に過剰反応するのが嫌だ。もう通う気にならない。
土台の歯が少ないから、抜いてインプラントを入れようと強要されるに違いない。部分入れ歯は他の歯を痛めて結局周りの歯も抜くことになる。どちらもだめだ。
虫歯になったら歯医者に行かざるをえないし、行けば冠がとれた歯を発見されてしまう。絶対に虫歯は作れない。
で、私は考えた。私の寿命はあと15年くらい。だったら、工夫次第で持ちこたえられないか。
そういうわけで、歯のケアを真剣に考えてみた。(歯医者が嫌いなので、そして良い医者に巡り合えないので、歯医者に行かずにできる方法)
口の中にはミュータンス菌がいる。これが虫歯や歯槽膿漏の原因菌だ。歯ブラシを一度使うと、口の中のミュータンス菌が歯ブラシに移る。その汚染された歯ブラシでまた歯を磨くとミュータンス菌を口の中に戻して増殖をさせることになる。
歯ブラシの交換を怠ると、歯茎はけっこう腫れたりしていた。
そこで、1日1回、歯ブラシとコップを中性洗剤で洗ってみた。歯茎はぐんぐん健康になって、今では腫れも出血もない。冠がとれた歯だけは歯茎が柔らかいのでたんねんに磨く。
そのあとリステリン・トータルケアでゆすぎ、デンタルフロスや爪楊枝で歯垢をかきとる。ときどき、フッ素のメディカルコートを使う。
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これを始めてから、歯茎が健康を取り戻してきた。これはいい。
と、思っていたら、育児パスコーさん(id:pastel_soft)のブログで、
リステリンのせいで、洗面所の配水管が詰まる現象が多発しているという記事を読んだ。リステリンの成分が配水管内の髪の毛などのたんぱく質を固めて配水管内に付着して水がながれにくくなるというのだ。
ドキッ。さっそくリステリンを使った後は多めの水道水で流すようにしている。
。。。 以上、セルフネグレクトからの生還は、医者の一言でした。感謝。