2019年もいよいよ終わりになりますね。今年は前半に悲しい判決ばかり出て辛かった。
けれど、後半になって4件も立て続けに嬉しい裁判がありました。
嬉しい気持ちで2019年を終わることができるのがなによりです。🌸
19歳の娘に13歳から性虐待を繰り返していた父親が無罪になった衝撃の判決に対して、
検察が名古屋高等裁判所に控訴しました。現在審議中です。
私の主治医で、PTSD心理鑑定書を私の本に載せることを快く承諾してくれた小西聖子(たかこ)医師が、名古屋高裁で証言をしてくれました。感謝します。
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19歳娘は抵抗不能の心理状態 性的虐待で精神科医が証言
12/13(金) 20:13配信
2017年に抵抗できない状態の19歳の娘に性的暴行を加えたとして、準強制性交罪に問われ、一審名古屋地裁岡崎支部で無罪判決を受けた男性被告の控訴審第2回公判が13日、名古屋高裁(堀内満裁判長)で開かれ、検察側証人として出廷した精神科医が「長年性的虐待を受ける中で、娘は(新たな暴行に)抵抗できない心理状態になっていた」と証言した。
抵抗が著しく困難な「抗拒不能」の状態だったかどうかが争点。精神科医は今年7~8月に計約15時間娘に面接した。
この日の公判で、精神科医は「それまでの無力感やあきらめの気持ちに新たな恐怖が加わり、心理面に大きく影響した」と指摘した。
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幼い娘と大人の父親との圧倒的な力関係は、ヘビとカエルのようです。実際私も幼いころは大きな大人の父親の前で体がすくんでしまい身動きできず呼吸すら難しい感じでした。
蛇に飲み込まれるまえ、助からないと諦めたカエルは痛みと苦痛を回避するために、感覚を遮断するそうです。
ライオンに咥えられたガゼルも苦痛から逃れるために自ら仮死状態になるそうです。
私にはその感覚が分かります。
今でも人がうんとそばに寄ってきた時など一瞬でフリーズ(乖離)してしまいます。私の乖離はその場から逃れたいと思うとき、起きます。
意識はあるのですが思考と動作が停止します。
人は話しかけても反応しない私を不審に思い、つついたり腕を触ったりします。
その身体接触された部分が火で焼かれたようにいつまでも痛みます。
これが私のPTSDの症状です。
だから、触られるのが死ぬほど嫌な私は、つつかれたところが焼け火箸を押し付けられたように痛み、フリーズしたまま内部でパニックを起こしています、ピクリとも動かないままで。
ふつうの日常生活で起きるこの乖離は数分で終わり、
そのことについて私が語らない場合、
人にはわかりません。
本当は、身体接触してきた人間を、誰であれ
ひどく憎んで、怒っているのです。
大人になってからは、相手が理解できる人だと思う場合には、
その場では言えなくても、あとで必ず説明することにしています。
説明しないと分からないでしょうから。
19歳の娘の裁判の
傍聴で名古屋高等裁判所に行かれた方もおられたでしょうね。
有難うございます。
私は、鵜飼裁判長あてにハガキで抗議しました。他にも呼びかけに共感してくれて、岡崎支部にハガキを送ってくれた方が数人いました。有難うございます。
いろいろな人がいろいろな方法で抗議の声をあげていましたが、
厚顔無恥な人物には直接目に触れる物体を原始的にぶつけるのが良いと思いました。
エグイので上品な方々はできないでしょうけど。
でも、私はこれからもやりますよ。
そして、暮れになって嬉しい判決が立て続けに報道されました。
17歳の娘をレイプした父親に6年、14歳の娘をレイプした父親に7年の実刑判決が出ました。
先の19歳の娘をレイプした父親の裁判が名古屋高裁で審議中なので、少なからず影響があると思います。
いや、絶対影響しろ!
本当は6年ではだめです。加害者が6年で出てきた時娘にどんな危害が加えられるかわかりません。親に殺されると思ったことがある私にはその恐怖が、分かります。
裁判に勝ったからと言って、生理的な嫌悪感は減りません。PTSDの症状は相変わらず追いかけてきます。
だから、
裁判に勝っても親から逃げ続けなければなりません。
親から逃げ続けるのは、みずから地獄へ走るのと一緒。死を覚悟し、息をひそめて生きていました。
親がいくらかの世間体があれば追いかけるのは得策ではないと考え放置するでしょうが、
親に絶大な権力があり、スキャンダルを恐れる場合は人を雇ってでも口をふさごうとするかもしれません。私の場合はこれに近かった。
逆に、暴力的で無頼な親なら出所した後、恨みのあまりやはり命を取ろうとするかもしれません。
裁判に協力してくれた人々など、あなたの周りにあなたを守り協力してくれる人をできる限り多く集めてください。あなたの安全のために働こうとする人々は決して少なくありません。私もその一人です。
私たちのシェルターがあなたの逃走と自立に何かの助けになるなら、頭の片隅に入れておいてください。そのためにも、私たちのほーむの位置や外観の情報は隠しています。近所の交番にはパトロールを頼んでいるし、来年は防犯カメラ設置も検討しています。
6年でも少ないくらいです。
先の19歳の娘への性暴力のほうが長期間に及ぶのですからもっと長くなければいけない。
年齢を19歳で判断しているのがおかしい。その娘は13歳の時からレイプされているのだ。そして、性虐待の場合、言えるようになるまで何十年もかかることがあることを考慮するなら、時効は撤廃すべきだし、証拠なんか取れるわけがないのだから証拠提出のようなナンセンスは要求するな。
そもそも、親を性虐待で訴える時点で子どもにはなんのメリットもない。
にも拘わらず、決死の覚悟で訴えているのだ。
子どもが自分の将来を潰してまで訴えている言葉を聞くべきなのだ。
親からの性暴力は終身刑(税金がもったいないから死刑でもよい)にしてもいいと思います。刑務所から出すということは、再度犯罪を犯してよいと言っているようなものです。
性暴力を働く人間は、猫や小動物を痛めつけて性的快感を得る類の人間と同じ種類です。再犯率が高いのは、刑務所での矯正がうまくできないことを意味しています。
そんな人間でも自分の子を持つことができるのが、恐ろしい。
子を持つのは免許制にして欲しい。
子は虐待されるべき運命を持って生まれさせられたということになる。
そして、そして、加害者が他人でしたが、長い戦いをしていた伊藤詩織さん。
伊藤さんは民事で山口敬之(のりゆき)に勝訴しました! ぎゃくに山口敬之(のりゆき)の名誉棄損裁判は却下されました。
忍耐の勝利い~~~!
私は2018年出版の
「もう、沈黙はしない。。性虐待トラウマを超えて」に、
17人の当事者の手記と、その本についての私の独断的書評、4人の当事者が書いた指南書を載せています。
当事者の手記の最後を飾ったのが2017年出版の伊藤詩織さんの
「BLACK BOX」でした。
政治の匂いをぷんぷんと感じながら、マスコミも誰もそこに触れないのが奇妙だ。
気骨のあるマスコミ人はいないのか?
ただ、外国人特派員プレスの会見で、外国人の記者が、なぜ刑事告訴が不自然に不起訴になったのかと質問していた。右翼のお友達の小川栄太郎と並んで座っていた山口敬之は当たり前だが政治家の影響はないと答えていた。伊藤詩織さんは、いまだ疑問が残ると答えていた。ここにも日本会議の影が。。
そもそも、ロサンジェルスから帰国する山口敬之を警察は空港で逮捕しようと待ち構えていた。そこへ突然撤収の命令が警視総監から下り、警察は山口敬之を見逃す。
安いテレビドラマじゃあるまいし、警視総監が一介のテレビマンの山口敬之をなぜ知っているのか、なぜ空港に到着するのを知っているのか、なぜ警察官に手を出さないように命令するのか、おかしいじゃないか。
山口敬之は安部総理を礼賛する安部総理の自伝を3冊も書いた。いわば安部氏の御用作家だ。その立場が警察の忖度を誘ったのか。
忖度であれば、警察がおちょこちょいにも勝手に判断したことになり、安倍総理も山口も傷つかない。警察が馬鹿だで済んでしまう。しかし、伊藤さんの意をくんで調査しようとしていた警察官は悔しさをにじませたという。
さあ、
みなさん、このミステリーが2020年には面白い展開を見せますよ。お楽しみに。
2020年は、この辺りを追求していこう。じっくり見ていこう。
それにしても、今年は政治家がお友達とつるんでよく遊んだ年だったなあ。
台風のさなか、自分の家だけ見に行った政治家もいたなあ。
大きな国家プロジェクトで副収入をもくろんだり、お忙しいことで。
私たちも権力を握ると、それと知らずに私物化するかもしれない。万が一権力を握ったら気を付けようね。うん。
🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
それでは、新年を迎えるにあたりご挨拶申し上げます。
今年はお世話になりました。
2020年が皆様にとって良い年でありますように。
来年もひきつづきごひいきに
宜しくお願い申し上げます。
_(_^_)_ 🌸矢川冬